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2019年9月

2019年9月30日 (月)

悪徳不動産屋日記  A HARD DAY’S NIGHT  いつものことながら

「It's be a hard day's night ♪♪ 」

ビートルズの歌が口をついて出る。

「なんて日だ!!」

同時に、バイキングのコントのフレーズが頭の中をかけめぐる。

仕事を先送りするのが私の最大の悪癖で、締め切りぎりぎりになってあわてまくって片付けることになる。

そして、いつものことではあるが、そんなときに限って飛び込みの急ぎの仕事が入る。

今日が、そんな日だった。

朝、出勤してすぐに締め切りに遅れそうな仕事にかかった。

今日は、他の仕事には手を付けず、この仕事だけに集中する予定であった。

そんな矢先の朝10時過ぎに電話が入った。

携帯電話からの電話のようだが良く聞き取れ無い。

車の通行の激しい道路から電話してきているようだ。

何度か聞き直しながら用件を聞いた。

某地区の区長さんからの電話だった。

当社で管理している土地から土砂が流れだして通行の障害になっているのだという。

突然の電話で、その地区に当社が売却や管理の依頼を受けている土地で土砂災害を起こすような土地はない。

あれこれ考えてみるが、思い当たる土地はない。

それで、どうして当社に電話をしてこられたかを聞いたところ、その土地に当社の看板が立っているので電話してきたのだとおっしゃる。

それでわかった。

当社が月極駐車場として募集看板を立てている土地であった。

しかし、その土地は住宅地で、土砂崩れなど起こりようもない場所だ。

道路から4~50㎝高くなっているが、その擁壁がこわれるとは思えない。

何か重機が入って擁壁を壊したのだろうか。

とにかく、すぐに現場に駆けつけた。

不安でいっぱいだったが、現場についてほっとした。

駐車場は舗装をしていないので、車の出入りで少しずつ砂利が道路に掻き出されて、駐車場の出入り口部分の歩道に砂利がはみだしていた。

通行の障害というのは少しオーバーかなというのが私の勝手な印象だったが、見た目が汚いし歩道を自転車で通る人には迷惑をかけている。

擁壁が壊れていたら業者を頼まないといけないなと思っていたのだが、これなら車に常備している掃除道具ですぐに片づく。

砂利を箒で掃いて、土地内に戻した。

作業自体は30分くらいだったが、行き帰りで40分。あれやこれやで1時間半のロス。

昼飯も抜きにして、締め切りの仕事にとりかかっていたら、先月入居したお客さんから蛇口が水漏れしているので見てほしいとの電話が入った。

電話では状況がわからないので現場を確認に行く。

蛇口からの水漏れで、私では対処できないので水道屋さんを手配。

入居して1ヶ月足らずの間に、風呂まわりの修理依頼がこれで3回目だ。

一度目は浴槽のお湯が抜けない。

それを直したら、洗い場の水の引きが悪い。

同時にわかってもいい不具合だから、1度に言ってくれるといいのだけど、遠慮しながら小出しに修理依頼をしてくる。

今度は風呂の蛇口の水漏れ。

すぐには気がつかない程度のささいな水漏れだった。

水道屋さんもその都度出張費が加算されるから高くつく。

おまけにこの貸家は当事務所から車で20分くらいの遠隔地の物件。

これで午後の2時間近くを費やすることになった。

水道屋さんを手配して、帰って来たところに、飛び込みの来客。

当事務所の近くに店舗を探しているとのこと。

なにをやるのかをお聞きしたが、どうにも仕事の内容がはっきりしない。

開業するにしては経験がほとんどないような感じで、積極的に探してあげようとは思えない雰囲気だった。

店舗物件は、安易に契約すると、先々トラブルことが多い。

私は、目先の利益より安定した賃貸借関係の方を重要視している。

それに今日は、ゆっくり探してあげる時間がない。

当社がお預かりしている物件のみしたら、条件的には悪いないので検討しますとのことで今日は別れた。

「なんて日だ!!」

肝心の今日の重要仕事ができない。

そうこうしていたら、本日入居のお客さんからクレームの連絡。

入居前の掃除ができてないとの苦情であった。

当社が元付け業者で、他業者さんに入居者を決めてもらったのだが、掃除についての当社の見解とお客さんの意向がマッチしていなかったことによる苦情。

相手の業者さんは悪くはないが、私が案内していたらクレームにはならなかっただろう。

ただし、私が案内していたらこのお客さんはこの物件を借りなかったかもしれない。

先にも言ったように、私は目先の契約より、先々もめない契約をしている。

できるものとできないものをはっきりして、私がせいいっぱい説明、説得しても、借り手の要望と貸し手の意向が合わないときは、無理に契約をしない。

借手は気に入らなければ他を探せば良いわけだが、家主さんにも貸さない権利はある。

不動産の取引は売手買手、貸主借主、五分と五分にしたい。

借りてやる、貸してやるではなく、貸していただく、借りていただくという関係にしたい。

今日の入居物件については、お客さんにいろいろ説明してみたが、結論は私の説明ミス。お客さんの意向を軽く考えていたミス。

説明に時間がかかったが、ミスを認めれば私はそれを補正するための費用についてはあきらめがいい。

お金を出せば解決できる問題であれば、たいしたことではない。

いくらお金をだしてもすまないミスでなければ幸いだ。

お悪意のないミスであれば、金の問題で通常なら手数料以上の費用がかかることはない。ただし、今回の費用負担は手数料以上になるかもしれない。

不動産業、何年やってもトラブルは付いてまわる。法的に慎重にやっても見解の相違でトラブルこともある。

見解の相違でもめたとき、私に非があると認めれば、私は言い訳はやめてあっさりお客さんの軍門に下る。

そんなやり方で、かれこれ40年。

私は不動産屋を続けられている。

悪徳不動産屋という人もいるだろうけど、私を絶対的に信頼してくれているお客さんもたくさんいる。

だから、私は不動産屋を続けるつもりだ。倒れるまで。

 

ふー・・「It's be a hard day's night ♪♪ 」

2019年9月25日 (水)

悪徳不動産屋日記 献血30回目の記念品 日本赤十字の老害?

 今日、献血に行ってきた。

 31回目の献血。

 ここ10数年は、年に1、2度、献血をしている。

 高校生1年生のときに、心臓の手術をする人のための輸血の血液が足りないとのことで、学校に献血の要請があって、強制ではないが受けざるを得ない形で献血をしたのが最初の献血。

 心臓弁膜症の施術だったと記憶している。

 2回目の献血も、同じく心臓弁膜症の手術の輸血用の献血だった。

 やはり学校に献血協力の要請があって献血に応じた。

 今は心臓の手術なんて珍しくはないが、当時はまだ珍しい大手術で、手術に際しては採血して24時間以内の新鮮な血液が必用だとの説明を受けての献血だった。

 以来、ぽつりぽつりと浮世の義理で、知り合いからの何かの要請があったときに献血をしてきた。

 毎年定期的に献血をするようになったのは、10数年前に母が手術をしたときに輸血を受けてからのことだ。

 手術のときにも輸血をしたが、手術のあとにも輸血を受けた。

 それ以来、母がお世話になったお礼の意味で、定期的に献血を続けている。

 前回の献血が30回目の献血だった。

 30回目の献血記念の品がこれ。

               P1030277 

 立派な箱に入っている。

 ずっしりと重い。

 なんだろうと、期待をして箱を開けてみた。

              P1030278

 直径7㎝くらいのガラスの器。

 どうやら、日本酒用の杯のようだ。ガラスの杯だから冷酒用の杯だろう。

 箱があまりにも立派だったから期待して箱を開けたのだが、正直心の底からがっかり。

 物をもらいたくて献血をしているわけではないが、30回目の献血記念の品として想像をふくらませていたのだ。

 私は下戸で、家でアルコールを飲む習慣はない。清酒用の杯なんて無用の長物。

 それにしてもの時代、家庭で杯で日本酒を飲むという人どれくらいいるのだろう。

 人に差し上げようと思ったが、もらってくれる人もいない。

 飾り物にもならないし。バザーに出しても買い手がみつかることやら。

 だれが、どうやってこの記念品に決定したのだろう。

 日本赤十字のお偉いさんに忖度しての品定めか?

