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2020年11月 2日 (月)

アメリカ大統領選挙  トランプさんは世界中の為政者の真実を教えてくれる

 明日、アメリカ大統領選挙が行われる。

 両陣営とも最後の激しい戦いを転換している。

 アメリカの選挙は選挙当日まで選挙運動をすることが認められていて、この戦いは投票締め切り直前まで続けられる。

 トランプさんが大統領になってからの4年間、私の常識ではこの人物の再選はあり得ないと思っていた。

 世界の調和は関係なし。

 自国の利益、自分の再選のためだけの政治。

 嘘を平気でつく。

 間違いを指摘するメディアに対しては、すべて「フェイクニュース」で済ませてしまって相手にしない。

 記者会見でも自分にとって都合の悪い質問をするメディアに対しては、「フェイクニュースしか報じないメディア」として排除する。

 誰が見てもトランプさんの無知や、嘘はわかるだろうと思ってたのだが、アメリカ国民の35%くらいの人はトランプさんを支持し続けている。

 世界中がトランプ政治にかきまわされてきたし、だれもがトランプさんの再選がありえないから、4年待てば世の中が良くなると私は考えていた。

 しかし選挙を目前にして両陣営の支持率は徐々に縮まっていて、トランプさんの再選もあるかもしれないという状況だ。

 マスコミが、両候補の当落予想や、選挙後の世界情勢を予測しているが、トランプさんが再選された方が日本の経済にとっては好結果であるという予測をする専門家も少なくない。

 重ねて言うが、「私の常識では」トランプさんの再選はあり得ないと思っていた。

 知識も欠落しているし、人格的にも欠陥だらけの人間だと思ってきた。

 ただ冷静に振り返ってみると、トランプさんは現在の為政者のすべての人たちがやっていることを顕在化して見せてくれる役目を果たすための、神よりの使者じゃないのだろうかという気もする。

 自分にとって都合の悪いニュースはすべて「フェイクニュース」と切り捨てる。

 都合の悪い質問には「フェイクニュースを報じてばかりいるヤツの質問には答えない」と言って無視する。

 その姿は、トランプさんの信奉者以外には強権独裁政治に見える。

   それなのにトランプさんの支持率はそれほど下がらない。

 これせは安倍前総理も同じことだったのではないか。

 都合の悪い質問には答えない、若しくは、はぐらかす。

 自分を批判するマスメディアに圧力をかける。

 国会答弁でも、都合の悪い質問に対しては正面からは答えない。

 挙句の果てには、公文書を改ざん。(これは安倍さんが命じたものではなく、周りの人の忖度によるものかもしれないが)

 あきらかに嘘をついているのではないかと思わせるような発言も多々あった。

 追いつめられると、権力を振りかざして恫喝する。

 しかし支持率は下がらない。

 端正な顔で、優しい物言いだから気づかせないが、安部さんとトランプさんには共通点が多い。

 トランプさんはポット出の成り上がりで政治の手練手管に欠けているから、自分中心の政治が露骨に見えてしまう。

 だがこれはトランプさんと安部さんだけではのことではない。

 世界中の為政者が、まずは自分のための政治を行っている。

 すべてがまずは「自分のため」。自分に利の無い「国民のため」「世界のため」「地球のため」はない。

 政治には疎い私だが、私は、世界のための政治をしているのは、ドイツのメルケルさんくらいではないかと感じている。

 トランプ大統領は、世界の為政者が、まずは自分のため、次に自国のため、自国民のため(それは自分の選挙のため)の政治をやっているということを如実に見せつけて顕在化するという功績を残した人物だと、今私は思っている。

 

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