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2015年3月 2日 (月)

民事不介入のウソ

 川崎中学生リンチ殺人の話題になってしまうが、今朝のフジテレビ「とくダネ」で、「目の周りにあざを作っているのを見た時点で、何か対処はできなかったか」という質問に、「民事不介入ということで警察も関与できない」という、あきらかに間違ったコメントをしているアホがいた。

 上村遼太くんの「あざ」が暴力が原因であれば、それは刑法の傷害罪であって民事ではなく刑事事件だ。

 しかも傷害罪は親告罪ではないのだから、被害者からの訴えがなくても国家が介入して罪を裁かなくてはならない問題なのだ。

 「民事不介入だから立ち入れない」なんて、とぼけたコメントを出演者一同なっとくして会話を続けていた。

 馬鹿なことを言うものじゃないよ。

 この人は経済の専門家なのかもしれないが、法律の専門家ではない。

 テレビは、なんでも知っているふりをして、とにかく言葉をとぎれなく発する人が重用される。

 大学の先生だとか、お医者さんだとか、弁護士だとか、経済評論家だとか、知識人と言われる人たちが、自信をもってコメントをする。

 なんでも知っているふりをすることが大事だといったが、さらにそれを自信をもって喋らなくてはならない。

 すべて断定で物を言うことが肝要で、「ということらしいですよね」などと、正確な発言をする者はテレビの世界では使ってもらえない。

 経済学者が法律論を語ったり、弁護士が経済についての見解を述べ、医者が政治の問題を解説するということが行われている。

 日常生活の中では、喧嘩沙汰のような騒動は数限りなく起こっている。

 
 喧嘩で顔を腫らしたり、あざをつくったからといって、すべてを警察が事件として取り扱ってはいられない。

 それはわかる。

 だけど、警察から見れば日常茶飯事のような傷害事件の裏に、今回のような大きな事件の要素が潜んでいることもある。

 上村遼太くんの事件に限らず、幼児虐待から幼児殺しに発展したり、男女関係のもつれからのストーカーが殺人に及んだりすることが多々ある。

 重大事件に関係するかどうかを判断するのは難しい。

 だから、助けを求める人を救済することのみを目的とした機関を作ってもらいたいのだ。

 幼児や子供の場合、法的に親権者の同意がいるのかもしれない。

 しかし、親権をとりあげるのではなくて一時保護することを認めるだけであれば、比較的簡単に立法化できるのではないだろうか。

 ぜひ、ぜひ、検討してもらいたい。

 親、夫婦、恋人、知人間であっても、暴力は刑法の傷害罪にあたる刑事事件であって、、決して民事ではないことを重ねて申し上げたい。

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