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2019年3月 5日 (火)

悪徳不動産屋日記 確定申告②

 昨日の、もう一人の相談者はお母さんが所有する家を売ったお客さんだった。

 税務署から届いたリーフレットを持参されての相談だった。

 リーフレットは「平成30年分 譲渡所得がある場合の確定申告のお知らせ」というものだ。

Photo
  冷静に読めばわかるようになっているはずなのだが、税務署にいわれのない恐怖感を抱いている一般市民は、まずびっくりする。

 税務署というと、血も涙もなく税金を取り立てるひどいところだ等誤解している人が多いのだ。

 そんなことはない、税務署は悪質な脱税をする人以外には、いたって優しい役所なのである。

 落ち着いてリーフレットに目を通してもらいたい。

 図解でわかりやすい説明がある。

 まず最初に、「平成30年中に土地・建物・金地金等の売却や交換等をされましたか?「とある。(上にはりつけた図は去年のものだから「平成29年中に・・・」となっています)

 不動産を売った人は、その質問の下に、薄紫色にかこまれた「通常の売却」に該当しますね。

 すると、下に矢印があって、「売却による利益はありますか?」という質問がありますね。

 ね。やさしく質問してくれてるでしょう?

 その質問に下に矢印があって、「はい」「いいえ」という答えがあります。

 「いいえ」だと、「確定申告書の提出は原則不要です」となっていて、大きな左向きの矢印があって、「譲渡所得の申告についての連絡票」(返信はがき)に必用事項を記入し、返送してくださいとあります。

 「譲渡所得の申告についての連絡票」には、まず最初に「下記の不動産の譲渡(売却)については利益がないので申告しない」とあります。

 これが昨日私が書いてあることで、利益がなければ税金はかからないということで、税務署からの書類にも当然のごとく「利益がないから申告しない」と印刷されているのです。

 利益がないという証明に、売却した不動産の所在地を記入し、種類、利用状況には丸をつけ、売却した土地と建物の購入価格を書いて、売却した不動産の価格を記入します。

 この書類は、そのまま返信用のはがきになっていますので、同封されている目隠しシールを貼ってポストに投函したら、それでお終いです。

 このはがきを出すにあたっては、買ったときの売買契約書や領収書を添付する必用はないので、昨日、相談のあったお客さんも、買った時の価格を覚えていれば、その価格を記入して出しておけばそれで終わりになった可能性が高いのです。

 税務署には、過去の不動産価格を掌握していますので、その数字に妥当性があれば、とりたてて調査は入らないことが多いようです。

 ただ、税金をまぬがれるため、インチキな数字を書いて脱税しようとしたら、好確立で見つかりますので、くれぐれもインチキな回答をしてはいけません。

 昨日も申し上げましたが、ここ20年くらいは土地が値下がりを続けてますので、売却しても利益がないという取引が多いことは税務署も承知しているわけです。

 さて、利益がありますか?という質問で「はい」という答えの場合は、「確定申告書の提出が原則必用です」となってます。

 こちらになると、ちょっとわかりにくいですね。

 「確定申告書の作成は、国税庁ホームページの『確定申告書作成コーナー』をご利用ください」とありますが、これは初めての人には、ほぼ無理です。

 次に、「お問い合わせ先のご案内」とあります。e-Tax・作成コーナーヘルプデスクの案内がありますが、これも初めての人には、ほぼ無理です。

その次の「マイナンバー総合フリーダイヤル」というのも、初めて申告する人には無理な話だと思います。

  なぜか、ほぼ無理だと思う相談先の電話番号が大きく記載されています。

  その下に、ちょっと小さくひっそりと、「最寄りの税務署」というのがありますが、私が声を大にしておすすめしたいのが「最寄りの税務署」です。

「電話番号は国税庁ホームページでご確認ください」とありますが、住んでいる住所で検索すれば一発で出てきます。

   たとえば、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)であれば「延岡市 税務署」と検索すれば、延岡税務署一番目に出てきます。

 今日のブログの相談の方は、お母さんが住んでいた家をお母さん自身が売却したという取引で、昨日説明した3000万円の控除が適用になる売買ですから、税務署に相談に行けば、手続きは簡単で、申告書の記載方法や必用書類については税務署の職員さんがやさしく親切に教えてくれます。

 ただし、確定申告の締め切り間際の3、4日前は税務署が非常に混雑していて、待ち時間も長いし、職員さんも忙しすぎてゆっくりした対応ができないと思いますので、今週中に行くことをおすすめします。

 今日のブログで、私が一番言いたいことは、税務署の職員さんは、大変な仕事をしておられるけど、非常に親切な人が多いということです。

 税務署というと、税金を取り立てる非情の人と誤解されている面がありますが、私が触れ合った税務署の職員さんは、みなさん親切な方ばかりだったですよ。

 税務署は、善良なる納税者には、やさしく親切な役所なのです。

 皆さんは善良なる納税者だと思いますので、税金のことは安心して税務署におたずね下さいね。

 かくして悪徳不動産屋は、お金にならない税金相談からまぬがれることになるのです。

 くれぐれも、今週中に行くことをお勧めします。

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