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2015年4月16日 (木)

電話帳登録方法

  商談をしているパーマ屋(美容室)さんの住所を調べるために電話帳をひいた。

 屋号は「★★★」さん。

 まずは青色の電話帳で調べてみた。

 青色の電話帳は企業名の電話帳だ。

 表記は大きな活字で「ハローページ」とある。

 どうして「ハローページ」なのだ?

 「ハロー」はこんにちは。

 でも「ページ」じゃなくて「ブック」じゃないのか?

 英語が苦手な私は、電話帳を引くたびにいつもそう思ってしまう。

 ともあれ、青色の電話帳で「★★★」さんを探してみた。

 青色の電話番号は50音別の電話番号なのだが、「★★★」という店名の登録はない。

 あっ!まただ!

 
 パーマ屋さんだけでなく、飲食店やホテル業の方もよくやる失敗登録だ。

 そこで私は、黄色の電話帳を引っ張りだすことになった。

 黄色い電話帳は職業別の電話帳。

 これまた、黄色地に黒ベタ白抜きの巨大な活字で「タウンページ」という表示が目にとまる。

 そして、日本にいて日本語を使うのが申し訳ないとでもいうかのごとくに、その数10分の1の小さな活字で「職業別」とある。

 日本語を使うのがはずかしいのなら、いっそのこと「ハローページ」じゃなく「
Hello Page」と書けばいい。

 そんなことを思いつつ、「美容院」のページを開けた。

 開けてびっくり。

 美容室の多いこと。

 「★★★」での登録はない。

 さてさて、「★★★」さんの正式の屋号はなんだろう。

 美容室ではじまる店名が10数店あるが、「★★★」という名前の店はない。

 次に多いのが「ビューティーサロン〇〇〇」だが、ここにも「★★★」はない。

 ヘアースタジオではじまる店も多いし、ヘアーメイクではじまる店もある。

 なぜかヘアースペースではじまる店もひとつではない。

 「カットハウス〇〇〇」というのもいくつかある。

 頭文字になんてつけてるんだぁ?

 サロンドで始まる店も10店以上もある。

 結局、職業別の電話帳を最初からあたるしかない。

 飲み屋さんにも、この手の登録が多い。

 たとえば「スナック星子」が屋号だとしよう。

 だけど、「スナック星子」のお客さんは、「スナック星子に行こう」なんて言わない。

 「星子に飲みに行こう」というはずだ。

 居酒屋さんなんかでも、たとえば「居酒屋『暖炉』」という店があったとしたら、お客はその店を「暖炉」と呼んでいるはずだ。

 居酒屋という呼称も、「旬食亭〇〇」だったり「うまか家〇〇」と、多岐にわたっている。

 もし電話帳を引くなら、接頭語の「居酒屋」や「旬食亭」で電話帳を引くお客さんは少ないはずだ。

 これはすべての商売につながる。

 衣料品店でも、「洋服の〇〇〇」だとか「着物の〇〇」なんて屋号をそのまま電話帳に載せても、電話帳に載せる意味がない。

 たとえばユニクロが「衣料品店ユニクロ」というのが正式名称だったとするでしょ。

 でもみんなから「ユニクロ」と呼ばれていたら、「ユニクロ」で登録すべきなのです。

 特にホームページをもっていないお店の方は、次の電話帳登録書き換えのときには、ぜひやってみることをおすすめします

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