悪徳不動産日記 青島太平洋マラソン2017 番外編 JRの利用者無視の体質か?
昨日は、フルマラソンを走った後遺症で体中がきしんでいた。
足には激痛が走り、歩くのもままならなかった。
4年前、去年、今年と3度目のマラソン。
初マラソンが一番練習期間が短かったが、4時間台での完走。
2回目の去年は、今年と、続けて記録は落ちた。
寄る年波で体力が落ちているのだと、年を素直に受け取っていた。
しかし、今朝、目覚めて布団から抜け出し、体を動かしても痛みが少ない。
階段も、筋肉痛は残っているが、両足交互に踏み出して降りることができる。
4年前は、大会後3日目までは、まともに歩けなかった。
42㎞を体が記憶しているのかもしれない。
というところで、青島太平洋マラソンに関連して、JRの利用者のことを考えていない対応について一言申し上げたい。
余談だが、そもそも私は日本旅客鉄道がJRと呼称するのも気に入らない。
日本郵便はJP、日本たばこはJT、農協はJA。
安倍総理はじめ国粋主義者の方々は、これをいかがお考えなのだろうか。
日本の国粋主義者の覇権争いの先は、東南アジアには向うが、欧米には追従するという潜在意識を露呈しているようでならない。
ところで、今日話題にするJR九州の正式な社名は九州旅客鉄道である。
JR九州という呼称をやめろとはいわないが、九鉄という呼称もいいではないか。
話しを本題に戻して、私が経験した、一昨日の青島太平洋マラソンにおけるJR九州の職員さんの対応について問題提起と改善提案をひとつ。
まずは、一昨日のブログに書いた出来事。
それはこんな内容だった。
一角日、私の勘違いで列車をひとつ乗り遅れた。
5時15分の電車に乗らなくてはいけなかったのに、5時33分の電車だと勘違いしていた。
去年、甲斐博さんといっしょに行ったのは5時15分初の電車だった。
この電車で宮崎駅に着いたら、待機している日南線の電車がすぐに出発というスケジュールだった。
都会と違って、当地・宮崎県では、通勤時間帯でも電車は1時間2、3本しか走っていない。
5時33分の電車に乗ると宮崎駅着は7時4分。
マラソンの受付締め切り時間は、8時。
宮崎駅からマラソン会場の最寄り駅の木花駅までの所要時間は15分。
7時4分到着で、すぐに乗換電車があれば間に合う。
それで私は、駅員さんに聞いた。
「今日、青島太平洋マラソンに出る予定だったのですが、去年はひとつ前の電車で行ったからゆっくりまにあったんですけど、5時33分の電車で行って乗り換えで行くと、木花駅着は何時になりますか?」
その答えは、「8時8分ですね」であった。
木花駅から会場まで10分はかかる。
アウト。
それであきらめて帰りかけたのだが、私が駅を出ようとしたときに、駅に駆け込んできた女性がいた。
その女性がマラソンに出るような雰囲気だったので、たずねてみたら思った通り青島太平洋マラソンに出場するとのことであった。
それで、私もあわてて切符を買って、彼女らの後を追いかけるように、出発待機をしていた電車に飛び乗った。
電車内には、いかにもマラソンに出そうな人が10人以上はいた。
近くの席の人に声をかけたら、やはり青島太平洋マラソンに出るという。
宮崎駅からマラソン会場まで臨時バスが出ていて、充分間に合うとのことだった。
青島太平洋マラソンは、年々人気があがり、県内外から申込みが殺到し、今年は申込み開始からわずか数十分でフルマラソン9000人の定員がいっぱいになってしまった。
全レースの参加者は1万2千人。 その半数近くは県外からの参加者。 大会前日の宿初施設は、どこも満室状況。 大会がもたらす経済効果はいかばかりか。 県知事みずからテレビCMに出演。 大会申込の数カ月前から大会参加のCM。 大会申込み締め切りのあとからは、運営ボランティアのよびかけのCMを流している。 駅員さんは、こんな大きなイベントの開催をご存じないのだろうか。 一昨日、駅に駆け込んできた女性に出会わなければ、私は大会参加を断念していた。 大会申し込み当日、申し込み受付開始15分前からパソコンの前に座り、インターネットの申し込みサイトを立ち上げて待機し、受付開始と同時にインターネットの申し込みボタンをクリックしたけど、申し込みが殺到していてつながったのは6分後。 参加料8500円の支払いも済ませていたけど、それも水の泡。 乗り継ぎを調べてもらった駅員さんにも、その事情は重々説明したのに、バス便に乗り換えれば間に合うなんて情報はもらえなかった。 しかしこのときは、JRの通常業務とは関係ないことだろうから、駅員さんを責める気持ちにはならなくて、女性二人に出会った幸運に感謝した。 果たして、宮崎駅に到着。 私の席の近くに座っていた人の後をついていけばいいと思っていたのだが、その方はトイレの方に行ってしまった。 それで、改札でお客さんを誘導していた駅員さんに、「マラソン会場に行くためのバス停はどちらになりますか?」と聞いてみた。 東口から出た方がいいのか、西口から出た方がいいのかという程度のことを確認するつもりの質問であった。 その質問に対する駅員さんの答えに、私は仰天した。 「(私は鉄道員だから)バスのことはわからないですよね」と言うのだ。 宮崎市には、県外からのお客さんが5000人以上は来ているはず。 県外からマラソンに出るために宮崎にきてくれているお客さんに、こんな応対をしているのだろうか。 駅員は、電車に乗るお客さんの応対で手がいっぱいだよといわんばかりの態度。 私は、いっしゅん途方にくれそうになったが、まわりを見回してマラソンに出そうな人を探した。 何人かそれらしい人がバッグを抱えて、早足で出口に向っている。 その人の後を追いかける。 駅をでると、すぐのところに人のスポーツバッグを抱えた人の行列があった。 誘導員の方がマイクで案内していた。 どうやら、臨時バスが10分おきに出ているようだ。 バス乗り場は、宮崎駅西口を出た目の前。 おそらく6時前からバスが動き、そのバスに乗り換える乗降客が駅構内を行き交っていたはずだ。 それなのに、あの駅員は、バスのことなどまったく気がつかなかったのだろうか。 県外からのお客さんが5000人以上。 それらお客さんの旅費、宿泊費、飲食代だけでも経済効果は数億円になるはずだ。 旅行客の足を担うJRも、その恩恵を授かっている代表的な業種のはずだ。
青島太平洋マラソンは、見返りを求めないボランティアの力に支えられて大きく育ってきた。
それなのに、直接的にその恩恵を授かっている交通機関であるJRの職員の無関心さには怒りを感じた。
宮崎は観光を地域活性化の重要な柱のひとつとして、観光客の誘致に頭をひねっている。
だが、県内に多くの観光名所があっても、残念ながら公共交通機関が整っていない。
公共交通というハードを整備するのには莫大な費用と時間がかかるが、お客さんのおもてなしというソフトを整えるのにはお金も時間もかからない。
ひとりJRだけのことではなく、県民こぞって来訪客への親切な対応を心がけたいものだ。
これは、日頃悪徳不動産を標榜して、愛想の悪い私への自戒を込めた提案でもある。
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