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2016年2月12日 (金)

宮崎議員 辞職

 意外だった。

 記者会見で、不倫騒動の宮崎議員が辞職を表明した。

 昨日までの雰囲気では辞職はないと思っていた。

 奥さんから「やり直す気はあるの?」と聞かれ、「やり直したい」と答えると、奥さんは、「恥をかいてきなさい」「洗いざらい話なさい」と喝を入れたという話だった。

 道徳的には許されないことなのだが、不倫で一番許してもらいたいのは奥さんだ。

 その奥さんが許してくれているのだから、辞任はないと思っていたのだ。

 それなのに、一転の辞任劇。

 これも見えないシナリオライターがいるような気がする。

 安部政権は、政権を揺るがす事件が起こると、ベッキー不倫騒動や、スマップの再三騒動、そして清原覚醒剤事件と、政権から目をそらさしてくれる大きな事件が起こる。

 そして、そのとき起こっている本当の事件の幕引きが、実に見事である。

 直近では甘利さんの辞任も、すばらしい幕引きだった。

 宮崎議員の不倫騒動も、ある意味ついている。

 不倫騒動と同時に起きた事件として、北方領土担当大臣が歯舞を読めなかったことや、環境大臣が放射能問題を科学的根拠が無いと断言したことの方が、政治家の資質を問われるべき重大事件だ。

  しかしワイドショーの話題としては、不倫問題のような下半身に関する話の方に庶民は激しく食いつく。

 案の定、宮崎議員の不倫問題の方が大きな話題になって、歯舞と放射能の失態についての追求が甘くなっている。

 それよりなにより、安部さんがついているなと思うのは、安部政権の一番の武器であるアベノミクスが危ういことに注目を浴びないことだ。

 アベノミクスを後押しするために日銀が発動したマイナス金利の効果は一瞬で、株価が大幅に下落している。

 政治家もマスコミも、こちらのほうを心配するべきなんじゃないのかなあ。

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