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2016年11月 3日 (木)

塩対応は神対応

 セールスの電話が入った。

 加入しているクレジット会社からだった。

 「優良な加入者のために、お得な保険をご紹介します」とのこと。

 ダイレクトメールにも同様の勧誘のパンフレットが入っていたことがある。

 すでに、保険は生命保険、傷害保険、腹一杯掛け金をかけている。

 月々の保険料は10万円くらい払っている。

 これ以上の保険は必要ない。

 いつもなら、私は話しも聞かずに冷たく断る。

 しかし、つい先日知人の会社で雑談をしていたときに、セールスの電話が入ったときの、知人の優しい対応にちょっと心を打たれた。

 知人は、セールスの相手の話しをしっかり聞いてあげて、そして自分は保険は必要ないという話しを丁寧に説明し、断っていた。

 私は、「一方的に電話をかけてきて、セールスするのは迷惑な話しなのに、どうしてそんなに新設に聞いてやるの?いつもそんな対応をしているの?時間の無駄じゃない?」と聞かずにいれなかった。

 すると知人は、「自分が仕事で訪問したり電話をしたときに、冷たくあしらわれたら悲しい気持ちになるでしょう。それにいつ、どこで、この人とご縁があるかもしれないから、時間がある限りは相手の話しをきいてやるんですよ。」と答えた。

 私は、なるほどと、いたく感心した。

 そんな話しを聞いたばかりだったので、私は電話セールスの話しをずっと聞いてあげた。

 台本があるのだろうが、実に滑らかにセールストークを繰り出してくる。

 最終的に断るのだから、長時間しゃべらせるのは悪いなーと思って、「保険は充分入っているから、入れないんですよ」と断わりの言葉を発しようとタイミングをはかっているのだが、息をつく間もなく商品の説明を繰り広げる。

 ずっと聞いてあげているので、見込みがある客だと思っているようだ。

 しかし、まったく口を挟むタイミングがない。

 商品の説明が終わり、「このようにお役に立つ保険が、今こんなに有利な条件でご加入できます。この電話でご加入の意志をいただければ加入手続できますが、いかがでしょうか」とエンディングに入った。

 やっと喋れるタイミングができた。

 私は、申し訳ない思いで、「商売をしているので、保険の意味は十重理解していて、月々の掛け金を10万円以上かけている。保険は充分なので、せっかくですがこれ以上の保険は必要ないんですよ。」と答えると、あきらかにガッカリした空気が電話から伝わってきた。

 いきなり電話を切られることが多いのに、じっと話しをきいてもらえるのは加入の可能性があると期待していたはずだ。

 その期待が大きかっただけに、徒労感が増したことだろう。

 そもそも私の考えは、話しを聞いてあげると期待させてしまうから、冷たく断ることが親切だと思って、意図的に瞬時に断るようにしている。

 先の知人にも、この私の理論は説明したのだが、知人は「そうかもしれないけど、自分がそんな断られ方をしたら悲しいだろう。だから、話しはきいてあげたほうがいいと思うよ」ということであった。

 その言葉をなっとくしたから、今日の電話セールスの話しを聞いてあげたのだが、私は、私の考えの方が正しいような気がした。

 まったく買う気がないのであれば、最初に断ってあげるほうが親切だ。

 塩対応は神対応。

 私は、塩対応を続けることにしよう。

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