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2015年6月12日 (金)

殺人を正当化する手記の出版を糾弾する

1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件の加害者が手記を出版した。

  数カ月の間に、小学生を金槌で殴り殺したり大怪我を負わせたり、ナイフで重症を負わせたりと、次々に犯罪を繰り広げていった。

 最後の事件は、被害小学生の頭部が切り取られ中学校の正門に置かれていた。

 引き裂かれた被害その口に声明文をくわえさせているという猟奇的な事件であった。

 さらに、事件後に新聞社に挑戦状が郵送されるという特異な事件で、強く記憶に残っている。

「酒鬼薔薇聖斗」と名乗る犯人の名前は、今でもはっきり覚えている。

 ちなみに、マスコミは過熱。

 犯罪評論家や心理学者等を引っ張りだして、さまざまな犯人像を作り出した。

 結局、評論家や心理学者のもっともらしい犯人像は全部的外れ。

 犯人は、だれも想像できなかった14歳の中学生だった。

 犯人が中学生であったということで、逮捕後の犯人の状況は公表されることはなくなった。

 精神鑑定結果は、少年に完全な責任能力はあるが、少年ということで医療少年院に送致され、更正のために長期間の医療的措置をほどこされることになった。

 将来のある2人の小学生を殺した非道なヤツを、莫大な国家予算を使って治療更正させたというわけだ。

 その結果この男はなんら罪を問われることなく、過去をきれいに消し去って生きてきたわけだ。

 そして、「自分の過去と対峙(たいじ)し、それを書くことが、僕に残された唯一の自己救済」という理由をつけて手記を出版した。

 当然、素性を明かすこともなく「元少年A」の名で。

手記を発売する太田出版の岡聡社長は「男性が書いた手記を見て、事件前後の彼の心境について、社会がもっと知るべきだと思ったので出版を決めた。本は本人の手紙を添えて遺族に届けたい」と言っている。

 偽善的な金儲け話の典型だ。

 初版10万部を印刷していて、この殺人犯とは印税契約を結んでいる。

 印税の使い道はこの殺人犯にまかせているそうで、双方の金儲けのためにやっていることは明白だ。

 頭部を切り取られた被害者・土師淳君のお父さんは、「なぜ、このように私たちを苦しめるようなことをしようとするのか、全く理解できません」とういうコメントを発表している。

 罪のない少年少女を殺したヤツを、なぜ莫大な金を使って生き続けさせるのか。

 生き延びて罪を悔いるふりをしているが、心からの反省をすることを忘れている。

 むしろ、余りにも大事に生かされてきて自分が社会の被害者的立場だと勘違いしているのではないか。

 その現れが今回の手記だ。

 生命が金で償えるものではないが、被害者や被害者遺族に詫びる気持ちがあるのならば、印善を被害者と被害者遺族に受け取っていただきますとなるはずだろう。

 10万部の印税は1200万円くらいになるという。

 もし100万部売れれば1億2000万円。

 こんなヤツの思惑通りにさせないためには、本を買わないことだ。

 金を払って身勝手な自己弁護を聞いてやることはない。

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