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2016年5月 2日 (月)

悪徳不動産屋日記 無資格業務違反

 昨日の「行列ができる法律相談所」で出題されたクイズが面白かった。

 第1問は、タクシー業、建築士、医師の3つで、無資格業務違反の罰則の一番厳しいのはどれか?という問題。

 クイズに出すのだから、一番意外性のある「タクシー業」かなとは思ったが、正解はそのとおり「タクシー業」であった。

 無許可、無免許業務に対する罰則は、それぞれ次の通りであった。

 タクシー業、懲役3年以下、罰金300万円以下。

 医者、懲役3年以下、罰金100万円以下。

 建築士、懲役1年以下、罰金100万円以下。

 回答者の多くは、は空気を読んで番組の思惑とおりの間違った回答をした。

 どうして医者よりタクシーの方が罰則が厳しいのかという質問については、明確な回答はなかった。

 次の問題も、同じく無免許業務に対する罰則についてであった。

 不動産仲介業、弁護士、学校の先生の3つであった。

 番組の主旨からして、不動産仲介業が一番厳しいのだろうかと思って見ていたら、なんと、これまたそのとおりであった。

 不動産仲介業、懲役3年以下、罰金300万円。

 弁護士、懲役2年、罰金300万円。

 先生は、罰金30万円のみ。

 これについては、出題した弁護士が「不動産というのは、人生で一番高額のものを扱う仕事だから厳しいのだろう」と解説していた。

 確かに、不動産は高額ではあるが、一般的な市民が売買するのはせいぜい1億円程度のだろう。

 億ションなんて言われる数億円もする高級マンションもあるが、そんな高級セレブは不動産のことや法律・税金については専門家顔負けの知識があるわけで、そんな知識を駆使して弱いものをなぎたおして、お金持ちになったわけで、不動産仲介業者にだまされるわけがない。

 数百億、数千億の不動産の取引もあるわけだが、そんな取引には弁護士や税理士がくっついていて、不動産仲介業者の口車だけで取引が成り立つわけがない。

 対する一般人の方々の取引は、先にも言ったように数千万円、せいぜい1億円程度のものだ。

 「人生でも一番の高額な品を扱うから」無免許の不動産仲介業の罰則は厳しいのだ、という解説に対して、テレビを見ながら、「人間の命は、それ以下かい?」と、つっこみを入れてしまった。

 私は悪徳不動産屋。

 不動産屋には、悪徳という冠が、よく、つけられる。

 それで、きちんと免許をとって真面目に仕事をしていても、不動産業者に対しては、なにかだまされるのではないかと警戒してくるお客さんがいる。

 弁護士も、悪徳の冠がつくイメージの職業ではある。

 しかし、一般的に弁護士は先生と呼ばれ、庶民は一歩下がって接するものだ。

 それを良いことに、法律を武器にして、一般庶民を脅しつけるということをやりかねないのが弁護士だ。

 弁護士がいうことは間違いないと、一般人は引き下がるしかない。

 医者にいたっては、命を握られているので、一般人はまったく逆らえない。

 不動産業の看板と、弁護士や医者の看板の重みは違いすぎる。

 弁護士と医者の資格には、庶民をひれ伏させるような力がある。

 それに比べて不動産の免許に敬意を評してくれる人はいない。

 それなのに、弁護士や医者より罰則が重いことを、理不尽に思うのだが、それだけ社会の重責を担っている重要な資格なのだと思いなおした悪徳不動産屋であった。

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