電話帳登録方法
商談をしているパーマ屋(美容室)さんの住所を調べるために電話帳をひいた。
屋号は「★★★」さん。
まずは青色の電話帳で調べてみた。
青色の電話帳は企業名の電話帳だ。
表記は大きな活字で「ハローページ」とある。
どうして「ハローページ」なのだ?
「ハロー」はこんにちは。
でも「ページ」じゃなくて「ブック」じゃないのか?
英語が苦手な私は、電話帳を引くたびにいつもそう思ってしまう。
ともあれ、青色の電話帳で「★★★」さんを探してみた。
青色の電話番号は50音別の電話番号なのだが、「★★★」という店名の登録はない。
あっ!まただ!
パーマ屋さんだけでなく、飲食店やホテル業の方もよくやる失敗登録だ。
そこで私は、黄色の電話帳を引っ張りだすことになった。
黄色い電話帳は職業別の電話帳。
これまた、黄色地に黒ベタ白抜きの巨大な活字で「タウンページ」という表示が目にとまる。
そして、日本にいて日本語を使うのが申し訳ないとでもいうかのごとくに、その数10分の1の小さな活字で「職業別」とある。
日本語を使うのがはずかしいのなら、いっそのこと「ハローページ」じゃなく「
Hello Page」と書けばいい。
そんなことを思いつつ、「美容院」のページを開けた。
開けてびっくり。
美容室の多いこと。
「★★★」での登録はない。
さてさて、「★★★」さんの正式の屋号はなんだろう。
美容室ではじまる店名が10数店あるが、「★★★」という名前の店はない。
次に多いのが「ビューティーサロン〇〇〇」だが、ここにも「★★★」はない。
ヘアースタジオではじまる店も多いし、ヘアーメイクではじまる店もある。
なぜかヘアースペースではじまる店もひとつではない。
「カットハウス〇〇〇」というのもいくつかある。
頭文字になんてつけてるんだぁ?
サロンドで始まる店も10店以上もある。
結局、職業別の電話帳を最初からあたるしかない。
飲み屋さんにも、この手の登録が多い。
たとえば「スナック星子」が屋号だとしよう。
だけど、「スナック星子」のお客さんは、「スナック星子に行こう」なんて言わない。
「星子に飲みに行こう」というはずだ。
居酒屋さんなんかでも、たとえば「居酒屋『暖炉』」という店があったとしたら、お客はその店を「暖炉」と呼んでいるはずだ。
居酒屋という呼称も、「旬食亭〇〇」だったり「うまか家〇〇」と、多岐にわたっている。
もし電話帳を引くなら、接頭語の「居酒屋」や「旬食亭」で電話帳を引くお客さんは少ないはずだ。
これはすべての商売につながる。
衣料品店でも、「洋服の〇〇〇」だとか「着物の〇〇」なんて屋号をそのまま電話帳に載せても、電話帳に載せる意味がない。
たとえばユニクロが「衣料品店ユニクロ」というのが正式名称だったとするでしょ。
でもみんなから「ユニクロ」と呼ばれていたら、「ユニクロ」で登録すべきなのです。
特にホームページをもっていないお店の方は、次の電話帳登録書き換えのときには、ぜひやってみることをおすすめします。
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