 10回目、20回目のにも記念品をもらっているそうだがまったく記憶にない。

 やっぱりたいした物ではなかっただろう。

 どうせいただけるのであれば、献血30回記念バッジなんかがいい。

 献血30回記念のバッジを胸につけていれば、悪徳不動産屋も少しはいい人に見えるってもんだ。

2019年9月24日 (火)

これはいい! フィットカットカーブ プレミアムチタン

 最近買った文具で、ぜひおすすめしたいハサミがある。

「フィットカットカーブ プレミアムチタン」というのがそれ。

「フィットカットカーブ」というハサミが発売されたのは7年前のこと

 最適な刃の開き角度、約30度を常に保つ独自のベルヌーイカーブ刃
『カーブ形状の刃によって、対象物をしっかりとつかまえるための最適な刃角度(約30°)をキープできます。刃の根元から刃先まで、軽くなめらかな切れ味を実現しました。また、紙との摩擦も少なく、曲線も切りやすい、高角度仕上刃を採用しています。』というふれこみで、ワイドショーでも取り上げられたので、すぐに買ってみた。

 私の感想は、そういえば今まで使っていたハサミより切れ味がいいかな、といった程度のものだった。

 ハサミも刃物だから、長期間使っていると切れ味が悪くなってくる。

 100均にデザインのいいハサミがあったから買ってみた。

 フィットカットカーブに比べると、価格は5分の1くらいだが、新しいから、古くなったフィットカットカーブより切れ味はよかった。

 以来、ハサミについては新商品は気にならなくなっていた。

 ただ、ビニールテープやガムテープをハサミで切るとき、テープのノリが刃にくっついてうまくきれないとき、テープがすぱっとキレルハサミはないかなと思っていた。

 そこで見つけたのが「フィットカットカーブ プレミアムチタン」だ。

 3D設計刃により粘着テープを連続して切てもベタつかない、というふれこみだった。

       粘着テープを連続して切ってもべたつかない!「新開発」3D設計刃

 うまいこと言っているが、どうせ宣伝文句だよなと思ってすぐ買う気にはならなかった。

 しかし、ずっと使ってきた「フィットカットカーブが」がこわれたこともあって、そんなに価格の高いものではないから試しに買ってみた。

 それがなんということだろう。私の想像に反して、宣伝文句通りガムテープも、幅広のビニールテープもスパット切れる。

 何度切っても、テープのノリが刃についてからまってしまうということがない。

     フィットカットカーブ プレミアムチタン

 価格は500円程度。

 超おすめです。 

 

2019年9月22日 (日)

当地(宮崎県の北端の街・延岡市) 竜巻に襲われました

 今朝8時半過ぎのこと。

 竜巻を経験した。

 台風が近づいていて、宮崎市では1時間に120㎜以上の記録的短時間大雨で、道路が冠水しているというニュースが入っていたが、当地ではまだ、雨はときおり激しく降ることもあるが゛降ったりやんだりという感じでだった。

 風も同じように、ときおり台風が近づいていることを感じさせるような強い風も吹くことがあるという程度で、本当に台風が来るのか実感がわかないままテレビのサンデーモーニングを見ていた。

 テレビの台風情報では、台風が当地に最接近するのは今夜8時という予測。

 まだまだ先のことだなと思っていたら、急に雨の音が聞こえてきた。

 バシャバシャバシャと、叩きつけるような大きな雨の音だ。

 雨の音とともに、風も強くなってきた。

 いよいよ当地も記録的大雨になるのかなと、少し開けておいた窓を閉めて鍵をかけた。

 その直後のこと。風の音が台風の真っただ中にいるような強さになってきた。

 それにしても急に風かひどくなってきたなと思っていたら、炯々の無いものすごい風の音。

 台風の暴風域に入ったときでも、風は呼吸するように強弱があるものだが、暴風が寸分と休むことなく吹きすさんでいる。

 すざまじい風邪の音は、渦巻いていることを感じさせる猛烈なものだった。

 思わず身を伏せた。

 気を取り直して、「竜巻だー」大声をあげて建物内の人にふれてまわった。

 その間数秒。

 嘘のように静かになった。

 までは建物内にいる人にケガはないか。建物に異常はないか。

 幸い、私のいた建物は鉄筋コンクリートだから大きな被害はなかった。

 外に出てみると、エアコンの室外機と目隠しのタキロン壁が吹っ飛ばされていた。

 近所の家に被害はなかったか声をかけてまわったが、大きな被害はなかった。

 

 しかし、数十メートル離れている延岡駅では貨物コンテナが飛ばされていた。

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 私のいたビルから100メートルくらい東側が竜巻の中心部だったようで、車がひっくり返ったり、瓦が飛ばされている家があった。

 当地では2006年9月に大きな竜巻被害を受けていて、私の実家が全壊した経験があるから、今回の大風が竜巻だとすぐにわかったが、竜巻の中にいたのは初めてのことだった。

 2006年の竜巻と比べると小型のものだったようだが、風の音にば恐怖を感じた。

 「50年に1度の」「経験したことのない」そんな接頭語の付く未曽有の災害が、世界中のどこかで日常のように起こっている。

 

 

 

 

 

 

2019年9月19日 (木)

明日でいいことを今日やるなで、雑務、残務整理に追われている

 馬鹿は死ななきゃ治らないというが、私のグズも死ななきゃ治らないようだ。

 すぐにやれば簡単に終るようなことを、ついい先延ばしするのがわたしの致命傷的な欠点。

 簡単に終ると思うから先延ばししてしまうともいえる。

 私は、「今日できることを明日に延ばすな」にあらず、「明日でいいことを今日やるな」なのである。

 かくして仕事がたまり、締め切り日に追われることになる。

 そんなときに限って、締め切り日に追われながら雑務、残務整理をしていると、突発で急ぎの仕事が飛び込んでくる。

 まさに、この2,3日がそれ。

 雑務残務の締め切り日をかかえながら、飛び込んできた仕事の整理に追われている。

 馬鹿は死ななきゃ治らない。

 さりとて、まだ死にたくはなし。

2019年9月16日 (月)

やっぱり!史上最高の名勝負 MGC

 一夜明けて、今朝のワイドショーの一番ネタは、昨日のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)。

 感動したのは私だけではなかったようだ。

 試合を見た人の全部に感動を与えたようだ。

 私と選手に対しての感想も、ほぼ同様なものだった。

 2時間、ただ走るだけの競技が、なぜこんなに人の心を動かすのだろう。

 

 

2019年9月15日 (日)

史上最高の名勝負 初のMGC

 感動した!

