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2017年8月17日 (木)

久米宏「五輪開催反対声明」に猛抗議した組織委を「バカ!」の激烈ケンカ応酬

 元TBSアナウンサーで、現在フリーアナウンサーの久米宏さんの発言に、東京五輪の組織委員会から久米さんの番組宛に抗議手紙が届いたそうだ。

 久米さんは、2020年東京オリンピックの反対派として、TBSラジオの冠番組「久米宏ラジオなんですけど」で、頻繁に東京オリンピック開催反対を表明してる。

 私は、久米さんが入社したときからのファンで、彼の歯に衣着せぬ切れのいいしゃべりが好きだ。

 「ニュースステーション」時代の久米さんのトークが好きだった。

 同じ時代を生きてきたものとして、安倍さんたち右寄りの方々に不評の日教組の先生からの教育を受けたせいか、久米さんの反体制的な意見は、まったく同感とするところで、久米さんが「ニュースステーション」を下りたのを残念に思っていた。

 ひょんなことで、久米さんが「久米宏 ラジオなんですけど」という番組をやっているのを知ってからは、ずっとスマホアプリのラジコでそれを聴いている。

 久米さんは、前々からこの番組で、2020東京オリンピック反対の意見を述べていた。

 反対の理由は、東京の真夏での開催は、選手の体に悪いということ。日本の全機能が東京への一極集中を加速させること。大規模な地震も起きかねない東京で開催することの危険性。そして、オリンピックより年金や福祉、東日本大震災の復興など解決しなければならない問題が山積しているといったことである。

 それを、番組の度に、ちょろちょろと、ウィットに飛んだ笑いにかぶせた皮肉たっぷりに主張するのだ。

 「こんなことを言うと、番組に圧力がかかるかもしれませんが」と茶化したりすることも度々である。

 
 そして先日、ある夕刊紙のインタビューで同じような論調で答えたところ、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から一通の手紙が久米のもとに届いたというのだ。(以下、アサ芸プラスの記事より)

 その内容は、久米の「8月、酷暑の東京での五輪開催は無謀」という主張への反論だったという。

 ここからは久米が、8月12日の同番組内で朗読した、委員会からの手紙の文面を起こしてみたい。

 「第32回オリンピック競技大会においては招致の段階で、開催時期は2020年7月15日から8月31日の期間から選択するものと定められていました。この期間外の開催日程を提案した招致都市は、IOC理事会で正式に候補都市としてすら、認められていませんでした」

 つまり2020年の五輪は最初から夏開催を前提に候補都市を募っており、夏以外の開催を申し込んだ都市は候補都市から真っ先に外れたというのだ。これに対して久米は、「いかにバカかわかるでしょう」と斬り捨て、こうまくしたてた。

 「日本にオリンピックを招致した人たちは、夏の開催だということを承知して引き受けたんです。つまり、東京オリンピックに世界中から集まるアスリートたちのコンディションを考えてるんじゃない。オリンピックを招致することがいかに大切かを考えたんです。アスリートファーストなんていうのはウソ八百なんです」

 さらに、「期間をIOCが決めてて、それ以外の開催時期が選べなかったんだから、しょうがないじゃないかとすべての責任をIOCに押し付けているんです」とも。痛烈だったのは「彼らはスポーツマンを愛しているわけではない。オリンピックだけを愛している」という言葉だった。

 久米はこの五輪トークの最後に、「組織委員会の広報の方は、今日の放送をどうお聴きになったか、またご感想があったら送ってください。またご紹介したいと思います。よろしくお願いします」と締めくくった。この激烈バトルの行方は果たして──

 そのとおーーーり!

 ラジオで、なんども同じ久米さんの主張を聴いているが、私は全面的に久米さんの意見を支持する。

 がんばれ久米さん。元気を保って、長生きしてね。

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