女子マラソン世界選手権選考に増田明美さん異論
8月の世界選手権マラソン出場選手の選考を巡って、増田明美さんが日本陸連に疑問を呈した。
女子代表は、先日の名古屋女子マラソンを2時間22分で走った前田彩里は文句無し。
このレースは私も見たのだが、前田さんの走りに、テレビに向かって大きな声をだして応援した。
このレースで、伊藤舞選手は24分台で日本人2位。
24分という記録は候補選手の中では2位。
時間で世界選手権の有力代表候補になった。
このレース後の解説では、前田さんは当確。
2番手の有力候補は横浜国際覇者の田中智美さん。
3番手が、伊藤選手と大阪国際で日本人トップの重友梨佐さんというニュアンスだった。
ただし、田中、伊藤、重友の3人から誰が選ばれるかは微妙だとも言っていた。
私は、田中選手のレースも見ていたが、ゴール直前の競り合いは、これまた感動ものだった。
普通ならここでアフリカ選手の引き離しにあうところなのだが、競り合いに勝ったのは田中選手だった。
ケニアの選手を振り切った姿が目に焼きついている。
私は増田さんの意見に賛成だ。
選考レースで優勝しても候補に選ばれないというのなら、選考レースの意味はない。
日本人1位であっても全体の3位4位では資格を与えられなくても仕方がない。
しかし、優勝は別だろう。
マラソンは駆け引きが重要なスポーツだ。
タイムが28分台とか30分台とかいう悪いタイムだったら別だが、優勝した選手は選ばれるべきだろう。
そもそも、いつも問題になるのだが、日本のスポーツの選考方法はおかしい。
マラソンの選考方法がその代表格だ。
選考基準になる大会が3つもあるということがおかしいのだ。
オリンピックにしても、世界大会にしても、試合は一発勝負。
選手たちはその日程に合わせてスケジュール組み試合に出場するわけだ。
試合の当日に最高のコンディションに仕上げるのも選手の大事な要素だ。
だから、選考レースは1つだけにするのが良い。
そのレースにコンディションを仕上げることができるかどうかも、立派な選考基準だろう。
それが一番分かりやすく公平な選考方法だと思う。きている。
アメリカの選考は一発勝負。
有力な金メダル候補でさえ選考からはずされてしまうことがある。
陸上短距離こそ持ちタイムが重要な種目であるが、それでさえも1回限りの試合で代表選手を選定している。
テレビで、100メートルの選考レースを見たことがあるが、選手のプレッシャーが画面を通じても伝わってきた。
これが一番公平な選択だと思うのだが。
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