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2019年9月30日 (月)

悪徳不動産屋日記  A HARD DAY’S NIGHT  いつものことながら

「It's be a hard day's night ♪♪ 」

ビートルズの歌が口をついて出る。

「なんて日だ!!」

同時に、バイキングのコントのフレーズが頭の中をかけめぐる。

仕事を先送りするのが私の最大の悪癖で、締め切りぎりぎりになってあわてまくって片付けることになる。

そして、いつものことではあるが、そんなときに限って飛び込みの急ぎの仕事が入る。

今日が、そんな日だった。

朝、出勤してすぐに締め切りに遅れそうな仕事にかかった。

今日は、他の仕事には手を付けず、この仕事だけに集中する予定であった。

そんな矢先の朝10時過ぎに電話が入った。

携帯電話からの電話のようだが良く聞き取れ無い。

車の通行の激しい道路から電話してきているようだ。

何度か聞き直しながら用件を聞いた。

某地区の区長さんからの電話だった。

当社で管理している土地から土砂が流れだして通行の障害になっているのだという。

突然の電話で、その地区に当社が売却や管理の依頼を受けている土地で土砂災害を起こすような土地はない。

あれこれ考えてみるが、思い当たる土地はない。

それで、どうして当社に電話をしてこられたかを聞いたところ、その土地に当社の看板が立っているので電話してきたのだとおっしゃる。

それでわかった。

当社が月極駐車場として募集看板を立てている土地であった。

しかし、その土地は住宅地で、土砂崩れなど起こりようもない場所だ。

道路から4~50㎝高くなっているが、その擁壁がこわれるとは思えない。

何か重機が入って擁壁を壊したのだろうか。

とにかく、すぐに現場に駆けつけた。

不安でいっぱいだったが、現場についてほっとした。

駐車場は舗装をしていないので、車の出入りで少しずつ砂利が道路に掻き出されて、駐車場の出入り口部分の歩道に砂利がはみだしていた。

通行の障害というのは少しオーバーかなというのが私の勝手な印象だったが、見た目が汚いし歩道を自転車で通る人には迷惑をかけている。

擁壁が壊れていたら業者を頼まないといけないなと思っていたのだが、これなら車に常備している掃除道具ですぐに片づく。

砂利を箒で掃いて、土地内に戻した。

作業自体は30分くらいだったが、行き帰りで40分。あれやこれやで1時間半のロス。

昼飯も抜きにして、締め切りの仕事にとりかかっていたら、先月入居したお客さんから蛇口が水漏れしているので見てほしいとの電話が入った。

電話では状況がわからないので現場を確認に行く。

蛇口からの水漏れで、私では対処できないので水道屋さんを手配。

入居して1ヶ月足らずの間に、風呂まわりの修理依頼がこれで3回目だ。

一度目は浴槽のお湯が抜けない。

それを直したら、洗い場の水の引きが悪い。

同時にわかってもいい不具合だから、1度に言ってくれるといいのだけど、遠慮しながら小出しに修理依頼をしてくる。

今度は風呂の蛇口の水漏れ。

すぐには気がつかない程度のささいな水漏れだった。

水道屋さんもその都度出張費が加算されるから高くつく。

おまけにこの貸家は当事務所から車で20分くらいの遠隔地の物件。

これで午後の2時間近くを費やすることになった。

水道屋さんを手配して、帰って来たところに、飛び込みの来客。

当事務所の近くに店舗を探しているとのこと。

なにをやるのかをお聞きしたが、どうにも仕事の内容がはっきりしない。

開業するにしては経験がほとんどないような感じで、積極的に探してあげようとは思えない雰囲気だった。

店舗物件は、安易に契約すると、先々トラブルことが多い。

私は、目先の利益より安定した賃貸借関係の方を重要視している。

それに今日は、ゆっくり探してあげる時間がない。

当社がお預かりしている物件のみしたら、条件的には悪いないので検討しますとのことで今日は別れた。

「なんて日だ!!」

肝心の今日の重要仕事ができない。

そうこうしていたら、本日入居のお客さんからクレームの連絡。

入居前の掃除ができてないとの苦情であった。

当社が元付け業者で、他業者さんに入居者を決めてもらったのだが、掃除についての当社の見解とお客さんの意向がマッチしていなかったことによる苦情。

相手の業者さんは悪くはないが、私が案内していたらクレームにはならなかっただろう。

ただし、私が案内していたらこのお客さんはこの物件を借りなかったかもしれない。

先にも言ったように、私は目先の契約より、先々もめない契約をしている。

できるものとできないものをはっきりして、私がせいいっぱい説明、説得しても、借り手の要望と貸し手の意向が合わないときは、無理に契約をしない。

借手は気に入らなければ他を探せば良いわけだが、家主さんにも貸さない権利はある。

不動産の取引は売手買手、貸主借主、五分と五分にしたい。

借りてやる、貸してやるではなく、貸していただく、借りていただくという関係にしたい。

今日の入居物件については、お客さんにいろいろ説明してみたが、結論は私の説明ミス。お客さんの意向を軽く考えていたミス。

説明に時間がかかったが、ミスを認めれば私はそれを補正するための費用についてはあきらめがいい。

お金を出せば解決できる問題であれば、たいしたことではない。

いくらお金をだしてもすまないミスでなければ幸いだ。

お悪意のないミスであれば、金の問題で通常なら手数料以上の費用がかかることはない。ただし、今回の費用負担は手数料以上になるかもしれない。

不動産業、何年やってもトラブルは付いてまわる。法的に慎重にやっても見解の相違でトラブルこともある。

見解の相違でもめたとき、私に非があると認めれば、私は言い訳はやめてあっさりお客さんの軍門に下る。

そんなやり方で、かれこれ40年。

私は不動産屋を続けられている。

悪徳不動産屋という人もいるだろうけど、私を絶対的に信頼してくれているお客さんもたくさんいる。

だから、私は不動産屋を続けるつもりだ。倒れるまで。

 

ふー・・「It's be a hard day's night ♪♪ 」

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