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2015年12月15日 (火)

悪徳不動産屋日記 流しの水漏れ?

 先日契約した貸し事務所の入居者から、流しがグラグラしているとの連絡が入った。
 
 連絡は入居者から直接ではなく、入居者側の仲介不動産業者からだった。

 流しがガタガタしていて水漏れするのではないかというのだ。

 水漏れしているのか聞くと、まだ本格的に引っ越しが終っていないので水を使っていないという。

 契約して2か月になるのに、まだ全然水を使っていないらしい。

 それなのに水漏れの心配とは、どういう状況か想像がつかない。

 それで、水漏れしそうだと心配をしているのなら、水を流しっぱなしにしてみてくれと伝えた。

 試してみて水漏れするようだったら修理をすると答えた。
 
 すると相手業者さんは、具合が悪くないとやってくれないのか?と言う。

 どんな不具合があるかわからないのに、やってくれと言われてもどうしようもない。

 とにかく見に行って、どんな状況か確認しないことには対処のしようがない。

 そう伝えたのだが、賃借人が流しの取替えを希望しているのか、相手業者さんは不満げであった。

 そして、それから30分もしないうちに、その業者さんが当社に来た。

 何ごとかと思うと、私の見に行く時間の確定に来たのだった。

 30分後の11時に行くと答え、11時に行った。

 事務所の中の人に声をかけ、流しの具合を確認した。

 流しの扉を開け、排水口を確認したが、排水パイプはちゃんと排水口につながっている。

 「水漏れの心配は無いようですね」と伝える。

 すると、「流しがグラグラしているので、このままでは排水パイプがはずれるのではないか心配だ」と言う。

 流しを手で押してみると、なるほどグラグラする。

 流しの足が欠けているのだろうか。

 流しを引っ張りだして、流しの下を確認してみたが、流しに異常は無い。

 ただ、流しの下にスプーンやら木切れが散乱していた。

 それらが挟まって流しの座りが悪くなっていたのではないのだろうか。

 「ゴミが挟まっていたせいかもしれないですね」と言うと、「そうでしょうかねえ」と、なんだか微妙な表情だ。

 流しを新品に変えてもらいたかったのではないかと思いつつ、 「どちらにしても、この際、流しの下を掃除しておきます」と言って、流しの下を片づけた。

 そして、流しを元の位置に戻して試してみたところ、流しはきっちり安定した。

 想像通り、流しがスプーンかき木切れの上に乗っかっていて、それでぐらついていただけのことであった。

 たったの5分にて修理?は完了。

 私は流しの専門家でもなければ、建築の知識があるわけではない。

 しかし、このくらいのことはできる。

 昨今、家賃を払っているんだから自分はお客だと思っている賃借人さんが少なくない。

 借り物とはいえ、自分が使うものなのだから、ちょっとのことは自分で手入れしたほうが手っとり早いこともあるのに、自分は一切何もしないで、なんでもかんでも直せと言ってくる賃借人さんが多い。

 一方、借りていただいている思っている家主様は少ない。

 家主の立場になると、入居中の物件については、なるべく自分の負担を負いたくないものだ。

 悪徳と言われながらも気の弱い私のような不動産屋は、その狭間で心を痛めることになる。

 愚痴や不満や、厭味の一言ぐらい言いたくなるってもんだ。

 そしてまた私は、悪徳不動産屋と言われるのだ。

 なにはともあれ、今日は一件落着。

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