恵方巻は、切って食べた方がずっとおいしい
昨日は立春。
暦では春になったというのに、猛烈な寒波。
立春寒波なんて呼んでいるが、寒いの寒くないの。
立春の前日の3日は節分。
毎年節分には、お客様から恵方巻をいただく。
節分に恵方巻を食べるというのは、バレンタインデーにチョコャレートを送るのと同様、マーケティングの大成功例。
コンビニが流行らせたらしいが、恵方巻には、ありがたみを増すために、食べ方に3つのルールを持たせている。
その年の恵方を向いて食べること。その方向だけ見て、よそ見をしてはいけない。
恵方巻は切らずに、いっきに食べること。
そして、食べ終わるまで黙って、おしゃべりしてはいけない。
このルールを破ると、お願いごとはかなわない。
せっかく縁起物をいただくのだから、去年まではこのルールのとおりに食べていた。
太い恵方巻を、切らずに、いっきに、黙って食べるのだが、それだと味わう余裕はない。
今年は、お客様から電話があり、切り分けた恵方巻と一本のまんまの恵方薪の2種類を用意しているけどどちらがいいかと希望を聞かれた。
家内がインフルエンザで寝込んでいることもあり、切り分けた方をお願いした。
縁起はちょっと良くなくなるかもしれないが、熱でうんうんうなっている家内に太巻のまるかじりは無理。
それで切ったものを所望し、私も切り分けた恵方巻を食べた。
切り分けた恵方巻は、恵方巻とは言わずに太巻と言うべきで、敬虔あらたかでな食べ物では無くなるのかもしれない。
だから縁起が良くなるのはあきらめて、熱いお茶をいれて、食べやすく切った太巻きを味わって食べた。
そうしてわかったことは、ルールを守って食べる恵方巻は美味しくないが、切って食べる恵方巻は美味いということだった。
今年は、願い事はあきらめて太巻きを味わい尽くしたが、来年は、恵方の神様に、「私は恵方巻のルールを破って食べてますが、心から神様を信じます。どうぞ願い事をかなえて下さい」と願いながら食べることにしよう。
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