青島太平洋マラソン2018 ビリを貫く100歳ランナー
今年の青島太平洋マラソンまで1カ月余りとなった。
私はといえば、今になって、やっと10㎞走を始めた。
この10㎞を、なかなか歩かずに完走することができない。
今期は出場する気はなかったのだが、甲斐博さんの誘いに乗ってしまって申し込みをした。
甲斐さんは、大のマラソン好き。
フルマラソンだけでなく、100㎞のウルトラマラソンやら、山中を駆けめぐるトレイルランやらと、やたら駆け回っている。
甲斐さんは、実に楽しそうにマラソンの話をする。
嬉々として語る甲斐さんの話を聞いていて、もう一度だけ走ってみるかと思って申し込みをしてしまった。
甲斐さんの、「楽しんで走れば良いじゃないですか。年齢とか、記録とか気にしないで楽しめばいいですよ」という言葉に甘えてしまって、今年は、5㎞をちんたらちんたら走ってきただけだった。
大会の3カ月前から本格的に練習を始めようと思っていたのだが、気がつけば、2カ月を切っていた。
急遽10㎞走に切り換えてみたのだが、10㎞完走ができない。
呼吸が苦しくらないようなペースで走っているのだが、6㎞くらいから足が痛くなって歩いてしまう。
5年前の初出場のときには、計画的に練習した。
そのときの練習記録は残ってないが、当時のブログをチェックしてみたら、10月16日には15㎞走、21日に21㎞走、11月4日に30㎞走をやっている。
とてもじゃないが、今からでは初出場当時の以上の走りはできない。
ということで、今年の青島太平洋マラソンは棄権しようと思った。
昨日、木村宅地建物の木村さんにあったので、今年は棄権しますと伝えて、棄権の意志は固まった。
今年は出ない、そう決めていたのだが、やっぱり出ることにした。
今日は朝から、机の周りにたまってしまった書類の整理をしていた。
書類の山の中から古い新聞が出てきた。
別府冷麺の特集記事があって、それを後でしっかり読もうと思ってそのページだけ切り取っていたものだった。
別府は当地(宮崎県の北端の街・延岡市)の隣町といった距離の街。
今度行ったときには冷麺の名店を訪ねてみようと思って、記事に目を通した。
同じページにあった「100歳ランナー ビリ貫く」と言う見出しの記事が目に留まった。
気になって記事に目をやる。
記事の書き出しはこうである。「ビリで走って、人を追い越さないように・・・。この言葉を胸に走る100歳のランナーがいる」
その人は、今年3月に100歳になった中園末夫さん。
「運動神経は鈍かった」そうだ。
還暦の記念に、誘われて天草パールマラソンに出場したのがきっかけ。
初挑戦はパールラインマラソンの10㎞部門。
翌年は記録を更新し、うれしくて毎年走るようになった。
70歳で大腸ガンの手術をし、身体を動かす自身も失った。
そんなとき目に留まったのが、健康マラソン愛好者が集る「熊本走ろう会」の新聞記事。
自分も走れるだろうかと、会長会の会長の加地正隆さんに相談した。
耳鼻科の医者の加藤さんは、こんな助言をした。
「病み上がりだからタイムを競うのではなく、ビリで走って人を追い越さないようにしなさい」
依頼、30年走り続けているそうだ。
中園さんは語る。「最後の方だと、応援も多いんですよ」。
今年の青島太平洋マラソンを棄権しようと決心した次の日に、4カ月くらい前のこんな記事が出てきた。
これも、何かの縁。
甲斐博さんの言うように、楽しんで走ればいいかと思っている。
(30㎞過ぎを走っているときは楽しめないが)
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