 今日行われた東京オリンピックのマラソン代表選考会MGCは、文字通り手に汗握るすばらしい戦いだった。

 「MGC」というのは「マラソングランドチャンピオンシップ」の略で、この大会の優勝者と第2位の選手が出場権を得られるい一発勝負の大会だ。 

 私は英語が苦手で、何度聞いても覚えられない大会名なのだけど、とにかくこのレース一発でマラソンの日本代表が決定する。

 ちなみに、日本で行われるオリンピックの、日本代表選出のための、日本人だけが出場する大会なのにどうして英語表記の大会になるのかわからない。

 今まで、オリンピックのマラソン代表選考は、複数の指定大会の成績から総合的判断して日本代表を選考していた。

 選考基準がはっきりせず、代表選考にすっきりしないものを感じることがあったが、それを払拭するために儲けられた初の試みだった。

 2015年夏から2017年春の指定の大会で、定められた順位や記録をクリアした選手のみに出場権を与え、今日の試合では順位だけで出場権が与えられる。

 足掛け2年をかけた大会の中で出場権を勝ち得た選手を一堂に会して、オリンビックの出場権を賭けての勝負で注目されていたが、予想に違わぬ、いや予想以上の好勝負だった。

 試合を盛り上げたのは、最初から飛び出した設楽選手。

 1㎞3分を前後のハイペースで、一時は2位集団を2分以上引き離した。

 記録は関係なく順位のみで決定する選考方法だったから、全選手が牽制し合ってスローペースになって最後の5㎞くらいの勝負になってしまう恐れもあった。

 それだと、今日のような感動はなかっただろう。

 負けたとはいえ設楽選手は大会を盛り上げてくれた功労者だ。

 優勝した中村選手のことは、私はあまり注目していなかった。

 4強といわれる、日本記録をもつ大迫、前日本記録の設楽、今回2位になった服部、そして井上の4選手ばかりに目が行っていたが、昨日の中村選手の走りはすばらしかった。

 37㎞すぎに設楽をとらえ、39㎞過ぎでのスパート。

 それを4強の1画の大迫、服部が追う。

 41㎞付近で大迫が並んだが、そこで中村はさらにスピードを上げた。

 勝負に執着したこの走りは、東京オリンピックに期待を持たせてくれる走りだった。

 もうひとつ、私が感心したのが改正の高橋尚子さん。

 スタート当初から、設楽選手の走りを自分の2003年の東京国際女子マラソンでの失敗と重ね合わせて心配していた。

 当時、高橋はマラソン6連勝と負けしらず。

 2004年のアテネオリンピック日本代表選出を目指して前年の東京国際女子マラソンに出場した。

 高橋は体調がよくて自ら飛び出し、ハイペースでレースを引っ張っていたが、30㎞でスタミナ切れを起こして失速し、日本人トップではあったがエチオピアのアレムに抜かれて2位となった。

 私も記憶に残る試合で、あのときの高橋の苦しい表情を覚えている。

 設楽選手の姿に自分の経験が重なったのだろう。高橋さんはレース何度か不安の言葉を口にした。

 30㎞手前まで快走する設楽選手の快走に、実況アナウンサーも高橋さんの言葉に余り反応していなかった。

 高橋さんが言っていたのは、スタミナ切れは徐々に来るのではなく突然来るということだった。

 高橋さんの場合30㎞で、なんの前触れもなく、突然足が動かなくなってしまったというのだ。

 その経験から、設楽選手がそうならないことを願っての言葉だった。

 私は、設楽選手の走りを見ていて、それは高橋さんの杞憂だと思っていた。

 しかし、高橋さんの心配していたことは起こってしまった。

 高橋さんのすごさを改めて知らされた次第。

 

 うーーん。

 東京オリンピックのマラソン日本代表は期待が持てるぞ。

2019年9月14日 (土)

「緊急信号」はオオカミ少年?!

まだ記憶に新しい京浜急行踏切トラック衝突脱線事故。

踏切で立ち往生していたトラックに電車が追突し、トラックの運転手が亡くなり、電車の乗客30人が負傷した。

テレビで報じられる映像は、トラックが電車に巻き込まれて跡形もなく、車両3台が脱線するという衝撃的なものだった。

 これだけの事故で列車側の死者が0だったことは奇跡的だと感じた。

その後、テレビを始めとするメディア事故の原因をあれこれ論じていた。

当初は、大型トラックの運転手がどうしてこんなに狭い道に入っていったのかということに話題が集中していた。

カーナビの誘導に頼ってのことか、原因はわからないにせよ、運転手が道を間違えて進入したことには間違いない。

運転手が生きていれば、単純に道を間違えたということであっても、それはなぜかとわかっていることを追求しするのがワイドショーレポーターたちの常。

罪にうちひしがれた運転手を、よってたかって叩きまわして番組の「尺をとる」というわけだ。

 しかし今回は当の運転手がなくなっているので、それはできなかった。

 それで次にやり玉にあがったのが京急側の事故防止の不手際のあら探し。

 遮断機の下りている踏切に進入してきた車との衝突事故というのは、珍しい事故ではない。

 遮断機が下りかかっている踏切に強引に進入して、電車と衝突するという事故は珍しいものではない。

 開かずの踏切が遠因となっているので、踏切の高架化が必用だという意見はあっても、電車の運転手の過失を問われることは少ない。

 しかし、今回の事故では一番の原因のトラック運転手が亡くなっているので、ワイドショーは運転手に照準を向けた。

 京急が「踏切障害物検地装置」 を事故現場の踏切の340メートル手前に設置していて、踏切内に異常があったら発光信号によって運転士に異常が伝わるようになっている。

 発光信号は、さらにその160メートル前で目視できるようになっている。

 つまり踏切の600メートル前で緊急停止信号を確認できるわけで、電車は急ブレーキをかけれ衝突は免れられたというような話も出ていた。

 事故の原因を誰に押しつけようかと標的を探していた偽善ワイドショー軍団は、運転士に攻撃の照準を合わせていた。

 どこかの局が電車の運転手に事故の原因を負わせる報道に口火をきったら、いっせいに運転士に襲いかかろうと手ぐすねをひいていた。

 しかし、どう分析しても運転士の過失を問うには材料不足。

 結局ワイドショーは、「踏切障害物検地装置」と「自動列車停止装置」を連動させるように、会社に導入を促すという結論に納めていた。

 そんな中、今日「dマガジン」で読んだ「週刊新潮9月15日号」の「『緊急信号』はオオカミ少年?!」という記事が目に留まった。

 発光信号によって列車が止まりきれなかった原因は二通りあって、一つは信号の見落とし。もう一つは、信号に気付いても運転士がそれを信じなかった可能性があるというのだ。

 遮断機が下りた後でも、駆け込みで踏切を横断する人が多くて、その度に装置が反応するのだそうだ。

 電車の運転士にとって、信号の発光は日常茶飯事になっているというのである。

 大事な信号がオオカミ少年になっているというのだ。

 テレビ好きを自称する私がみる限り、テレビワイドショーでは運転士の信号の見落としを暗に感じさせる内容のものは多く見かけたが、「オオカミ少年」の話は初耳だった。

 テレビワイドショーが多少なりとも世の中になる報道をしようとする気概があるのであれば、遮断機が下りかかった踏切を無理に横断することが今回のような大きな事故になるということこそ、くどいくらいに、声を大にして伝えよ。

2019年9月13日 (金)

水の賞味期限とは?

 千葉県富津(ふっつ)市で、台風15号の被災者にペットボトル水が配られた。

 そのうち約1800本が賞味期限切れだったため、市民からの指摘を受けて富津市がお詫びし、「飲用ではなく生活用水として使ってほしい」と呼びかけていると、2019年9月12日付の東京新聞夕刊が報じている。(ヤフーニュースより)

 日本人はなんてヤワになってしまったのか。

 理屈で考えたって、ペットボトルの水は滅菌して密封しているわけで、有機物は混入していないはずだから腐るはずはない。

 こんなことて富津市はお詫びしてはいけない。

 「飲用ではなく生活用水として使ってほしい」なんて水に申し訳ない。

 半端なことを言わないで、「非常時には飲用として使うことも充分可能です。心配なら、昭和を生き抜いたお年よりに可否を確かめてもらうといいですよ」と、逆に愚民を啓蒙してやればいい。

