リニア中央新幹線で、川が細る?
JR東海が進めるリニア中央新幹線のトンネル工事に絡み、静岡県中部の大井川の流量減少が懸念されているという。
南アルプスの地下を走る水脈を断ち切り、川に集まる水の流れを変えてしまうのではないかと、地元では不安がくすぶっているらしい。
なんと、昨年12月に始まった「南アルプストンネル」の工事は、山梨、静岡、長野にまたがる南アルプスの地下を長さ約25キロメートルにわたって掘り進むという大工事らしい。
地表から染み込んだ雨水や雪解け水を集めて走る地下の水脈が工事の最大の障害とされるのが、南アルプスの間ノ岳を源流とし駿河湾に注ぐ大井川の水量に影響が出るのではないかと不安の声が出ているというわけだ。
大井川の水系は、流域の7市約60万人の飲料水の源となっており、下流一帯には酒造場や飲料工場、製薬工場など豊かな水が欠かせない施設が集まる。
大井川下流に近い焼津市の養鰻業は、地下から湧き出る川の伏流水をウナギの養殖池に利用していて、水が減るようなことがあれば立ちゆかないと眉を寄せる。
JR東海は、流れ出た地下水を導水路やポンプを使って大井川に戻す対策で流域への影響は避けるとしているが、「温度や成分が異なる地下水を川に戻すと水質が変わらないか」「上流は水が減って動植物に影響が出る」などと不安の声は消えていない。
それにしても、地下を25㎞も掘りかえすのだから、予想もつかない影響が出ても不思議ではない。
地球は優しいよなあ。
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