悪徳不動産屋日記 重なるときは重なるもの3 ドタキャン
実は先週、かなりひどい事件に遭遇してていた。
恥ずかしい話しではあるし、気持ちが萎えて、そのことを書く気力も失っていた。
おまけに16日の朝、久々にぎっくり腰になってしまっ。
寝起きに腰にピリッと痛みが走って、やばいと思ってすぐに腰痛ベルトを装着したのだが、痛みは増すばかり。
それに追い打ちをかけるように、契約のドタキャン。
土曜日に、急にまとまった商談が、キャンセルになった。
代金を払う前に入居させてくれという話しで、それはできない話しなのだが、荷物だけでも入れさせてくれということだった。
何度も断ったが、何度も頼まれて、万一約束を守らなくても売主に迷惑をかけないやり方を考えて、了解した。
私の想定以上の裏切りがあったときは、売主様には私が全面的に損害賠償をするという覚悟の上のことだった。
いろいろ事情を聞いて、情に負けて、なんとか希望を叶えてあげようと思ってのことだった。
過去に何度も経験したことだが、情に負けて原則を曲げると、結局自分が窮地に陥ることが多い。
今回の話しもそうだった。
土曜に買うと言って、日曜日に身の回りの荷物を運び込んで、月曜日に代金を支払うことになっていたのだが、月曜日の支払いはなく、火曜日に全額支払うと言ってきた。
そして、火曜日にはキャンセルしたいと言ってきた。
不幸中の幸いは、荷物を月曜日に撤去していて、売主さんには致命的な迷惑をかけずにすんだこと。
私はといえば、土曜日から火曜日までの4日間、このお客さんに完全に振り回された。
おまけに、この話しのせいではないのだが、水曜日の朝に久日振りにぎっくり腰になってしまった。
もともと腰痛持ちで、気をつけていた。
ここ数年、ひどいぎっくり腰とは無縁になっていたのだが、なんでもない動作で腰を痛めてしまった。
立っていても座っていても腰が痛い。
歩くと、誰が見ても腰を痛めているのがわかるような、みっともない歩き方になる。
今日は、少し痛みが和らいで、打ちのめされていた気持ちから抜け出せたようだ。
また悪徳不動産屋として生きていく気力がわいてきた。
そもそも、悪徳不動産屋という言葉があるが、トラブルの多くは、善良なる面(つら)をした悪徳客が引き起こすことの方が多いのだ。
その一つが「ドタキャン」。
お客がキャンセルするときは、常にお客にはやむを得ない正当なる理由があるのだ。
それを想定しては、お客さんの身勝手を許さないように手続きをするのが不動産屋の仕事。
かくして、お客さんの身勝手を許さないと、悪徳不動産屋と呼ばれる場合がある。
今回の話しの詳しい顛末は省略するが、本当に人間性の良い売主さんに救われた。
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