 先日(9月8日)私は、「昭和前期生まれの特技 賞味期限は自分の鼻と舌で見極められる」という記事を書いたが、私はそもそも賞味期限なんて気にしてない。

 子どものころに腐ったものを食べて苦しい思いをした経験を重ねて、腐ったものと腐ってないもの見極めがつくのだ。

 人は、喉が渇いて生きるか死ぬかのときは、泥水をすすってでも生きようとする。

 いわんや、賞味期限が切れた水なんてのは何の問題もない。

 ただ、今回のヤフーニュースで雑学に詳しいと自惚れている小生にとって初めて知ったことがあった。

 それは、ペットボトルの水の賞味期限とは、飲めなくなる時期ではなく、通気性のあるペットボトルからみずが蒸発して内容量が変わる「期限」だということだ。

 長期保管中に水が蒸発し、表記してある内容量を満たさなくなるため(計量法に抵触するため)、規定の内容量をきちんと満たすための期限なのだそうだ。

 この際、再度申し上げておくが、賞味期限は、品質が切れる期限ではない。

 賞味期限は美味しさの目安の期限なのだ。

 品質が劣化しやすいものには「消費期限」という期限が表示されている。

 日持ちしにくいものに表示されているわけだが、賞味期限を余り気にしない小生でも、消費期限には注意を払う。

 ただし、最終的に決断するのはやはり自分の鼻と舌。

 消費期限が切れたものについては、原則的に危険であると承知の上で慎重に見極めることにしている。

 そして疑わしきは、(涙をこらえて)廃棄する。

 今回、賞味期限が切れた水を配ったことを報じたメディアは、行政の失態をあげつらって騒ぐのではなく、これを機会に書幹減の意味を大衆に知らしめることに力をいれることだ。

 市民を守る行政は、今回よりもっと深刻な緊急事態に遭遇したとき、賞味期限の水でも飲用にも使えることを自信をもって説明できるように正確な知識を身につけるといい。

 平和で豊かな日本であるが、さきにどんな大きな災害が起こるかはわからない。

 世界では、7人に1人が貧困で食に飢えている。真水を飲めない人か8億人以上もいる。

 水に限らず食料も、飲めるもの食べられるものを廃棄してしまうような愚行をしてはいけない。

2019年9月12日 (木)

内閣改造 小泉議員起用大成功 くやしいけど、安倍さんはつくづくついている

 安倍総理が、当初見送るはずだった小泉さんを急遽起用した。

 菅官房長官の助言を取り入れての起用だったようが、これが安倍政権運営には功を奏した。

 新改造内閣は安倍さんの身内と仲のお友だちでがっちり固めた顔ぶれでしめられていて、小泉さんの起用がなかったら安倍政権の最終処分内閣とでも言われかねないところだった。

 しかし、視聴率のとれる千両役者の登場で、テレビはまるで小泉政権が誕生したかのような騒ぎである。

 外国人労働者の在留資格をめぐる「口利き」疑惑で厚労政務官を辞任したあと、体調不良を理由に雲隠れしていた上野宏史衆院議員も、このどさくさにまぎれてちらりと姿を見せた。

 上野議員の文春の音声テープの音声は、斡旋利得処罰法を免れられない内容だった。

 本来なら、議員辞職しないのであれば自民党離党させなければならないような問題のはずだ。

 テレビマスコミは芸能部しかいないのか。

 人気著名人の結婚ゴシップばかりやってていいんかなあ。

2019年9月11日 (水)

悪徳不動産屋日記 「ご質問のあるかたは・・・・・・」はやめなさい。

 今日は、宅建業者の法定研修会だった。

 法定研修とは文字通り、不動産業者が受けなければいけない、法律で定められた研修会だ。

 「宅地建物取引業法大64条の6」に、「宅地建物取引業保証協会は、一定の過程を定め、職務に関し必要な知識及び能力についての研修その他宅地建物取引業の業務に従事し、又は従事しようとする者に対する宅地建物取引業に関する研修を実施しなければならない。』と定められている。
   
 条文をきちんと読むと、宅地建物取引業(不動産屋)の受講義務が課せられいるわけではなく、私たちが社員になっている(加入している)社団法人宅地建物取引業保証協会に対して研修を実施せよという規定である。

 ただし、受講しないと協会から指導や処分を受ける場合がある。

 処分の有無は別にして、不動産業を生業とする限り、法律的、税制の改正について常に勉強をしていかないと、知識の豊富なお客さんに対応できない。

 とくに、来年は明治時代に定められたままの民法の大改正があるので、その対応についてに研修会みのならず講習会には積極的に算している。

 今日の研修会の主要なテーマは「売買と賃貸に関する民法改正」。

 不動産取引に詳しい弁護士を講師に招いて、債権法の大改正で不動産の売買や賃貸にあたっての実務的な注意点の講義を受けた。

 実に有意義な講義だった。

 講義の内容については、詳しく話すとながくなるのでまた別の機会にお話ししたいが、セミナーや講演会で、会の最後に「折角ですので講師の先生にご質問のある方は質問をどうぞ」という時間がある。

 私は、これが大嫌いだ。

 この質疑応答で、なるほどと感じさせてくれるような有意義な質問が出ることは少ない。

 そもそも、3時間にわたって実の詰まった講義を受けて、残りのたった5分くらいで実のある質疑応答なんて出来るわけがない。

 「ご質問のある方は、手をあげて質問してください」というわけだが、遠慮して質問がでないこ多ともい多い。
 そんなときは数分間の間の悪い時間が流れる。

 「質問がないようでしたら、これで終ります。先生本日は本当にありがとうございました」となるのだが、気の小さい私は、講師が「自分の講義に対して何の質問もでないのか」と機を悪くするのではないかと気が気でならない。

 質問があったと思えば、「おいおい。3時間何を聴いていたんだよ」と言いたくなるような的外れの質問が多い。

 今日の研修会は、くだらない質問のパターンだった。

 参加者も、なんにも役に立たない質問につきあわせれて迷惑そうな顔をしている。

 私も、こんな会で司会の役を引き受けることもあるが、私は講演が終ったら「今日は大変有意義なお話をありがとうございました。ご参加いただいた皆さんのお仕事に役立つものと思います。」と、さっさと終わらせるようにしている。

 私は、悪徳不動産屋区。講師には悪いと思いつつ、席を立って退散させてもらった。

2019年9月10日 (火)

くそー!頭に来る!ウインドウズ10!

 パソコンが動かなくなって、修理に出したついでにOSをウインドウズ7から10にした。

 来年1月に、7のサポートを修了するというからパソコン屋さんのすすめでアップグレードした。

 MS DOSのころからパソコンを使ってきて、最高のできだったのがXPだった。

 それは多くの人が感じていた。

   マイクソフトは商業的な作戦としてXPの後継としてVistaを発売したが、このできが最悪で大失敗。

   Vistaを購入したひとがXPにもどり、Vistaを搭載したパソコンは売れず、XPにダウングレードして販売した。

   Vistaは短い人生を終え、XPは延命。

  買い換えをさせないといけないマイクロソフトは、次に、XPの操作方法を踏襲したウインドウ7を出したが、やはりXPからの乗り換えが進まず、強引XPのサポートを修了させた。

 それでやむなく7の時代が来たわけだが、パソコンがスマートフォンの台頭におされIT協会の絶対王者の座が危うくなって、次に出してきたのがウインドウズ10だ。(と私は認識している)

  デスクトップとスタート画面がスマートフォン時代を意識したものになっている。

 それまでのウインドウズパソコンユーザーの私には、画面がなじめないので7の時の画面での操作をしているのだが、扱っていけばいくほど、マイクロソフトの勝手な改造に腹が立ってくる。

 10になって一番困っているのが、私が使いなれている日本語変換ソフトがインターネット環境では使えないこと。

 私は、ワープロ専用機の時代に富士通の親指シフト入力を身につけてしまったもので、通常のローマ字入力だと入力は速度は遅くなるし、なんせストレスがたまる。

 多くの人がマイクロソフトの日本語入力IMEを使っているわけで、そのIMEを使えば問題ないのだが、私は使い慣れた親指シフトのIMEで入力できないとストレスがたまるのだ。

 まったく使えないわけじゃなくて、エクセルとかワードとかその他アプリケーションソフトで使う分には差し支えない。

 インターネット環境で日本語入力する際に、私のIMEでは入力が出来なくなるのだ。

 このブログを書いていても、通常の入力画面には文字が表示されず、ネット画面の枠外のディスプレイの隅に入力文字が表示され、エンタキーを叩くとブログの画面に取り込まれるというなんとも説明し難いが、ややこしい入力を強いられているのだ。

