延岡西日本マラソン 甲斐旭君サブスリーおめでとう
延岡西日本マラソンを観戦してきた。
延岡西日本マラソンは市民マラソンではない。
日本陸連の3時間半未満の記録をもった者のみが出場できる、私のような素人マラソンランナーからすると、プロのランナーの大会だ。
マラソンの新人選手の登竜門的な大会として、九州全県と山口県のテレビ局で同時中継されている。
そんな畏れおおい大会に、私のおつきあいのある同業会社 和光産業の甲斐部長が出場しているのだ。
マラソンというやつは、42キロをずっと応援するわけにはいかない。
スタートを見送った後は、いったん家にもどってテレビ中継でれーすを観戦する。
優勝争いは、下馬評通り、昨年優勝の当地(宮崎県の北端の町 延岡市)旭化成の松尾選手、ホンダの服部選手、大塚製薬の奥谷選手の三選手。
レース中盤までは、服部選手が大会記録を更新しそうなタイムでレースを引っ張り、それを奥谷選手が追う展開となった。
30キロ地点では松尾選手が遅れはじめ、服部、奥谷の両選手のどちらかが大会記録で優勝するのではないかと思えた。
33キロ地点、ゴールまであと30分といったところで、再度家を出てゴール地点まで出かけた。
ゴール地点前の見通しのきくところに陣取り選手の帰りを待つことにした。
以前は、いつ着くのやらわからないままに待つしかなかったのだか、今はスマートフォンのワンセグテレビでレースの状況が見られる。
ワンセグテレビをつけると、レースは意外な展開になっていた。
35キロを地点を前にして、服部、奥谷選手が失速。
自分のペースを刻んできた松尾選手が、トップに立とうとしている。
そして逆転。
そのままゴール。松尾選手の2連覇となった。
記録は平凡だったが、地元選手がトップというのは嬉しい。
しかし今日は、甲斐旭君の応援が目的だった。
トップ選手のゴールを見た後も、戻ってくる選手に声援を送った。
松尾選手の勝利タイムは2時間13分台だった。
甲斐君の目標タイムは2時間45分。
目標タイムまで、あと30分。
市民マラソンに比べると出場選手が少ないから、トップ集団のあとに続く選手たちは、ぽつりぽつりとしか戻ってこない。
待ちきれなくなくなって、乗って行っていたクロスバイクでマラソンコースを逆向きにさかのぼってみた。
ゴールまで3㎞地点で甲斐君の姿を発見。
「ナイスラン」と声援を送ると、ちらりと目線を向けただけで走り去った。
時計を確認すると、目標タイムにはちょっと届かないかもしれないが、なかなかいい線で走っている。
まあまあのイケメンなのだが、今日はまだ余裕があるようで、顔に乱れ?がない。
走り去ったあとを自転車で追いかけ、気づかれないように追い越した。
ゴール地点まで戻ると、和光産業の大平会長を始めとして社員の皆さんが、そろってが甲斐君の到着を待っていた。
「もうすぐそこまで来てるよ」と教え、社員の人たちといっしょに甲斐君の到着を待った。
すぐに甲斐君の姿が見えた。
ゴール目前での、大平会長さんと社員さんたちの声援は、はっきり耳に届いたようで、社員さんたちが向けるカメラに向かって、にこっと笑ってピースサインのポーズを決めた。
いい顔をしている。
多少余力を残してのゴールに見えた。
前々回は、ヘロヘロになってゴールした。
前回は、体調不良と悪天候でリタイヤ。
満を持しての今回。
正式タイムは聞いていないが、2時間50分くらいだっただろう。
ほぼ目標タイムでのゴール。
なんてったってサブスリー(3時間を切るタイム)。
市民マラソンランナーの夢。
ゴルフで言ったら、シングルだ。
マラソンのゴールは感動する。
自分がフルマラソンを走ってからは、ゴールシーンを見ると感動で涙が出そうになる。
甲斐君のゴールする姿を見ていたら、感動して気持ちが高揚して、今年もう一回青島太平洋マラソンを走ってみようかなという気持ちが湧いてきた。
目標をサブ4.5(4時間半切り)にしてみようかなあ、などと思っている。
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