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2017年3月15日 (水)

稲田朋美防衛大臣 虚偽答弁問題

 稲田朋美防衛大臣の虚偽答弁問題。

 3月13日の国会答弁では、「森友学園の事件を受任したことも、裁判を行ったことも、法律相談を受けたこともない。顧問をやってもらったというのは虚偽だ」と、きっぱりと答えていた。

 籠池さんの発言が嘘だと言わんばかりの勢いだった。

 証拠がなければしらを切り通すつもりだったのだろう。

 そこにつきつけられたのが裁判所の出廷記録。

 出廷記録には稲田朋美弁護士の名前がはっきりと記載されていたから、さあ大変。

 ドジョウが出てきても大変なのに、籠池さんの弁護をしていた証拠の品が出てきたのだから万事休す。
 
 私なら、もう恥ずかしくて、死んでしまいたくなって、だけど死にたくはないから、ひれ伏して詫びて許しを乞う。

 しかし、それはちっぽけな一市民のやることであって、政治屋さんともなると、あくまでも自分の非を認めてはいけない。

 「裁判記録がある以上、私の記憶違いだ。撤回し、謝罪しないといけない。」と、「謝罪」という言葉は入っているが、「謝罪します」とは言わない。

 虚偽の答弁だという指摘に対しては、「私としては自らの記憶に基づいて答弁した。虚偽の答弁をしたとの認識はない」と応酬。

 これがまかり通るのであれば、国会の論争は意味をなさない。

 質問に対して意図的に虚偽の答弁をしていても、「私の勘違いに基づいて答弁したので、虚偽の答弁ではない」ということになる。

 虚偽答弁を理由に、野党からの辞任要求に対しては、「誠実な答弁を心がけ、防衛相として誠心誠意職務にまい進してまいりたい」との答弁。

 どの面さげて「誠実な答弁を心がけ」るというのだろう。

 しかし、この言葉は安倍総理のレクチャーによるもののようで、辞任要求に対して安倍総理は、「しっかり説明責任を果たし今後とも誠実に職務に当たってもらいたい」と言っている。

 見え見えの、できの悪いコントのようだ。

 稲田防衛大臣の「森友学園」虚偽答弁による辞任要求に躍起になることだろう。

 同時に安倍総理の任命責任も問われることになるだろうが、安倍総理にとってはその方が好都合かもしれない。

 安倍さんだって国会答弁で、当初は籠池さんのことを「私の考え方に非常に共鳴している方」だとか、「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意はすばらしいと聞いている」と答えている。

 それが、籠池さんの教育が怪しいとなったとたん「非常にしつこい人」だとか、「勝手に自分の名前を使って寄付を求めていたことに『強く講義をした』」と、手のひらを返したような発言をしている。

 とにかく、総理夫人と森友学園の問題についての質問になると、安倍総理はあきからに興奮していた。

 珍しく、しどろもどろという感じになっていた。

 共産党の小池晃さんの「総理夫人は籠池氏といつからの知り合いなのか。これまで何度会ったのか」という質問に対して、総理は興奮し、「まるで犯罪者扱いだ、妻は私人なんです」と逆上していた。

  私は、このやり取りをみていたが、小池さんの質問は総理夫人を犯罪者扱いしたものでなかった。

 小池さんも「私は犯罪者あつかいなどしていません」と、逆に総理に訂正を求め、総理もそれを認めていた。

 あのとき安倍総理は、あきらかに、逆上して、興奮して、冷静さを失いったいた。

 その態度に、よほど触れられたくない問題なのだろうと感じた。

 あの時の問題は、 国有地を異常な安値で売却したことについて、政治的な圧力があったのではないかという問題だった。

 総理が自分を見失うほどの問題があるように見えて、誰にもそう見えたと思えて、テレビの絶好のネタになると思っていたのだけど、その後どの局もこの問題を大きく取り上げることはなかった。

 現在の安倍総理の力の強さを思い知らされるばかりなのだよなあ。

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