ボブ・ディランがノーベル文学賞。
ボブ・ディランがノーベル文学賞。
ボブ・ディランは、私の世代なら誰でも知っているフォークソングの神様。
テレビではロックの神様とも言っていたが、私の印象はフォークソングの神様である。
歌手にノーベル文学賞。このニュースは、私には唐突な出来事のように感じた。
しかし、その後の報道によると、ボブ・ディランはすでに9回もノーベル賞の候補になっていたのだそうだ。
日本ではノーベル賞の季節になると、毎年のように村上春樹さんが話題になる。
今年こそ村上さんがノーベル賞を受賞するのではないか。
テレビ局が、いろんな村上ファン(春樹ストというらしいが)にインタビューをして、期待を盛り上げる。
ボブ・ディランさんの受賞で改めて知らされたが、ノーベル賞の候補者は世界中に何人も待機しているわけだ。
今年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隈さんも、去年受賞した大村さんも、何年も前から何度も候補になっているのだ。
生理学とか医学とか、物理学なんてやつは、日頃私たちになじみがないし、受賞の理由を聞いてもわけがわからないから、前もっては大きな話題にはならないのだろう。
村上さんは現役の人気小説家だから、巷の話題になるわけだ。
テレビや新聞雑誌が、無料で宣伝してくれるわけで、その宣伝効果ははかりしれない。
話題になるから、村上春樹さんコーナーを特設する本屋さんが出る。
すると、村上ファン以外の人も本を買ってみようかな、なんて思ってしまう。
下手に?ノーベル賞を取ってしまったら、その後は大きな話題になることはなくなって、村上ファン以外の人が本を買うことはなくなってしまうのではないか。
ということは、村上さんが現役の小説家である間は、ずっと候補であり続けた方が営業的には喜ばしいこと。
と、ふと思ってしまった。
ちなみに余談だが、ボブ・ディランが一躍有名にしたのは「風に吹かれて」。
「風に吹かれて」をヒットさせたのはPPMだったよなー。
若い人にとってはPPMというと、有害物質の量を表す単位のことだと思うかもしれないけど、違うんですよ。
ピーター・ポール&マリーという、アメリカで大人気のフォークグループのことですよ。
人気フォークグループが歌って「風に吹かれて」がヒットして、それを作ったのは誰だとなって、それを作ったボブ・ディランが有名になった。
私の記憶では、そんな流れだったような。
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