« ヒートショック  入浴中の死亡 | トップページ | 年末ジャンボのCM間違っとる! »

2015年12月21日 (月)

悪徳不動産屋日記 人のいい家主さん やっぱりトラブル発生 

 去年契約した貸家の書類のことで相談があるという電話が入った。

 去年の12月に、一戸建ての貸家の入居のお世話をした家主さんだった。

 私の設定した価格は高すぎる。もっと安くていいということで、ずいぶん安い家賃になった記憶がある。

 私の33年の不動産業歴で始めての経験で、去年の12月16日に変わった?家主さん」というタイトルでブログに書かせてもらった。

 さらには契約の手続きが終る前に入居を許可して鍵を渡してしまったり、ほんとうに人のいい家主さんだった。

 さきざき、小さなもめごとが起こりそうな予感もあったので、管理を申し出たのだが、1軒だけだから自分で管理できるからと、断られた。

 なにもなければよいがと思って、20日に「大丈夫かな?人のいい家主さん」というタイトルでブログを書いている。

 さらに、入居して1週間を過ぎても契約書の保証人の印鑑が揃わなくて、26日に「心配な家主さんの契約書が届かない」というタイトルのブログを書いていた。

 あのときの家主さんだということだったが、電話の声は若かった。

 契約をした際の書類について話をお伺いしたいということだったが、私には身に覚えのある話だった。

 契約書に1カ所記載ミスがあったので、賃借人の方は訂正したが契約上に大きな支障はないと思って、家主さんの方を訂正してなかった。

 電話で約束した時間ぴったりに、お客さんはお見えになった。

 上品できれいな(どっきりするような超美人)の女性同伴であった。

 要件は私の想像通りだった。

 賃借人の分は訂正して渡しており、当社の控えも訂正済であることをお話しして、そのままにしていたことを深くお詫びした。

 これが悪徳不動産屋たる所以。

 お客さんも快く納得してくれた。

 そして、さらに私に相談があるとおっしゃる。

 なんと、家賃が2か月遅れているというのだ。

 今月末に支払う分をいれると3か月分の遅れになる。

 契約書の手違いを見つけたのは、家賃の滞納が発生したため、娘さんが契約内容を見直したためだった。

 これからも遅れるかもしれないから、今から家賃集金と管理をお願いできないかというのである。

 賃貸物件の契約にあたっては、私なりに人物選定をしている。

 この入居者は、そんなに悪質な入居者ではないはず。

 パート勤務の単身の女性なので、なにかの原因で収入が下がって家賃が遅れたのだろう。

 「督促したのですか?」と聞くと、案の定一度も督促をしておられない。

 「そんなに質のわるい人じゃないから、本人も滞納は気にしているはずですよ。お金に余裕が無いときは、許してくれる人への支払が後回しになるのですよ。1カ月目の家賃が遅れたときに、すぐに督促してやるのが相手のためにもなるんですよ。」と説明をしてあげた。

 1カ月の家賃が払えない人が、3カ月分の家賃をまとめて払えるはずが無い。

 遅らせないようにするのが家主さんの仕事ですよ。

 まずは電話でいいから、「家賃が遅れているけど、どうするつもりですか」とでも、軽く話をしてみることです。

 相手は、まとめて払わなくてはならないと思って、なんだかんだと言い訳をするでしょうけど、まとめて払わせようとは思わないことですよ。

 繰り返しになりますけど、1カ月分を払えない人が3カ月分を払えるはずがないのです。

 かといって、それを相手に言ってはだめですよ。

 自分の心づもりでそう思ってくださいということです。

 一番大事なのは、今月から、対に欠かさずに家賃を入れることを約束させることです。

 そして遅れた分をどうやって入れていくかを話し合って、その約束を守らせることです。

 そのためには、月末に入金が無いときは必ず1日には督促の電話を入れることです。

 経験上、滞納の9割はそれで解決できるものです。

 仏心で、なんにも督促しないで待ってあげていることが、かえって罪作りになるんですよ。

 娘さんがこちらにいる間に、まずは電話で督促をすることです。

 おそらく、たいした問題にはならないと思いますよ。

 それで解決しないときは、当社で管理を引き受けて責任をもって集金しましょう。

  「窮鳥懐に入れば漁師もこれを殺さず」

 悪徳不動産屋といえども、困って助けを求める人を見過ごすことはできないのだ。

 ましてや妙齢の娘さん同伴の相談とあっては、つい親切も過ぎようというもの。

 果たして、それから5時間後の先程、電話があった。

 私の教えどおりに電話をしたところ、遅れていた2カ月分を持って来た。

 1月分は月末までには用意できないので、1月10日まで待ってくださいとのこと。

 上出来である。

 「1月10日に入金がないときは、『入金が無いですよ』とだけでいいから、必ず電話するんですよ」と助言した。

 妙齢の娘さんは年末には戻られるそうで、もうお目にかかることがなくて少々心寂しいが、乗り掛かった船、「お母さんだけじゃ心配だから、来月10日に私の方から確認の電話を入れますね」と申し出てしまった。

 10日に入金がなくて督促の電話が必要だったら、そのときは管理を引き受けることにしよう。

 

 

 

 

« ヒートショック  入浴中の死亡 | トップページ | 年末ジャンボのCM間違っとる! »

05不動産情報館日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1375129/63079412

この記事へのトラックバック一覧です: 悪徳不動産屋日記 人のいい家主さん やっぱりトラブル発生 :

« ヒートショック  入浴中の死亡 | トップページ | 年末ジャンボのCM間違っとる! »