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2017年2月28日 (火)

悪徳不動産屋日記 ブレーカーを知らない新世代

昨夜、9時過ぎに携帯電話が鳴った。
 
  飲み歩く趣味は無いし友だちもいないので、こんな時間に電話が入ることはめったにない。
 
  あるとすれば、アパートかテナントのトラブル。
 
  それ以外には、身内の不幸の連絡くらいのものだ。
 
  だから、こんな時間の電話は気分が重くなる。
 
  着信番号は未登録の番号。
 
  未登録の番号からの電話は、ホームページを見ての問い合わせのこともある。

 しかし、 悪徳不動産屋としては、こんな時間に問い合わせをしてくるお客さんは歓迎していない。
 
  どちらにしても、この時間の電話は私にとって楽しい結果にはならない。

 そんなことを思いながら電話に出る。
 
  するといきなり、「あのー。今突然電気が切れたんですけど。」と女性の声。
 
  誰だかわからない。
 
  「突然電気が消えて、ブレーカーをあげたのだけど電気が点かない」というのだ。
 
  暗い中で、どうしていいかわからずパニくっているのだろう。
 
  「すみません。どちらのどなた様ですか?」と尋ねてみた。
 
  「あ。すみません。山川(仮名)です」と答えたが、アパート名は無い。

 山川さん?頭をフル回転させて検索。

 あの山川さんだ。山川という姓だからわかった。

 佐藤とか、鈴木とか伊藤だったわからなかった。

  最近アパートをお世話した、知り合いの娘さんである。
 
  「〇〇アパートに入居された山川さんですね。どうされました?」
 
  「さっき突然電気が切れて、ブレーカーが落ちたようだったのでブレーカーをあげたけど、またすぐ切れるんです」
 
  ブレーカーをあげて、すぐ切れるというのは漏電ブレーカーが作動しているのかもしれない。
 
  漏電となると、私では直せない。
 
  「漏電だと私では直せないですねー。危ないので電気はつけないでください」
 
  時間が時間だが、すぐに対応してくれる電気屋を探さなくてはならない。どこに電話しようか。
 
 私まで、つられてパニくりかけていた。

 冷静になって状況を聞いた。

、「もう一度どういう状況か教えてください。どの電気器具をつけたときに切れたんですか?」

 「べつに普通にしていたら切れたんです。家に帰って、電気をつけて、エアコンをつけて、こたつに入っていたら切れたんです。」

 それでわかった。

 「ちょっと、こたつを切ってからブレーカーをあげてみてください」

 「こたつも消えているんです」

 おっと説明が悪かった。

 「いや。こたつのコンセントを抜いて、それからブレーカーをあげてみてください」

 電化製品による漏電だったら、使っている電化製品を一つづつ消して漏電ブレーカーを上げて調べることによって漏電の原因がわかる。

 すると、「つきました。よく確かめずにこんな時間に電話してすみませんでした。」という答えが返ってきた。

 どうやら漏電ではなく電化製品の使い過ぎだったようだ。

 さすがに私の知り合いの娘さん。 素直でよろしい。許してあげよう。

 かくして私も、悪徳不動産屋の正体を出さずにすんだ。

 「前に住んでいた方が契約アンペアを下げていたのかもしれないですね。今日のところは、エアコンかこたつのどちらかを使わないで我慢してください。明日、電力会社に電話して契約アンペアを相談してみてください。」と伝える。

 「はい、明日にでも電話してみます。ありがとうございました。ごめいわくをかけました。」

 一件落着。漏電だったら、都合からは私が駆けつけなくてはいけなかった。

 めでたし、めでたし。

 電気の基本料は、契約アンペアを大きくすると高くなる。

 だから私なんぞは、ぎりぎり必用なアンペア数で契約している。

 電子レンジや電器がまや掃除機といった大きな電力を使う電化製品を同時に使わないようにすれば契約アンペアは少なくてすむ。

 しかし、それを忘れて電化製品を同時に使ってブレーカーを落としてしまって、不便をこうむらなくてはならないこともある。

 今は使う電化製品が多いから、アパートの契約アンペアを最初から高く設定していることが多い。

 だから、親の庇護のもとに生活してきた若者は、電気を使いすぎるとブレーカーが落ちるということを知らないことがある。

 1年に1回くらいは、「まわりは電気がついているのに、私の部屋だけ停電してるんですけど、どうしたらいいですか」と電話してくる入居者がいる。

 夜遅く突然こんな電話をかけてくる輩は、自分の名前を名乗らずに話し始めることが多い。

 そんなとき、悪徳不動産屋としては、「今何時だと思ってるんだ。名前も名乗らずにいきなり電話してきやがって、そんな無礼は許さんぞ。」と怒鳴りつけたいところだが、ぐっとこらえてブレーカーの存在を教えてやっている。

 今の若者は生まれたときから豊かな時代に育ってきたから、ブレーカーを知らない人がいても仕方がないのだなあ。

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