自分らしいオリジナルを作ることができるかな
朝日新聞で子ども時代に性暴力被害を受け、深く傷つきながらも回復の旅を続けている当事者の方々が自ら語るという連載特集記事があった
勇気をもって実名、それぞれの体験や思いを語っておられた。
彼女(彼)等の心に受けた傷は、何十年経っても乗り越えられない記憶として心をむしばみ続けている。
そんな一人から、こんな言葉があった。
「ガラスが割れたら元には戻らない。でも、接着剤でくっつけたり、リボンを付けたりしてして、自分らしくオリジナルを作ることはできる。私の傷もそうやってつきあっていきたい」
他人から心に大きな傷を負わされた人の言葉だが、人生の軌道をちょっと踏み外してしまったり、道に迷って彷徨っている人にも、力を与えてくれる言葉だ。
「そのうち、そのうち
できない理由をくりかえしているうちに
結局は何もやらなかった
空しい人生の幕がおりて
頭の上に 淋しい墓標が立つ」
相田みつおの言葉だ。
私は30代のときに言葉に出会い、この言葉が脳味噌の中心に染みついている。
そして今、まさに頭の上に淋しい墓標が立ちかけている。
もう、淋しい墓標が立てられることから逃れられない年代になってしまっと、うちひしがれそうになることもある。
そんな私に、性被害を受けて深く傷ついた人の言葉が力を与えてくれた。
今からでも、「接着剤でくっつけたり、リボンを付けたりしてして、自分らしくオリジナルを作ることはできる」かな。
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