 グーグルでの検索画面もどうようで、検索画面の中には私が打つ文字は表示されず、ディスプレイの下の隅に入力文字が表示され、エンタキーを押すとその文字が二段階がめんに取り込まれるという具合で、2段階かけないと入力できない。

 それはしょうがないとあきらめて使っていたのだが、今日はブログに写真を取り込もうとしたら、写真ファイルの操作が7のままの感覚では使えなかった。

 なんどやってもうまくいかず、それで、もともと書こうと思っていた記事を放り出し、こんな愚痴を書いている。

 くそーーーー。

 

 マイクロソフトが、もう一度、セキュリティーを厳しくXPA売り出したら売れると思うのだけどなー。

2019年9月 9日 (月)

糖質制限ダイエット1週間の成果

 昨日のブログで触れたことだが、私は先週の月曜日から糖質制限食を実行している。

 昔(ブログ内検索をしてみたら2013年2月)、初の糖質制限をブログの記事にした。

 そのとき感じたのが、いろんなダイエットをやった私の経験上、糖質制限ダイエットが一番苦痛のないダイエットだったということ。

 糖質制限には3種類ある。一番効果があるのはスーパー糖質制限。

 当時私がやったのは、1週間限りのスーパー糖質制限。

 1週間で3㎏のダイエットだった。

 今回私がやったのも、1週間限りのスーパー糖質制限。

 結果は、スタート時79.5㎏だった体重が、今朝は76.2㎏。3㎏強の減量ができた。


 糖質制限には3種類あって、スーパー糖質制限というのは3食とも主食を食べない1番ハードだが1番効果の出る糖質制限で、糖質の少ない食材を選んで、1日の糖質(炭水化物)の摂取量を60gまでに抑えるというもの。

 スタンダード糖質制限というのは、1日に1食は主食可。糖質は1日に120グラムまで。

 もう一つがプチ糖質制限。主食は1日に2食まで可。糖質は170gまでといものだ。

 私がやったのはスーパー糖質制限。

 一生米が食えないなんて生活は耐えられるはずがないので、即効性のあるスーパー糖質制限を1週間限定でやることにした。

 米、パン、麺類、そして私の大好きなお菓子は食べられないが、それは1週間だけのこと。

 甘いものや炭水化物を食べてはいけないが、それ以外のものはカロリーは一切気にせず、なにをどれだけ食べてもいいというのだから、1週間なら耐えられる。

 カロリー計算についてはちょっと詳しい私としては、そんな馬鹿なことがあるものかと思って、好奇心からの実験だった。

 大いに疑ってかかったのだが、これが見事にやせた。

 やってみていえるのは、私がいいかげんな性格だったからできたことだと思う。

 よだきんぼ(宮崎弁で、なまけもの)だから、私は糖質制限の本にある糖質制限メニューの料理などはしない。

 長期間糖質制限をやるんだったら、メニューに変化をつけないといやになるだろうが、私がやるのは1週間だけ。

 1週間限定と決めていたから、肉を腹一杯になるまで食べることで満腹にすると、体全体が満腹感に陥り、米が食べたいとは思わなかった。

 ただし、飽きないように、鶏肉、豚肉、牛肉と肉の種類を変えて変化をつける。

 経済的な理由で、鶏肉5、豚肉3、牛肉2程度の割合だった。

 ウースターソースや焼肉のタレ、ケチャップは糖分が入っているので厳禁。

 味付けは減塩を気遣って、酢を使って塩を薄めにする。

 マヨネーズはカロリー主義の減量では厳禁の調味料だが、糖質制限ではマヨネーズはとってもいい調味料なので生野菜には多用していい。

 油は、OKというより、体にいい油を積極的に取るべきとなっていたのでオリーブオイルをたくさん使った。

 肉類ばかりだと便通が悪くなるので、野菜はたっぷり取った。

 野菜は、キャベツかレタスのざくぎりに、ゆで卵を輪切りにしたものを乗っけたサラダにたっぷりマヨネーズをかけたもの。

 毎回サラダを作るのは面倒だから、サラダのかわりにミキサーで生野菜スムージーにして飲む。

 ジューサーだと食物繊維がとりのぞかれるのでミキサーじゃないといけない。

 野菜だけだと水分不足でスムージーにならないから、水の代わりに野菜ジュースと豆乳を加えてミキサーにかける。

 スーパー糖質制限では、牛乳や果物は糖質過剰になるので野菜のみのスムージーにする。

 小腹がすいたらチーズをかじったり、ゆで卵を食べる。

 私が肉が好きだったせいだろうが、1週間限定ということであったため、肉を腹一杯食べていればご飯を食べられない苦痛はほとんど感ぜずに1週間が終った。

 ちなみに、糖質制限の本にあるような糖質制限メニューやレシピは一切無視。

 私のやり方は、肉を焼くか、炒めるかして食べるだけ。

 もう一つは卵料理。卵料理といっても、目玉焼きか、スクランブルエッグという簡単料理。

 調理というものは一切やらない。

 食事というよりも餌だが、1週間だけのことだし、好物の肉を腹一杯食べられるから気にしない。 

 結果は、3㎏以上の減量に成功した。

 まったく苦痛のないダイエットだったから、そのまま糖質制限の生活を続けてもいいなと思ったくらいだが、スーパー糖質制限の欠点は食費がかさむこと。

 1日に肉を600gから900g食べてるとなると食費がかさむ。

 多少調理をして、豆腐と豆類を増やすと少し食費が安くなるかもしれない。

 かくして、私の始めての糖質制限食の実験は終ったが、糖質制限を解禁して食べた米のご飯が美味すぎた。

 だから食べすぎてリバウンドしないようにしなくてはいけない。

 ただ、私はその後も主食を食べすぎないことと、ベジファースト(食事の順番を野菜から食べるようにすること)は身についた。

 そのおかげで、その年に人生初のフルマラソンに挑戦することになって、5月からマラソンの練習を始めたら、ジョギングの効果が相まってマラソン出場直前の12月には、年初78㎏以上あった体重が70㎏寸前と8㎏の減量の減量ができた。

 

 今回やったのも1週間限りのスーパー糖質制限。

 結果は、前述のごとくスタート時79.5㎏で、今朝の体重は76.2㎏。3.3㎏の減量ができた。

 1週間空腹感はまったくなし。
 

 最初にやせるのは余分な水分が抜けただけのことだが、1週間やると体脂肪も減ってくる。

 ちまたには、簡単にやせるダイエット法があふれているが、簡単にやせる方法は絶対にない。

 もし急激にやせる食品や薬があったら、それは有害なものであるはずだ。

 そんな中で私がやった経験で、苦痛や苦労が少なくて一番効果があったのが、糖質制限だった。

 糖質制限の効果を知るためには、私がやったスーパー糖質制限をお勧めする。

 一生ご飯を制限すると思うと挫折するから、まず1週間に限定してやってみることをお勧めする。

 1週間だけのことだから、手のかかる糖質制限メニューとか、レシピなんかは無視して気楽にやってみるといい。

 私のやり方は食べてもいい食品である、肉、魚、卵、豆腐、納豆、そして野菜をカロリー無関係で食べたいだけ食べるという大雑把なやり方。

 基本的に料理はしない。

 ちなみに、ある日の私の食事はこうだ。

 朝、牛肉300gと野菜スムージー(小松菜100g、ブロッコリー50g、パックの野菜ジュース100cc 、目玉焼き1個。

? 昼、豚肉250g?   目玉焼き2個、野菜スムージー。

 夜、豚肉300g 野菜スムージー。

 いずれも、肉はフライパンで炒めて軽く塩を振るだけ。

 間食として、口がさびしいときに無塩アーモンドとゆで卵を食べいるので、この日の摂取カロリーは約2700?。

 1週間だけだからできること。

 1週間で、その成果に驚くはずだ。

 ダイエットが目的の人は、1週間やって成果を実感したら、そのあとはスタンダードかプチ糖質制限にして継続していけばいい。

 今回のスーパー糖質制限は成功だった。

 ふしばらくは糖質の摂取に気をつかった生活をすることにしよう。

 

