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2020年11月 4日 (水)

大統領選挙はトランプさん優勢  選挙の結果はすべて国民の意思

 アメリカの大統領選所は、大方の予想に反してトランプさんが優勢な展開になっている。

 これがアメリカ国民の意思。

 国民は、アメリカの国家の利益のために大統領を選ぶのではなく、自分に利益をもたらせてくれる人を選んでいるのだ。

 私は一昨日のブログに、トランプさんが自分のために政治を行っていることを露骨に見せつけているが、それは世界中の政治家がやっていることで、トランプさんはそれを教えてくれた人だと書いた。

 今日、選挙の開票の経緯を見ていて、政治家は自分のために政治を行っているが、選挙民も自分にとって利益を漏らさせてくれる人に投票しているだけだということを再確認した。

 国家のため、国民のため、世界のためになる人物に投票するというのはきれいごとで、その前提はその政策が自分に利益のあることに限るのである。

 「税金の無駄づかいをするな」というのは、自分にとって無関係なところにお金を使うなということであって、自分が得するのならジャブジャブ金を使ってくれというのが選挙民なのだ。

 国民は、国家予算が大きな借金を背負うことになっても、地元に金を引っ張ってくる政治家に投票してきた。

 テレビに登場する、国民を小ばかにしたような、いけ好かない大物政治家が当選し続けるのは、選挙区には利益をもたらしているからだ。

 選挙民が選挙区に利益をもたらす政治家にしか投票しないから、政治家は地元のために予算を獲得する政治しか行わない。

 国家のためだからといって、選挙民に痛みを強いれば選挙でえらばれることはないのだから、それを非難することはできない。

 アメリカの大統領選挙は、私に、そんな思いを改めて強く思い起させてくれた。

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