お天気芸人
昨日、書こうと思っていて、話がそれてしまって書き忘れてしまった。
昨日は天気予報芸人と書いたが、その呼称をもっと簡略にして「お天気芸人」のことだ。
最近、テレビの業界で目立たないようで、すこぶる活躍しているのが「お天気芸人」。
お天気芸人は気象予報士という資格をもっている。
気象予報士は、天気予報を職業としてもいいというお墨付をもらえる資格だ。
お天気予報士が脚光をあびたのは、最初ころに石原軍団の俳優・石原良純さんが気象予報士としてテレビに登場したことによるところが多大にあると思う。
この天気予報士、その実態はお喋り上手な芸人でしかないような気がする。
テレビをよーく見ていると、今日予報士が喋っている内容は気象庁から仕入れた知識を上手く加工して解説しているだけだ。
現在、すべてのワイドショーが天気予報に多くの時間を割く。
私は、天気予報になるとチャンネルを変えることにしているのだが、チャンネルを変えても、しばらくすると、やっぱり天気予報が始まる。
そこで感じるのは、お天気芸人の話は金太郎飴のようなものだということ。
テレビ大好きおじさんは、あさの6時から、あちこちチャンネルを変えてワイドショーを見ている。
いろんなワイドショーにいろんなお天気芸人が出るのだけど、さっき別のチャンネルで聞いたお天気の解説とを、違うお天気現認が、誰も知らないだろうとばかりに自慢げに解説する。
ワイドショーの出演者は他局のワイドショーは見ていないから、初めて聞くことになる。
それで、「へーー!ホーーー!」なんて感じで、大げさに感動して聞くという図柄になっている。
そもそも天気予報士だなんていっても、自分で気象データを集めるわけでもなく、気象庁からのデータを元にしているわけだ。
データだけを取り寄せて、自分で独自の気象を予想するわけではなくて、解説も気象庁専門官の解説を頭にたたきこんで、喋っているだけ。
大したことのない天気の話を、面白く大げさに、視聴者の興味をかきたたせるように話すことがお天気芸人の腕。
当たらなくても責任は問われない。
ゴールデンウィークなんてのは、天気予報が一番必要とされるイベントなのに、今年のゴールデンウィークの予想はみごとにはずれていた。
巷で、まださほどゴールデンウィークの話が出ていない4月の上旬から、ワイドショーではゴールデンウィークの天気予想をしていた。
その頃、お天気芸人たちは、「今年は天気に恵まれたゴールデンウィークになる」と言っていた。
それなのに、天気は各地で大荒れの様相。
予想をはずしたなんて、誰も言わない。
ほんとうに、日本人は温厚な国民なのだなあ。
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