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2019年9月15日 (日)

史上最高の名勝負 初のMGC

 感動した!

 今日行われた東京オリンピックのマラソン代表選考会MGCは、文字通り手に汗握るすばらしい戦いだった。

 「MGC」というのは「マラソングランドチャンピオンシップ」の略で、この大会の優勝者と第2位の選手が出場権を得られるい一発勝負の大会だ。 

 私は英語が苦手で、何度聞いても覚えられない大会名なのだけど、とにかくこのレース一発でマラソンの日本代表が決定する。

 ちなみに、日本で行われるオリンピックの、日本代表選出のための、日本人だけが出場する大会なのにどうして英語表記の大会になるのかわからない。

 今まで、オリンピックのマラソン代表選考は、複数の指定大会の成績から総合的判断して日本代表を選考していた。

 選考基準がはっきりせず、代表選考にすっきりしないものを感じることがあったが、それを払拭するために儲けられた初の試みだった。

 2015年夏から2017年春の指定の大会で、定められた順位や記録をクリアした選手のみに出場権を与え、今日の試合では順位だけで出場権が与えられる。

 足掛け2年をかけた大会の中で出場権を勝ち得た選手を一堂に会して、オリンビックの出場権を賭けての勝負で注目されていたが、予想に違わぬ、いや予想以上の好勝負だった。

 試合を盛り上げたのは、最初から飛び出した設楽選手。

 1㎞3分を前後のハイペースで、一時は2位集団を2分以上引き離した。

 記録は関係なく順位のみで決定する選考方法だったから、全選手が牽制し合ってスローペースになって最後の5㎞くらいの勝負になってしまう恐れもあった。

 それだと、今日のような感動はなかっただろう。

 負けたとはいえ設楽選手は大会を盛り上げてくれた功労者だ。

 優勝した中村選手のことは、私はあまり注目していなかった。

 4強といわれる、日本記録をもつ大迫、前日本記録の設楽、今回2位になった服部、そして井上の4選手ばかりに目が行っていたが、昨日の中村選手の走りはすばらしかった。

 37㎞すぎに設楽をとらえ、39㎞過ぎでのスパート。

 それを4強の1画の大迫、服部が追う。

 41㎞付近で大迫が並んだが、そこで中村はさらにスピードを上げた。

 勝負に執着したこの走りは、東京オリンピックに期待を持たせてくれる走りだった。

 もうひとつ、私が感心したのが改正の高橋尚子さん。

 スタート当初から、設楽選手の走りを自分の2003年の東京国際女子マラソンでの失敗と重ね合わせて心配していた。

 当時、高橋はマラソン6連勝と負けしらず。

 2004年のアテネオリンピック日本代表選出を目指して前年の東京国際女子マラソンに出場した。

 高橋は体調がよくて自ら飛び出し、ハイペースでレースを引っ張っていたが、30㎞でスタミナ切れを起こして失速し、日本人トップではあったがエチオピアのアレムに抜かれて2位となった。

 私も記憶に残る試合で、あのときの高橋の苦しい表情を覚えている。

 設楽選手の姿に自分の経験が重なったのだろう。高橋さんはレース何度か不安の言葉を口にした。

 30㎞手前まで快走する設楽選手の快走に、実況アナウンサーも高橋さんの言葉に余り反応していなかった。

 高橋さんが言っていたのは、スタミナ切れは徐々に来るのではなく突然来るということだった。

 高橋さんの場合30㎞で、なんの前触れもなく、突然足が動かなくなってしまったというのだ。

 その経験から、設楽選手がそうならないことを願っての言葉だった。

 私は、設楽選手の走りを見ていて、それは高橋さんの杞憂だと思っていた。

 しかし、高橋さんの心配していたことは起こってしまった。

 高橋さんのすごさを改めて知らされた次第。

 

 うーーん。

 東京オリンピックのマラソン日本代表は期待が持てるぞ。

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