寒波が来て嬉しい!
今朝のワイドショーは、「寒い」のオンパレード。
東京で11月に初雪が降ったのは54年ぶりのことらしくて、人心を惑わすことが仕事であるワイドショーは大喜びで、異常気象異常気象と騒ぎ回っていた。
面白いことに、私が見たワイドショーのレポーターたちは、みんなそろって防寒対策不足の服装をして、わざと寒さに震えて見せていた。
12月の気温だといっていたけど、今日は11月24日。
12月は目の前。
10月は明らかに秋で、11月に12月の気温だったら大いに異常だとは思うけど、11月24日に12月の気温だといっておどかされても、私はそんなに驚かない。
テレビは各局とも「寒い」をメインテーマにして騒ぎ立てていたから、どれほど寒いのかと思っていたのだが、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)は寒いという程ではなかった。
というか、日中は日差しが強くて、むしろ11月にしては暖かかった。
私の日常の移動手段はバイクなのだが、昼間は暖かくてコート無しでも全く寒くはなかった。
それで、関東以北だけが寒かったのだろうと思っていたら、夕方のローカルニュースで、五ヶ瀬町では初雪が降ったと報じられていた。
五ヶ瀬町は宮崎県内の山間地。当地延岡市からたった80㎞しか離れていない。
雪が降ったのは、日本で最南端のスキー場・五ヶ瀬ハイランドスキー場がある山の上野ほうだったようだが、南国宮崎でも11月に初雪が降ったというわけだ。
もちろん、地元テレビ局が五ヶ瀬町の初雪を取材していた。
取材先は五ヶ瀬ハイランドスキー場の関係者。
取材を受けたの人の感想は、「寒波が来てくれて嬉しい」であった。
その答えは、私には衝撃的であった。
なんと、心から寒波を喜んでいる。
最南端のスキー場は、暖冬で雪が少ないことは存亡にかかわることなのだ。
毎年毎年、天気を気にしながらの経営なのだ。
多くの人は寒いのは嫌だと思っているが、仕事によっては寒くなることを祈っている人も入るわけだ。
以前ブログに書いたことがあるが、コインランドリーの経営者が「雨が降るとウキウキしてしまう」と言っていた。
そういえば、昔、土建業者の社長さんと商談していて、挨拶代わりに「景気はどうですか?」と切り出したら、「今年は最悪だよ。台風が来ないから。」と、こともなげに答えられて戸惑いを感じた。
公共工事を主体にしている会社だったのだ。
人生いろいろ。仕事もいろいろ、なのである。
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