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2018年6月30日 (土)

悪徳不動産屋日記 寛容なつきあいをしたい

 朝一番で、新規に月極駐車場を計画している地主さんより電話が入った。
 
  地主さんは建物を取り壊して、月極の駐車場にするための工事をしている。
 
  この駐車場の近くで建築工事を予定してる建設会社が、現場作業員のための駐車場として一括で借りたいという申し込みが入っている。
 
 ぜひ借りたいということなのだが、その建築会社さんは個人規模の会社ではないため、正式契約のためには稟議書をあげて役員さんたちの了承をもらわなくてはならないとのこと。

たかだか車4台、月額2万円ちょっとの話なのだが、本社に稟議をあげて決済をもらわないと正式に借りる話にはならないというのだ。

それで、今月16日に、賃貸借契約書と見積書を作成し担当の方にあずけておいた。

それからもう2週間になる。

 時間がかかりすぎで、気にはなっていたが、この駐車場が借りれないと建築工事に支障があると言っていたから、キャンセルはあり得ないはず。

 7月9日を始期とする契約だから、来週に正式契約になるのだろうと思っていた。

 そんな矢先、地主さんから連絡が入った。

 「あの話どうなっているの?」

 「契約書と請求書を渡してるんですけど、まだ連絡が無いです。今日にでも連絡してみます」

 そんなやりとりをしていたら、こちらから連絡をする前に、担当の方が来社された。

「駐車場の契約はどうなりますか?」という。

「先日、契約書と見積書を渡してますよね。会社の印鑑は持ち出せないのでしょうから契約内容に別段意義がなければ、お渡している契約書に押印していただいて請求金額を入金してもらうことになりますね。」と答える。

「えーそれでよかったんですか。何も言って来ないからどうなってるのかと思ってましたよ」

この担当さんは現在の建設会社に入る前には、長いこと不動産会社に勤めていた。

現在の会社も宅地建物取引業(不動産業)の業務もやっている。

私は、「そんなこと、わからんことあるめー。ほんとは放置していたんじゃないか」と 心の中でつぶやきつつ、「ちょうど地主さんからも、どうなってるのかと問い合わせがあってましたよ。はやめに契約の手続きをお願いします。」と伝えた。

「早急に処理します」ということで話しは終りのはずだった。

なのに、担当の方はなんだかぐずぐずと口のごもっている。

「今本社の社長が出張していて、すぐには決済がもらえないと思うので、すぐには処理できない」というようなことを言っている。

結局、契約は契約開始時期ぎりぎりになりそうだということを言っているようだ。
 
1億円以上建築工事を請け負って、その工事をするためのの駐車場の契約だ。

駐車場の賃料は工事期間通算でも15万円程度。

建築工事請負額の1%にも満たない額。

なにをぐずぐず言ってるんだろう。
 
悪徳動産屋の私には、こんな相手の気持ちがわからない。

「借りるのであれば早く契約を終わらせてよ」

態度に出してはいけないと思っているのだが、担当さんを責めるかのごとく口調が荒くなる。
 
  間の悪い話は、重ねて間が悪くなったりするもの。
 
  建設会社の担当者と話しをしてから2時間後のこと、駐車場予定地の地主さんから工事が遅れるので契約の始期を1週間ずらせないだろうという相談が入った。
 
  あれれ、さっきこそ早く契約するようにせかせたばかりなのに、条件変更か。
 
  建築会社の契約が遅れていて幸いだった。
 
  契約締結後であれば契約内容の変更ということで、借主である建築会社にお詫びしてお願いするという手順になる。
 
  まだ契約前だったから、契約条件の変更であり、契約の始期が1週間遅れることで大きな支障はないはず。
 
  建築工事関係者のための駐車場で、工事着工してすぐに駐車場が不足するということはないから、1週間くらいだったら工事現場内におくなりの工夫をすればなんとかなる話しだろう。
 
  ということで、難しいことは想定せずに、すぐに担当者に連絡を取った。
 
  「そういうことならしょうがないですね」と即答すると思っていたのだが、「困りましたね。稟議をあげたあとですので、上の了解をとれるかどうかわかりません。なんとかならないですかね」と言う。
 
  私は、小さな点で間が悪いことが多々あるのだが、根本的にはツキがあると信じている。
 
  契約が遅れていて幸いというのが、このことだ。
 
  まだ契約もしていないし、稟議も通っていないのだから、それがダメなら契約しなければいいという話しだ。
 
  親切な不動産屋であれば、ダメを承知で、地主さんに駐車場の工事業者をせかせてなんとか最初の予定通り9日から使えるようにならないだろうかと相談をかけたり、当初の予定にあわせるように努力をしてみるところなのだろうが、それが無理だから地主さんから相談が来ているわけだ。
 
  担当者は上司に契約条件の変更を認めてもらうのがやっかいなのだろう。
 
  「なんとかなりませんかねー」となかなか承諾しない。
 
  ぐずぐずと同じ話しをしていて、一向に話しが進まない。
 
  私の悪い癖で、結論が見えているのに、相手の気持ちをなだめるために、無駄とわかっていても努力をする姿勢を馳せるというのは性に合わない。
   
  なにせ悪徳不動産屋なのだから。
 
  「幸か不幸か、まだ御社の方も賃貸条件を検討している状態だから、この条件で借りるか借りないかを検討してください」とつきはなした。
 
  この1年で、当社の周辺に3棟のマンションが建った。
 
  それらの敷地は、すべて月極駐車場だった土地である。
 
  それで当社の周辺では駐車場が不足している。
 
  いま商談している建築会社もそのことは重々承知している。
 
  やっとのことで見つかった駐車場用地だ。
 
  他に変わる物件は絶対に無いし、この建築会社が借りないのであれば、借りたい人はいくらでもいるという状況なのだ。
 
  担当者は、もったいつけて「条件変更で上司に相談して返事します」と言っていたが、結論は見えている。
 
   他に変わりになる土地は無いのだから、1週間の遅れくらいだったら、「いいですよ。なんとかします」と気持ちよく譲ってくれたらいいじゃないか。(というのが悪徳不動産屋ならではの考え方なのかもしれない)
 
  1時間後。担当者から「上の了解をもらいました」と連絡が入った。

 

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