新幹線殺人事件 防ぐ方法は無いだろう
新幹線内での殺人事件。
ワイドショーで、
手荷物検査を厳しくしろ。
安全のためなら不便はがまんする。
すべての新幹線に警察を配備せよ。
なんて、思いつきでもっともらしい意見をほざいている芸人がいた。
そもそもワイドショーに使われている芸人は、勝手気ままに無責任な言葉を恥じることなくばらまくことができる才能のあるヤツ。
そんなヤツらが、日本の良識みたいなツラしてのさばっているのを有り難がってみている視聴者もなさけない。
私も、なさけない視聴者の一人だともいえる。
しかし、一方でそんな芸人の意見に日は的な意見をだきつつワイドショーを見ている部類の人がいるのではないかと思っていて、私は、そちら側の視聴者だと思っている。
新幹線殺人の問題についての、手に持つ検査を厳しくしろという意見がその典型だ。 新幹線は5分おきに800人の乗客を乗せて発車している。 飛行機と時間を競い合っているのだが、発車ぎりぎりにでも飛び乗れるというのが新幹線の利点。 飛行機同様の手荷物検査をするとなると、お客は乗車の数時間前に手荷物検査場で検査を受けることが必要になるだろう。 羽田の飛行機だって5分ごとに出発しているが、飛行機の定員は100人から200人。 新幹線の定員800人として単純計算すると、飛行機の手荷物検査時間は飛行機の4倍はかかることになる。 4倍の人員と検査場を用意すれば飛行場なみの時間で処理できるかもしれないが、それは無理だろう。 検査に手間がかかると出発が遅れ、自慢の正確なダイヤの維持はできない。 テロを考えると不安だが、テロリストがねらうなら、新幹線だけでなく東京の通勤電車の方が効果的ってもの。 それを本気で防ぐためには、イギリス(だったと思うが)、どこかの国みたいに町中に監視カメラをつけまくることだ。 監視カメラで捉えた画像から不審な行動をする者を見つけ出すというソフトも開発されているようだ。 とはいえ、それでも完全にテロを阻止することはできないだろう。 私の意見もワイドショーの馬鹿タレと大差は無いが、私の結論は、狂人に遭遇してしまったら、運の悪さをなげくしかないということだ。 狂人をとりおさえようとして、被害者となられた男性には、心から冥福をお祈りする。
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