上西小百合衆議院議員と杉村太蔵元衆議院議員
国会を病気で欠席しながら、その前後行動に問題があったとして維新の党を除名された上西小百合衆院議員。
維新から議員辞職も求められているが、それに対しては「法律で議員を継続することが認められている以上、国民の声を国政に届けると選挙時に約束したことを貫いていきたい」と議員活動の続行に意欲を示している。
盗人たけだけしいにもほどがある。
「国民の声を国政に届ける約束を貫いていきたい」なんて言っているけど、比例区で当選したわけで、無所属になった今、維新を指示する選挙民の声は届けようが無いだろう。
しかし、私が今西さんの立場だったら、やっぱり辞めないかもしれない。
辞職すれば、政治生命は完全に尽きる。
現在の制度では、本人が辞めるといわない限り国会議員を辞めさせることはできない。
国会議員は、歳費に加えて月額100万円の文書通信交通費が支給される。
これについては領収書はいらないし、しかも非課税。
公設秘書を最大3人置くことができるが、公設秘書には国から高い給料が出る。
政策秘書には資格が必要だが、残る二つの第一秘書、第二秘書には資格はいらない。
自分の関係者を公設秘書として雇とえば、国が高給を支払ってくれるのだ。
かつて、郵政解散総選挙で、小泉旋風に乗って当選した杉村太蔵議員が当選後の奔放な発言が話題をふりまいた。
まずは、「棚からぼた餅という言葉は僕のためにあるような言葉」からはじまり、「(当選して)真っ先に議員の給料を調べました。」「びっくりしましたよ。議員報酬でBMWを買いたいです」と続いた。
さらには、「黒塗りのハイヤーに乗って料亭通いしたい」だの、「議員宿舎への入居が楽しみでしょうがない」だの、「無料パスでグリーン車に乗り放題」と、軽率発言はとどまることを知らなかった。
目に余る軽率発言に、時の幹事長武部勤さんに、「許可なく発言禁止」の命令を受けた。
軽率の誹りをまぬがれない杉村さんの発言だが、それが本音の国会議員がたくさんいるだろう。
富裕層クラスの給料をもらいながら、拘束時間は少ない。
会議中に居眠りしたり、会議を休んでもおとがめ無し。
維新をクビになったとしても、「法律で議員を継続することが認められている」んだから、「辞めてたまるものか」というのが本音だろう。
ましてや選挙は終わったばかり。
現政権の安倍政権は、しばらくは安泰のようだ。
おそらく任期は、あと3年以上もある。
「国民の声を国政に届ける」といって、ごまかしておけば、3年で1億円の金が入ってくるのだ。
辞めるはずがない。
あの厚顔無恥な顔は、「なんと言われようが、しがみついてはなれない」といっているように見えるなあ。
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