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2015年7月13日 (月)

新国立競技場の不思議

今日、昼飯時間のワイドショーで久しぶりに麻生さんを見た。
 
  今回の安倍政権は、民主が安倍さんに強烈な追い風を吹かせた。
 
  そのおかげで、安倍さんは絶対君主と化したが、安倍さん以外の閣僚や役員の影が薄い。
 
  麻生さんは副総理で財務大臣でもあるのだけど、安倍政権が成立してからは、めっきり露出が少なくなっている。
 
  テレビに出るのは安倍さんと菅官房長官ばかりで、他の役員閣僚はどうているのだろうと思ってしまう。
 
 麻生さんがテレビに出るときは、問題発言をとりあげられるときが多い。

 今日も、今大きな話題になっている新国立競技場について、「あのデザインは民衆党政権時代に決めたんだろう?」とうそぶいていた。

 民主党政権時代に決まったことだから、現政権には責任は無いと言わんばかりの口ぶりだった。

 自分らに不都合な政策は直ちに止めせたのに、自分たちがやりたいからやっているのに世論の非難をあびること、民主党整形時代にやったことだと言い訳をする。

 民衆党時代に決めた脱原発も、 辺野古移設の見直しも、八ッ場ダム工事も、民主党の政策の間違いだからといってすぐに方向転換した。

 憲法違反だと言われても安保関連法案を強行採決するのに比べれば、民主党政権崩壊のごたごたの最中に決まった、たかだか競技場の案をやり直すのは、いとも簡単なことではないか。

 国会でも、強権の安倍さんも新国立競技場の計画がおかしいと認めていた。

 でも、いまさら間に合わないのでしかたがない、とも言っていた。

 新国立競技場については、国民の大多数が反対で、しかも反対の意思は固く明確に現れている。
 
 だから、いつもなら詭弁を弄して反対意見を受け流す安倍さんも、おかしいと認ざるを得なかった。

 そして、安倍さんも、麻生さんも民主党のせいにして工事の見直しはしようとはしない。

 不思議なことに、工事はストップしそうにないが、この計画が正しいと言う意見を出す人は誰もいない。

 絶対与党である自民党の誰一人として、この案の正しさを主張する人はいない。

 国民が反対、野党はもちろん反対。与党も正しいと思っている人はいない。

 「やるべき」と言う者が一人もいないのに、止めることができないという不思議な事態だ。

 ここは、安倍総理が英断を下して、「おかしいから止めます」と言えばすむのではないか。

 下がりかけている安倍さんの人気も上昇するかもしれない。

 なにか不都合な真実が隠れているのかなあ。

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