サルの健康のためにバナナ禁止
動物園にも食卓革命が起きている。
今まで伝統的に与えてきたエサはけんうこてきとはいえない場合があるというのだ。
山口県宇部市の、ときわ動物園では、サルにバナナを与えるのをやめた。
スリランカ原産のトクモンキーというサルだが、1年前には短い灰色の毛がまだらに見えていた。
昨年1月から、バナナとリンゴの果物をやめ、キャベツなどの葉物野菜を大幅に増やした。
根菜類は3分の1にし、その他の野菜を2倍にした。
大豆などのタンパク質も加えた。
するとまもなく、明るい茶色の毛が生え揃ってきた。
エサの効果か確かめるため、10月11月に、半分のサルのエサを以前の果物炒り煮戻したところ、2~3週間後から、すべてのサルがまだらになった。
12月、新しいエサに戻したところ、徐々に毛並みがきれいに戻った。
上野動物園でも、パンダの食事を変えた。
以前はサトウキビと果物中心だったが、今は竹を中心にしている。
その結果、便の量が増え、粘膜便が減って、具合が悪くなる回数が大きく減った。
ゴリラも、重量で半分近く与えていた果物を無くし、野菜と青草、枝葉を中心にしたところ、太り気味だった体重が適正になり、体調も良いという。
(朝日新聞2016.01.10)
動物の世界でも、美味いものは体に悪いようだ。
明日は鏡開き。
好物の善哉をたらふく食って、それを最後に、年末年始に食べすぎて太った体重を落とすことにしようか。
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