今朝の地震は恐かった 地震は予知できない
今朝の地震は恐かった。
シャワーから出て髪の毛をふいていたら、机に置いていたスマートフォンの画面が急に黄色く変わった。
見ると、「緊急地震速報。日向灘沖で地震発生。強い揺れに備えて下さい。」の表示。
すぐに「ギューン ギューン ギューン」というか、「ヴーッ ヴーッ ヴーッ」というか警戒音が鳴り響いた。
熊本地震の時の恐怖がよみがえる。
熊本地震の時、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)は震度5弱だった。
そのときの警報音はまだ耳に焼きついている。
警戒音の後に大きな揺れが来た。
緊急速報の警戒音は続いている。
「もっとひどい揺れが来る」
そう思って、私は四つんばいになって警戒態勢をとった。
幸い、揺れはすぐに収まった。
テレビのワイドショーは一斉に自身速報に切り替わった。
宮崎市は震度5だったらしい。
大きな地震だったもので、朝のワイドショーは地震速報一色になった。
気象庁やら地震研究者やらをかき集め、地震の分析がはじまった。
そんな中で、東大の地震研究所の助教の肩書の人が会見に引っ張りだされていた。
ワイドショーは、視聴者をとりこむ大きなネタがきたとばかりに、助教にあれこれ質問を投げかけていた。
記者団の質問にに対する助教の見解が面白かった。
記者たちは、今回の地震が今後どのような地震を引き起こすのかということを、あれこれあれこれと質問を投げかけた。
この助教は予測に関しては「わかりません」という返答を、何度もした。
通常であれば、地震の専門家として、どんな質問に対しても自分の見解を、あれこれ解説するのだが、この助今日は「わかりません」という言葉を発した。それも何度もだ。
それを見て私は、この助教こそ本当の研究者なんじゃないかなと思った。
地震を真剣に研究しているからこそ、「わからない」と答えることができたのではないか。
地震学者で東京大学の名誉教授のロバート・ゲラーさんも、「地震は予知できない」という話もしていた。
ゲラーさんは何を言っているか聞き取れないほど日本語の発音が悪いのだが、地震学者でありながら「地震は予知できない。だから地震の予知に使う莫大な予算は無駄遣いだ」と断言していた。
そのキャラクターが面白くてワイドショーにも度々登場していた。
実に真剣にムキになって「地震は予知できない」という理論を展開していた。
あまりにも極論を展開するので、バラエティー番組で、きわもののお笑いみたいな取り扱いをうけていたが、そこは東京大学の教授で地震学者の意見。
地震は予知できないという意見を納得させられた。
今日のワイドショーの助教の「わかりません」は、本当のことろなのだろうなあと思って見ていた。
残念だが地震の予知はできない。
しかし、大きな地震は必ず来る。
予知できない大きな地震にどう対処するか。それが問題なんだなあ。
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