密会報道対策をご伝授いたそう
民進党の新幹事長に内定してた山尾志桜里衆院議員が、週刊文春の不倫報道が原因で離党した。
またかの不倫報道。
山尾氏も、不倫の相手とされる倉持麟太郎氏も、ともに男女関係は無いと不倫を否定している。
不倫したかどうかの真偽は本人にしかわからないこと。
文春も二人が同室にいたことを確認したわけではないし、ましてや二人が合体した姿を見たわけではない。
一流のホテルに入るところを見ただけだ。
不倫の真偽はさておき、私は、不倫報道で連発される「密会」という単語が気になってしょうがない。
私は、「密会」とは、人に見つからないように会うことと理解している。
ちなみに、日頃私が使っている辞書を引いてみた。
「広辞苑」には、「①ひそかに会合すること ②男女が忍んで逢うこと」とある。
「ひそかに」という説明は私が抱いている語感と同じだが、「会合」という言い方は私の抱いている語感とはちょっとちがう。②に「男女が忍んで逢うことと」あるが、男女に限るのかなと、ちょっと疑問に感じる。
私が一番好きな辞書である、「学研 現代新国語辞典」には、「人目をさけてひそかに会うこと」とある。
私が一番好きな辞書であるだけに、これは私の語感通り。
もうひとつ、「新明解国語辞典」では、「恋愛関係にある男女が人目を忍んで会うこと」となっていたが、これは明解国語辞典らしい偏った解説と言えるだろう。
3つの辞書で確認して、共通しているのは「密会」とは、いずれも、ひそやかに人目をさけて会うということだ。
しかし果たして、一緒に歩いたり食事をしたりすることが「密会」なのか。
人目に触れるレストランで食事をしたり、ホテルのバーで酒を飲むことは「密会」には当たらないのではないか。
私は先日、お付き合いのある会社の女性社員さんに昼飯をごちそうした。
もちろん男女関係はないし、関係を結ぼうとい気持ちも無い。
そんなことって、誰でもあることだろう。
斉藤由貴さんのように恋人つなぎはまずいが、二人でいっしょに歩いていた写真を密会の証拠とされたのでは、有名人はおちおち歩いてもいられない。
ここで有名人の方々のご伝授申し上げようと思う。
男と女が二人っきりで食事をしたり酒を飲むときは、お店の人に「私たちは恋愛関係ではなくて、ただの友達なんですよ。なんにもないから、オープンで飲んでいるんですよ。密会ではないですからね」と自分の方からはっきりと告げることだ。
おおっぴらにしてしまえば、「密会」と言われる筋合いは無い。
ほんとは不倫関係にある人も、私の提言を採用することによって真実を隠せるのではないだろうかなあ。
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