2019年9月 8日 (日)

昭和前期生まれの特技 賞味期限は自分の鼻と舌で見極められる

 日曜日で、冷蔵庫の片づけをした。

 日ごろ、あまり買いだめはしないから無駄にしている食材は少ないのだが、貰い物のジュースやフルーツの缶詰、缶コーヒーで少し混雑していたからだ。

 めったに食品を賞味期限切れにはしないのだが、ジュースや缶詰の裏に隠れて、賞味期限切れの豆腐と納豆を見つけた。

 豆腐の賞味期限は7月10日。

 納豆は7月13日。

 豆腐は真空パック。

 いつだったか、充填式の豆腐にいては、農林水産省だったか、とにかくお上も賞味期限の期間を大幅に延長したというようなニュースがあった。

 当家の冷蔵庫にあったのは水といっしょにいれて真空パックしたものだった。

 賞味期限が切れて約2ヶ月になる。

 どうかな、と思って、封を切って匂いを嗅いでみたが、腐った匂いはしない。まさしく豆腐の匂いしかしない。

 ちょっとちぎって味見をしてみたが、変な味はしない。異常無しの豆腐である。

 次は納豆。きちんと発酵した納豆は納豆菌で覆われていて、納豆菌の中では他の雑菌が繁殖できないから腐らないという話を聞いて依頼、私は納豆の賞味期限はあまり気にしていない。

 念のためにパックを開けて、納豆にかぶさっている薄いビニールカバーをはがし、匂いを嗅いでみた。

 少し乾燥ぎみだが、異臭はしない。

 気にしないとは言ったものの、痛んでいたら大変。

 2、3粒食べてみる。

 異常無し。まさに納豆である。

 実は私、先週の月曜日から1週間限定で糖質制限をしている。今日がその最終日。

 (久々の完全糖質制限。成果については明日の朝の体重とともに、明日のブログで報告させていただく)

 豆腐を容器のままレンジにかけ、湯豆腐状態になった豆腐に納豆をかけマヨネーズであえて、これが今日の昼食。

 私の家内も子どもも含めて、日本中が賞味期限を信奉信奉している。

 私ら以後の世代は、腐ったものを食べたり飲んだりした経験を持たないからだ。

 私が子どものころ、家庭に冷蔵庫はなかった。

 スイカやビールは井戸水で冷やしていたのを思い出す。

 ちょっと話がそれるが、家庭では井戸水を利用していたのだが、井戸水は地下水だから年中温度が0度くらいでいっていしていた。

 だから、夏は冷たく感じるし、冬はあったかく感じた。

 夏に冷たくしたいものは井戸水で冷やすしかなかった。

 私が小学校に上がるころ、私の実家には、氷で冷やす冷蔵庫が来た。

 今の冷蔵庫のような形をしているのだが、製氷機にあたる部分に氷を大きな氷を置いて、氷の冷気で保冷するというものだった。

 氷屋さんが何件かあって、今はかき氷屋さんでしかみられないような大きな氷を毎日宅配してくれた。

 氷が厚みが20㎝くらい、長さと幅は1メートル以上あったように記憶している。

 氷屋さんは、氷をリアカーに積んで自転車で引っ張ってお得意さんの家に宅配してくれた。

 氷が溶けないように、氷を荒縄を編んだような厚いシートで覆っていた。

 大きな氷を、氷切断用の鋸で、家庭用の冷蔵庫に入れる大きさに切り分けるのだが、そのとき氷のくずが飛び散るのを手で受けるのが楽しい思い出だ。

 話をもどそう。

 氷の冷気で庫内を冷やす方式の冷蔵庫の能力には限りがある。

 我が家では牛乳の宅配をしてもらっていたが、牛乳は宅配してもらわなければならないのは家に冷蔵庫がなかったからだ。

 夏なんか、常温で置いておけば牛乳は1日ともたない。

 朝、配達されたら朝のうちに飲むとういうのが普通だった。

 氷式の冷蔵庫がきて、冷蔵庫に入れておけば牛乳は2、3日はもつようになった。

 それでも、油断すると腐らせてしまう。

 2日以上たった牛乳は、ちょっと口に含んで腐ってないか味見をして飲んでいた。

 肉や魚も、クンクンと匂いを嗅いで腐ってないかを確かめていた。

 臭覚と味覚で、痛んでいないか、腐っていないかを判別できるのは、痛んだり、腐ったものを食べた経験無しにはできない。

 匂いを嗅いで、舌で味わって、ちょっとヤバイけど大丈夫だと思って食べたら腐っていて腹を下して、腹痛でのたうち回る。

 そんな失敗を重ねる中で、鼻と舌で異常があるか異常がないかを判別できるようになるのである。

 そもそも、賞味期限とか消費期限は、消費者がどういうとりあつかいをするかわからないから、企業が余裕をもって短めに設定しているものなのだ。

 私は、そんな自分の経験に自信を持って賞味期限切れの食品を、恐れることなく食しているのだよなあ。

 

 

 

 

2019年9月 7日 (土)

うやむやな消費税増税 キャッシュレス決済でポイント還元の効果は?

 私は、数年前から3種類の電子マネーを使っていた。

 さらに最近、スマホ決済のアプリを2つ導入した。

 消費税増税にともなって、キャッシュレス決済にポイント目当てに始めたわけではないが、勝手にポイントがつくのだから、それはありがたくいただこうと思っている。

 しかし当地(宮崎県の北端の街・延岡市)では、あまりその恩恵にはあずかれそうには無い。

 いかんせん使える店が少なすぎる。

 私が使っているスマホ決済アプリは、ペイペイとドコモのd払い。

 ドコモのd払いは去年始めた。

 昔からドコモの携帯電話を使っていて、電話使用料に対してついたポイトがたまるのだが、使い道がなくてたまる一方だった。

 スマホのd払いにすれば、ポイントで買い物ができるということを知ってd払いを始めた。

 ペイペイは、当地のタクシーで使えるようにことが動機だが、町を歩いていて「ペイペイ使えます」というポスターをときどき見かけるようになったから。

 当地のような田舎町での小さな小売店では、アプリ決済の利用者は少ないと思われているせいか、スマホ決済で一番利用可能なのが「ペイペイ」のようで、私がよくりようする近くの地元スーパーもペイペイの加入店になっていたからだ。

 もともと日頃の買い物は電子マネーを利用していて、そのお店も電子マネーに対応していたから電子マネーで買い物をしていた。

 どうせキャッシュレスで支払うならポイント還元率のいい「ペイペイ」のほうがいい。

 そう思って、早速そのお店で支払は「ペイペイ」でとやってみた。

 すると、レジの担当の人がペイペイでの支払を受けるのは初めてとのことで、やり方がわからない。

 ああれこれやるができない。

 近くのベテランのレジ係の人を読んで、その人か手引き書を片手にあれこれやったができない。

 私が初めての利用者ということで、使う人がいなかったのだからしかたがない。

 新し物好きの私が悪い。

 「あっ。いいですよ。エディーでお願いします。」

 いつも使っていた「エディー」で支払った。

 少子化と高齢者増ともなう社会保障財源の確保と財政改善のための消費税増税のはずだが、2%の増税にあたって5%のポイントの還元なんて、どう考えても変。

 消費税増税対応のレジスター導入にも補助金を付けている。

 現状を冷静にみると、消費税増税はしかたのないことなのかもしれないが、どうもにも腑に落ちないものがある。

 そもそも、増税とか経政策というのには常に政財界とそれをとりまく輩の利権がくっついているのは大人の秘密。

 当地の小売店の状況を見る限り、ポイント還元で消費の落ち込みを緩和しようという目論見は果たせない。

 ポイント還元する分増税の税率を下げた方がいい。

 だけど、これで得する人たちがいるからやるのだろうなあ。

 かくいう私も、どうせポイントがもらえるのなら、還元率で得するカードやアプリを使いたいとおもって「プイペイ」を試した一人だ。

 ただし、一番利用する近くのお店での利用は今のところアウト。

 

