声帯摘出したつんくさんに元気つけられた
母校(近畿大学)の入学式で、つんくさんがガン治療のため声帯を摘出したことを明かした。
つんくさんは、サプライズゲストとして登場した。
本来なら祝辞を述べるところだが、無言のままステージに立ち、会場に設置された大型モニターに文字が映し出された。
そこには、「去年からのどの治療をしてきていましたが、結果的にがんが治りきらず、いちばん大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」とあった。
そして、「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。仲間や友人をたくさん作り、世界に目を向けた人生を歩んでください。私も皆さんに負けないように、新しい人生を進んでいきます」と激励の言葉を添えて、ギターで校歌を演奏し新入生の門出を祝った。
つんくさんといえば、人気バンド「シャ乱Q」のボーカルとして紅白に3回も出場している。
シャ乱Qのほとんどの曲が、つんくのの作詞作曲で、最近ではモーニングをのプロデューサーとしての活躍の方が知られているかもしれない。
シャ乱Qは、まことさんが所属してた「シャッターズ」、つんくさんが所属していた「RAM(乱)と、そして、はたけさんが所属していた「QP(キューピー)」というアマチュアバンドがいっしょになったバンド。
それぞれのバンド名をとって誕生したのがシャ乱Qだ。
メジャーデビュー後、長いこと低迷が続いた。
その後、「ずるい女」で大ブレイク。
その年の紅白に出場した。
私にとって、そのときのシャ乱Qは一発屋の芸人的な印象だった。
私がシャ乱Qのファンになったのは、「いいわけ」の聴いたときからだ
シャ乱Qは化粧をしたり派手なファッションでも目立っていたことと、関西人らしい面白いトークでトーク番組にも度々主演していた。
そんな番組の中で、デビュー当時の苦労話を何度も聞いた。
バンドをつくったのは女の子にモテたかったからだとも話をしていた。
顔には自信がなかったとことも暴露していた。
そんな話も成功者の自慢話にしか思っていなかった。
「いいわけ」の歌詞でこんなことを言っていた。
『こんな女は二度としないと
夢中でほれた ほれまくった女に
逃げられたりした
あいつみたいな顔に生まれりゃ
きっと楽しい人生のはずなんて
考えたりした
いい男には勝てないなんて
いいわけだよね』
そして『男ならかっこつけろよ』と、自分で自分を鼓舞していた。
この詞に、私が若いころ好きだった作家の野坂昭如さんに通じるものを感じ、つくんさんのファンになった。
つくんさんのすばらしいのは、自分の要望に対する劣等感をバネにして頑張りまくって、夢をかなえたこと。
そう思いながら自分はなにもして来なかった。
そして悲しい墓標が頭上に立ちそうになって、あわてまくっている。
がんと闘うつんくさんが、そんな私にちょっと元気をくれた。
ニュース映像のつんくさんは健康そうだった。
今後の活躍を、心からお祈りする。
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