青島太平洋マラソン2017 出ないと思っていたのに
一昨日のブログで、今年の青島太平洋マラソンを欠場するかもしれないと書いたのを見て、行政書士の甲斐博さんから電話をもらった。
甲斐博さんは、行政書士で社会保険労務士。
私と違って、職員さんを何人かかかえて、多忙な日々を送っておられる。
その一方で、強烈なマラソンマニア(失礼)でもある。
もちろん青島太平洋マラソンは走るのだが、それ以外にも年に二、三本、フルマラソンを走る。
それのみならず、100㎞のウルトラマラソンまで走るという、強烈なマラソンマニアなのだ。
今年私が青島太平洋マラソンを走ることになったのは、甲斐さんの度々の誘いがあったせいでもある。
私が欠場するかもしれないと書いてあったので、心配して電話をしてくれたのだ。
実は、ブログには欠場するかもしれないと書いたのだが、気持ちは出ないことに傾いていた。
風邪気味なのは本当なのだが、鼻水がとまらないだけで、熱は無いし咳もそんなにひどくない。
今回のマラソンは、初マラソンの記録を破ることを目標にしていたのだが、練習タイムからすると、どうやらそれが難しそうなのだ。
目標を見失って、大会を目前にして走りたくないなあという気持ちがわいてきていた。
実は一昨日、熱は無いし体調は悪くないから最後の練習をしてみた。
走っていたら、風邪をひいたの理由に欠場しようという悪魔のささやきが聞こえてきた。
「あんなに苦しい思いをして走って、なんになるんだ。病気なんだから走らなくてもいいじゃないか」
お粗末なドラマなら、ここで天使の「せっかく練習をしてきたじゃないか。なんでもほうりなげるのが、悪いところだよ。いっしょに走ろうという仲間のためにも走ったほうがいいよ。」という声が聞こえて来るのだろうが、いいかげんな私に、天使の声は聞こえて来なかった。
「よし、風邪を理由に休もう」
楽な方に逃げるのが、いつもの私の生き方。
欠場を決心した。
しかし、甲斐さんの電話は、実に心優しいものだった。
「せっかく練習を続けてきたのに残念ですね。でも、無理はしない方がいいですよ」
と言ってくれた。
いっしょに電車で行く予定だったで、「前日の具合で、行けそうか行けそうにないか連絡してください」とも言われた。
私はつい、その言葉に、おもねるような言葉を発してしまった。
「鼻水が出て少し咳も出るけど、ぜんぜん熱はないからね。当日走れそうだったら出ようと思っているけど、前日まで様子を見て、連絡します」と答えた。
本当は、出ないと決めていたのにである。
すると甲斐さん、「熱が無いんだったら、あと4日もあるから、きっとよくなりますよ。咳が出なくなれば走れますよ。記録は気にせず楽しんで走ればいいですよ。せっかく練習してきたのだから、楽しまないと損ですよ。」なんてことを言う。
甲斐さんはフルマラソンが楽しいのだ。42㎞走っている間ずっと楽しいようなのだ。
私の経験では、完走したときに喜びを感じたが、走っている間は苦しみしかない。
10㎞まではいいが、20㎞くらいから足が痛くなってくる。
20㎞を過ぎると足はさらに痛くなり、呼吸も苦しくなってくる。
30㎞を過ぎると足は激痛。走ったり歩いたりだから呼吸は苦しくはないが、ひたすら痛みに耐えて走り続けなくてはいけない。
それは、まさに苦行。
私は、それから逃げるために、ずる休みを決め込んでいた。
なんだかんだと出れそうに無い理由を並べていた。
それに気がつかない甲斐さんは、私をなぐさめ、はげましてくれる。
最後にもう一度、「記録は気にせず、楽しんで走ればいいですよ。きっと出れますよ。」との言葉。
そうだなあ。記録は気にせず、最後のフルマラソンを走ってみようかな。
今日も熱は平熱。
« いつまで続く日馬富士騒動 元凶は貴乃花 | トップページ | 太平洋マラソン2017 »
「13青島太平洋マラソン」カテゴリの記事
- 青島太平洋マラソン2018 欠場することに決めた(2018.11.02)
- 青島太平洋マラソン2018 ビリを貫く100歳ランナー(2018.10.27)
- 青島太平洋マラソン2108 走らないかもしれない(2018.10.12)
- 青島太平洋マラソン 間が悪い天気(2018.10.10)
- 青島太平洋マラソン2018 暗雲(2018.10.08)
コメント