 結論は、税金を無駄なく適正に使ってくれれば税金が上がっても文句は言わねー。

2019年9月 6日 (金)

「ウラジミール」「君」の連発。気味が悪いったらありゃしない。

ロシア訪問中の安倍総理とプーチン大統領の会談での安倍総理のスピーチ。

ファーストネームの「ウラジミール」を連発。

相手を呼ぶ二人称は「君(きみ)」。

「ウラジミール、君と僕で手を取り合ってなかよくやっていこうじゃないか」と友だちみたいに呼びかけていた。

プーチン大統領との親密度をアピールするための演出なのは誰にもわかるが、それにしても気味が悪いったらありゃしない。



なんともとロシアのプーチン大統領は2016年12月16日夕方に共同記者会見を開き、北方領土について「共同経済活動を行うための特別な制度」創設に向けて交渉を始めることで合意したと発表した。

もう、気持ちが悪くて、見ていられなくて、即座にチャンネルを変えてしまったよ。

複雑な気圧配置  テレビの天気予報が雨ときどき曇りと報じているが、窓に日が射している

 テレビの天気予報が雨ときどき曇りと報じているが、窓に日が射している。

 気圧が不安定ってやつなんだろうなあ。

2019年9月 5日 (木)

当地(宮崎県の北端の街・延岡市)にも、豪雨情報

 大きな雷鳴が鳴り響いている。

 今日は終日、雨が降ったり止んだり。

 東の空に薄日が射していて、天気が回復するのかなと思って、西の空を見やると厚い雨雲。

 まだ大丈夫だろうとバイクで出かけようとしたら、ポツポツと雨が降り出して車に乗り換えて出直し、ということの繰り返し。

 スマートフォンに、豪雨警戒情報が入っている。

 九州南方にある台風の影響なのだろう。

 この台風は、九州を直撃しないようだが、九州の西側を通過していく今から先が注意だ。

 このところのニュースを見ていると、どこかに集中して大雨を降らし大きな被害が出る。

 いつも思う、井上陽水の「傘がない」

 世界は大揺れしているが、私にとっての問題は今日の雨、傘が無い。

 

2019年9月 4日 (水)

クレジットカード 電子マネー スマホ決済 なにがなにやら大混乱

 私がインターネットで買い物を始めたのは25年くらい前のことになる。

 どうしてもインターネットでしか手に入らないものがあって始めたものだ。

 クレジットカードを使うようになったのも、インターネットで買い物をするようになってからだ。

 インターネットでの買い物の支払は銀行振込か、代引きか、クレジットカードで行わなければならない。

 当初、私は、インターネットショップにクレジットカード情報を登録するのに不安があった。

 だから、もっぱら銀行振込か、代引きを利用していた。

 しかし、インターネットを度々利用している内に、銀行振込と代引きに不満を感じだした。

 銀行振込だと、わざわざ銀行にいって振込をしなければならないし、インターネットの店が入金を確認した後にしか商品を発送してくれない。

 代引きは、取り扱わない店もあった。

 クレジットカードを使えば振込手数料もいらないし、すぐに商品を発送してくれる。

 便利なのはわかるのだが、クレジットカードには抵抗があった。

 私がクレジットカードを使いだしたのは、アマゾンが登場して、アマゾンを使うようになってからだ。

 こう見えて(どう見えているかはわからないが)私は大の心配性。

 もしカード情報がもれても被害を最小限におさめるために、使うことのなかったイオンカードをインターネットショッピング用のカードにして、カード利用の極度額を50万円だから10万円に引き下げてもらった。

 そんな不安も昔の話。

 クレジット機能のついたカードが10枚くらいあって、極度額300万円のカードもある。

 インターネット用のカードは極度額50万円の某カードに変更した。

 そんなことなんなと、昔はおっかなびっくり使っていたインターネットとクレジットカードだったが、今は大きな不安もなくつかいこなしている。(つもりである)

 クレジットカードを登録しているネットショップは数多く、ID パスワードは覚えきれない。

 数年前からは、クレジットカードより便利がよく使えるスマホの電子マネーを利用するようになって、もっぱら普段の買い物はスマホをかざして支払っている。

 私は、年に数度、財布を忘れてコンビニやスーパーでレジに並んではずかしい思いをすることがあったのだが、今はその不安がなくなった。

 もう一つ便利がいいのが、小銭の心配をしなくていいこと。

 さらに最近加わったのがスマホ決済のアプリ。

 私はドコモの携帯を使っていて、電話使用料に対してぼdポイントというポイントがついてくる。

 このポイントが結構たまるのだが、使えるところが少なくて、ドコモの電話機や付属品を買うときに代金の一部として使うしかないと思っていた。

 ところが、このdポイントがコンビニでも使えることを知った。

 これが私のスマホ決済の始まり。

 「d払い」というアプリ。

 これをきっかけに、消費税増税後の還元を前に、小さな商店で使える店の多いPayPaYと楽天ペイも導入した。

  加入するときは、インターネットの画面と首っ引きで悪戦苦闘しながらも登録できるのだが、登録してしまうとなにをどう登録したのかはわからなくなってしまう。

  なにがどうやら。どうなることやら。はーー。

2019年9月 3日 (火)

伊勢えび海道・伊勢えび祭り

 2、3日前から、当地(宮崎県の北端の街・延岡市)限定ローカル紙「夕刊デイリー」の広告欄は伊勢海老の店の広告で賑わっている。

 「伊勢えび祭り」の季節がやってきた。

                   

 伊勢えび祭りというのは、大分県佐伯市と宮崎県延岡市の海道筋(伊勢えび海道)のお食事処計27 店舗が県をまたいで、伊勢えび漁の解禁となる9月からの3ヶ月間、新鮮な伊勢えび料理が堪能できるお祭りだ。

 海の見えるロケーションのいい雰囲気のいいお店で食べる伊勢海老コースは格別。

 豪華な伊勢海老フルコースがリーズナブルな価格で賞味できる。

 私も例年シーズン中には、2、3度は伊勢海老海道ので安くて豪華な伊勢海老料理を堪能させてもらっている。

 佐伯市も延岡市も、海に面し山を背負った自然あふれる優しい町。

 両市とも、伊勢海老街道に面していなお店でも、生きのいい伊勢海老を用意している。

 佐伯・延岡間は高速道路料金無料。

 お近くにおいでの方、そして遠方の方も、ぜひ、絶品の美味しい料理と、バヅ群のすてきな景色をご賞味あれ。

2019年9月 2日 (月)

悪徳不動産屋日記 固定資産税精算

 電話が鳴った。

 今年3月に中古住宅の売買をさせてもらった売主さんからだった。

 取引をして5ヶ月。問題がなければ゜このタイミングでお客さんから電話がかかってくることはない。

 なにかトラブルだろうか。

 しかし、このお客さんとの取引で、トラブルになるような仕事はしていないはずだ。

 なんだろうと思って電話を取る。

 「その節はどうもおせわになりました」という挨拶から始まり、すぐに用件に入った。

 「家を売ったのに、市役所から固定資産税の督促が来ている。買主さんが払っていないのじゃないか」という内容だった。

 めったにないことだが、たまにある相談(苦情)なのだが、珍しいことに今年は2件目だった。

 不動産(土地・建物)を所有している人には固定資産税がかかる。

 固定資産税の課税主体は市町村。

 納税義務者は、その年の1月1日時点の所有者である。

 年の途中で売買して所有者が変わっても、納税義務者はあくまでも1月1日の所有者となる。

 市町村の固定資産税の規定はここまでである。

 年の途中で不動産を売買した場合の固定資産税の取り扱いは、売主、買主の当事者で取り決めるなくてはいけない。

それで、不動産業者としては(悪徳不動産屋といえども)、あとあともめないように重要事項説明書、売買契約書ともに、固定資産税の取り扱いについてはきちんと明記し、詳しく説明している。

