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2016年9月14日 (水)

悪徳不動産屋日記 刃物男立てこもり事件

  さきほどのニュースで、刃物を持った男が部屋に立てこもっていると報じていた。
 
  家賃滞納による強制執行で、裁判所の執行官が部屋に入ろうとしたところ、住人の男が刃物を持って立ちこもったという事件だ。
 
  家賃滞納の強制執行というが、2カ月や3カ月の滞納ですぐに強制執行とはならない。
  家賃滞納をしていて再三の督促にも応じず、3カ月以上、おそらく6カ月以上の家賃滞納になっていることだろう。
 
  だからといって直ぐに強制執行となるわけではない。
 
  まず、家賃滞納を理由に裁判を起こす。
 
 家賃を払えという訴訟もあるが、支払えという判決をとっても、滞納者が支払能力がなければ家賃は回収できない。

 悪質な家賃滞納者の場合、残念ながら滞納や賃の回収はあきらめることになる公算が強い。

 長期の滞納者の場合、家賃回収はあきらめて、さらなる損害の拡大を防ぐことが肝心だ。

 契約を解除し、早期に建物を明け渡してもらって、新たな入居者と契約をして賃料収入を正常かさせたほうが損失が少ないのだ。

 それでも裁判を申し立てて判決がでるまでは3~4カ月はかかる。

 その間の家賃もまた滞納されてしまうことになるから、早めに決断して処理をすることが大事だ。

 強制執行になれば、すんなりいくかといえば今回の事件に見るように、すんなりはいかないことが多い。

 実際、今回のケースも執行官が執行するにあたって警察官が同行している。

 執行にあたって、相手が暴力的な行動をとったりすることがある。

 そんな場合は警察の力を借りることになる。

 かくのごとく、貸家業は楽なようだが、なかなか大変なこともあるのだ。

 それを管理する不動産屋もまた大変なのである。

 そんな経験が、私は悪徳不動産屋に育て上げたのである。

 私は、あとでもめるのがいやだもので、入居に際しての審査が厳しくなる傾向がある。
 お客さんにとって、相当不愉快な態度に見えることもあるかもしれない。

 そんな態度をとった場合は、猿に負けないぐらいの反省をしている。

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