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2017年12月11日 (月)

青島太平洋マラソン 最後のマラソンはボロボロ

 私の、最後のフルマラソンはボロボロだった

 昨日、会場に向う電車の中で書いたブログのとおり、出だしからつまずいた。

 会場に到着して受付をすませたのは締め切り5分前。

 更衣室に向っていると、開会式のアナウンスが流れてきた。

 早々に着替えを済ませ手荷物を預けて外に出ると、開会式は終わり、選手はスタートの場所に集合を始めていた。

 ランニング用のウォークマンをバッグの中に忘れてきたのに気がついたが、取りに戻る時間はない。

 スタート2時間前の電車の中で食べるつもりでおにぎりを用意していたのだが、それも食べ忘れていた。

 気がついてしまうと、心なしか空腹感を感じる。

 出発の電車から間違ってしまって、なんとかなったと思っていたら、またしても忘れ物。

 まあ、いいさ、これくらいは。大勢に影響は無い。ぎりぎりに到着したせいで、スタートまでの待ち時間は短くてよかったと、前向きに考える。

 「スタート5分前」スタートまでのカウントダウンが始まった。

 ウエストポーチからスマートフォンを取り出し、ランニングアプリ起動させる。

 1㎞ごとに通過を音で報せてくれて、ラップタイムと累計タイムを表示してくれる、使い勝手のいいアプリだ。

 練習では、このアプリで毎回記録をとりながら走ってきた。

 ところが、ここでまたしてもトラブル発生。
 
 今まで具合が悪くなったことのなかったアプリが起動しないのだ。

 何度やっても起動しない。

 スマートフォンを再起動してみたが、やっぱり起動しない。

 GPSと連動しているので、GPSを確認したがGPSは正常に動いている。

 これは困ったことになった。

 あれこれやってみたが起動しない。

 そうこうしているうちにスタートの合図。

 4000番目くらいのスタート位置にいたので、スタート合図から2~3分してじわじわとスタート。

 スポーツタイプの腕時計をストップウォッチモードにしてスタートした。

 腕時計は操作が複雑すぎて使いこなせないので、アプリをスタンバイの状態にして、人の流れに乗って走り出した。

 走り出してからも、何度もスマートフォンをウエスとポーチから取り出し確認するが、やっぱりアプリは動かない。

 何度も取り出していたら、非常用で入れていた小銭をばらまいてしまったという、おまけ付き。

 音で、500円玉と100円玉数枚だとわかったが、スタートして余り時間が経ってなくて、混雑の中で走っている状態で拾うことなど出来やしない。

 なんだかんだと小さいトラブルはあったが、とにかくスタートした。

 1週間前から風邪をひいて、まだ少し咳も出るので心配だったけど、走り出してみると調子は悪くない。

 1週間練習を休んだせいで、疲労がとれたのかもしれない。

 ストップウォッチでの1㎞のタイムは予定より少し早い。

 ストップウォッチでのラップタイムの測り方はわからないので、㎞表示後とのタイムを記憶していて、頭の中でラップタイムを計算しながら走っていたが、5㎞を過ぎたときもラップが少し早いような気がした。

 それから先は計算が複雑になって計算できなくなったが、やはりちょっとペースがちょっと早いような気がした。

 今日の目標は、歩かないでゴールすること。

 初マラソンのときに比べてスピードが遅くなっているので、歩かないことを目標に定めた。

 果たして20㎞。

 ストップウォッチを確認すると、2時間7分台。

 初マラソンのときの20㎞のタイムは2時間10分ちょっとだったはず。

 それより3分も早い。

 直前の1週間、練習ができなかったことが、疲労がとれていい結果になったのかもしれない。

 多少スピードを落として、このまま歩かずにゴールできたら記録更新は間違いない。

 新記録で有終の美をかざれるかもしれない。

 風邪をひいたことが、怪我の功名になるかもしれないなんて、うれしい想像をしながら走っていた。

 ところが、20㎞地点を過ぎて上り坂になる橘橋の途中くらいから、ふくらはぎに違和感を感じる。

 去年は、15㎞過ぎから足に違和感を感じだして、20㎞過ぎから足がつりだした。

 あのときの感覚なのだ。

 去年は練習不足で、退会前の練習中にも何度か足がつった。

 今年は、10月11月は130㎞くらいは走って、足がつったことなどなかった。

 足がつるなどという不安はなかった。

 それで、今年は歩かずにゴールすることを目標にしていた。

 去年のような状態になったら、とても走りきることはできない。

 それで少しペースを落として様子をみることにした。

 なんとなく違和感が和らいだような気がしてきた。

 なんとかこのままいけたらいいなと思いながら走っていたのだが、橋を登り切ったあたりで、ついに足がつり始めた。

 スピードを落としてなんとか乗り切ろうとしたが、激痛で走れなくなってしまった。

 平坦コースといわれる青島太平洋マラソンの中で、一番の急勾配が、ここ橘橋なのだ。
 疲れが出始める20㎞過ぎでの上り坂が大きな関門になっているのかもしれない。

 路肩に寄って、ストレッチをして痙攣をおさめ、気を取り直してこわごわと走り出した。

 なんとか走れそうだ。

 そう思って走っていたが、またしても違和感。

 これ以上ひどくならないように、さらにスピードを落とす。

 足の様子をみながらの走り。

 しかし、それも長くは続かなかった。

 また足がつってしまった。

 痛くて走れない。

 路肩によってストレッチしては走るということの繰り返し。

 今日になってコースの案内図を確認してみたら、23㎞地点から、ごくゆるやかではあるが長い上り坂が続くのだ。

 2㎞メートルで20mの勾配差というごくゆるやかな坂で、走っているときは気がつかなかったのだが、後半に入いっての上り坂なので、私のような走り込みの足りない者にとっての大きな障害になっていたのかもしれない。

 とにかく、25㎞過ぎからは200mから300m走ると、足が痙攣。

 休んでストレッチして、走り出すと、また痙攣。

 その繰り返しだった。

 30㎞からは、走っているよりも、立ち止まったり歩いたりする時間の方が多かった。
 とにかく足が痛くて、泣きたい気持ちになって、心が折れそうだった。

 それを救ってくれたのは、沿道の声援。

 逃げ出そうと思うこともあったのだけど、とぎれない声援が背中を押してくれた。

 高校生のボランティアグループが、励ましのハイタッチの手を差し出している横を通るときには、力を振り絞ってハイタッチを受けながら走った。

 最後の5㎞は、それもできなくなってしまって、足を引きずりながらのゴールイン。

 結果は、5時間33分50秒。

 明らかな練習不足だった去年より悪いタイム。

 なんとか完走したが、完走というより完歩とでも言うべき記録だった。
 
 ともあれ、今回で私の青島太平洋マラソンは終了。

 青島太平洋マラソンは多くのボランティアに支えられて、日本に誇れるいい大会だと思う。

 青島太平洋マラソンがいつまでも続いていくことを願いつつ、私の青島太平洋マラソンは終った。

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