 さらに固定資産税の規定は若干曖昧で、固定資産税に関する法律では賦課期日は1月1日と定めて、12月1日時点の所有者が納税義務者であると定めているのだが、その年の固定資産税の起算日(いつからかという期日)については明記していないことである。

 ここで気をつけないといけないのは、賦課期日は全国どこでも1月1日だが、固定資産税の起算日については触れていないのことである。

 それで、固定資産税の起算日については、市町村によって取り扱いが違っているのだ。

 当地(宮崎県の北端の街・延岡市)では、賦課期日1月1日、起算日も1月1日としている。

 つまり、その年の固定資産税は1月1日から12月31日までのものだという取り扱いをしている。
 
 しかし、起算日を4月1日とするところもある。

 なぜそういうことになるのかというと、その年の固定資産税の通知書と納付書が送られてくるのは4月末から5月の初旬。

 納税期日は4期に分けて、4月、7月、10月、2月となっている。

 日本では1月1日から12月31日までの1年間を「年」というのだが、暦年とは異なる区分で定めた「年度」というものがある。

 「年度」は4月から次の年の3月までを1年として区切るやりかただ。

 固定資産税の納付書が送られてくるのが4月末から5月始めで、納税期日が4月から12月までの期間の4期分割払いになっているもので、「年度」払いという考え方をするところもあるというわけだ。

 なにをぐずぐず言っているのかと思われるかもしれないが、契約の際に起算日を明確にしておかないと、あとで大いにもめるのである。

 1月1日を起算日とすると3月31日に取引をすれば1月から3月までの3ヶ月分の固定資産税を売主が負担し、残り9ヶ月分の固定資産税は買主の負担となる。

 これが、4月1日を起算日とすれば、今年度の固定資産税の売主の負担はなく、買主はその年全部の固定資産税を負担し、前年度の3月分の固定資産税までしなければならないことになる。

 かように、1月起算日と4月起算日では固定資産税が大きく違ってくることがあるから、契約の前に決めておかないとあとでこれか結構なもめごとになるのだ。

 私の経験では、30年前に関西(私の経験したのは大阪)の業者さんと取引したときに、たこの起算日の取り扱いでちょっとしたトラブルになってしまった経験がある。

 当地(宮崎県の北端の街・延岡市)の不動産取引において固定資産税の起算日は1月1日というのが慣習となっていた。

 当時、県外の業者さんと取引することはめったになかったため、起算日を1月1日として私のお客さんに説明していたのだが、契約の最終打合せの段階で、大阪では固定資産税は起算日は4月1日としているという話がでた。

 高額の商業物件だったため、起算日が1月と4月とでは数十万円も違ってくる。

 価格交渉ですったもんだし、数百万円単位の攻防を切り抜けた後の数十万円だから、売手も買手もすんなりとはいそうですかとはならない。

 固定資産税の取り扱いで数十万円の違いがでることになることになる。どうやって切り抜けたかは覚えていないが、説明不足だと指摘され背筋が凍る思いだったのは記憶にある。

 依頼、固定資産税の賦課期日と起算日については、くどいほど丁寧に説明するようにしている。

 具体的には、所有権移転日前日までの分を売主の負担とし、所有権移転後の分を買主の負担とした計算書を作製し、買主の負担分の金銭を売主に預け売主に納付してもらうという手続きをしている。

 取引が4月以降の場合は、売主に、買主が預けた固定資産税をすぐに払うように指導するので問題が起こることは少ないのだが、1月から3月までに取引した場合に、冒頭のお客さんのような勘違いが起こる。

 というのは、その年の固定資産税額が確定するのは、その年の4月にはいってからだ。

 1月から3月までの取引については、まだその年の固定資産税額は確定していない。

 正確に処理するためには、4月にならないと精算額はわからないのだが、取引して代金を支払い物件を引き渡した後に処理しようとすると、売主さんが遠くに行っていて処理に手間がかかったり、買主としては自分の方には請求が来ないので、遅延する人がいる。

 それで、代金決済のときに買主負担分を売主さんに預けて(払って)おいて、売主に納付してもらうようにしている。

 ここで問題になるのが、1月から3月に売買取引をした場合に、代金支払が終り、所有権移転登記をして不動産の名義が変わった後、4月になって市役所から固定資産税の通知書と納付書がが前所有者(売主)の住所に届くことだ。

 契約の際に、重要事項説明書をもとに説明し、契約書の読み合わせの中でも説明し、さらに固定資産税の負担の計算書を売主・買主双方に渡して、売主からは固定資産税分の領収書も発行してもらう。

 とくに私は悪徳不動産屋とのそしりを受けることのないよう、念入りに説明している。
の取り扱いで

 だから、不動産売買にあたって固定資産税の処理でもめることはないはずなのだが、
冒頭ように、市役所から固定資産税の請求がきているが間違いではないかという売主からの電話を受けることは珍しいことではない。

 つくづく思うのだが、人というのは自分が得したことや、良くしてもらったことや人の恩は忘れるが、自分が存することや嫌な思いについては過剰に反応するようだ。

 払った人に間違って請求したら、払ったことを忘れている人は一人もいないだろうが、もらったのことを忘れている人はたくさんいる。

 悪徳不動産屋は、それがあたりまえだと心して仕事にいそしんでいるのだなあ。

2019年9月 1日 (日)

夏休みの宿題

 昨日、書きかけていたのだけど、放置していた記事。

 昨日の朝日新聞土曜版beの「夏休みの宿題、最後の1日で片付けた?」というアンケート結果をみて、私は衝撃をうけた。

 「最後の1日」で片付けたかがテーマになっていたが、アンケートでは「厳密な意味の24時間ではなく、最後の数日間」と見なして回答を求めたものだった。

 アンケートの回答者は1637人。

 結果は、「はい」との回答が32%。「いいえ」が68%だった。

 毎日きちんとやる「コツコツ派」の圧勝。夏休みが終る間際になって手を付ける「ギリギリ派」は少数派だった。

 これはもう、私にとってはびっくり仰天、まったく予想だにしなかった結果であった。

 私は、小学校から高校を卒業するまで、いつも夏休みが終る寸前になってあわあわてて宿題にとりかかって、親に怒られながら泣きたい気持ちでいっぱいになって宿題を片付けてきた。

 まわりも、そんな友だちばっかりだったし、サザエさんでもカツオが怒られながらやっていたし、新聞テレビのニュースでも、絵日記の宿題が終ってなくて8月最終日は気象庁の天気記録の問いあわせが集中するなんてニュースをやっていたり、親が子どもの自由研究を手伝う様が取り上げられていたから、圧倒的に「ギリギリ派」が主流だと思っていた。

 一昨日のブログに、「ぎりぎりセーフ」って記事を書いたけど、夏休みの宿題とおなじことで、夏休みの宿題的性向はこの年になっても治っていない。

 私は、「ギリギリ派」が多いから、「少年老い易く学成り難し」だの「一寸の光陰軽んずべからず」だの「光陰家の矢のごとし」だのいう言葉があふれているし、「時間を大切に」だの「先延ばしぐせをなくす法」だの、「ぐずぐずをなくせば上手く行く」、「すぐやる人が成功する」みたいな自己啓発本があふれているのだと思っていた。

 しかし、どうやらそれは私の身勝手な思い違いであったようだ。

 思いを改めて、西川きよしさんがのモットーのように「小さなことからコツコツと」やらなければなーとは思うのだけど、いまさらこの年になって(いくつになったか言いたくはないが)直せるはずもない。

 私のようなやつもたくさんいるから「馬鹿は死ななきゃなおらない」っていう言葉もあるんだよなー。

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