GoToトラベル 感染拡大地域を出発地とする旅行を停止しない謎
政府は、感染拡大地域を目的とするGo Toトラベル 旅行の新規予約を一時停止する決定をした。
しかし、感染拡大地域を出発する旅行については停止ししないようだ。
当地宮崎は、9月14日から29日間、新規の感染者が発生していていなかった。
10月13日に1人の感染が見つかり、10月はもう一人の感染者が見つかっただけだった。
1件は大阪からの来訪者によるもの、もう1件は福岡に訪問しての感染だった。
11月に入り、2日に2人、3日に2人、5日に1人、8日に1人と、いずれも福岡、大阪への往来が原因と見られる感染者が見つかっていたが、それは散発的なものであった。
しかしその後、16日に大阪から宮崎に来た男性とゴルフと飲食をしたことをきっかけにクラスターが発生した。
大阪から来た男性とゴルフや飲食を共にした同僚たち11人が感染、そしてその男性が利用した宮崎市内のキャバクラOzの従業員やこの店を利用した客だけで、昨日までに19人が感染。
結局、大阪から来た一人の男性から30人もの感染者が発生し、まだクラスターは収まっていない。
8月にも接待を伴う飲食店からクラスターが発生したが、その原因も感染拡大地域からもたらされたものだった。
今月、私の東京在住の友人もGo Toを使って宮崎にゴルフを目的とした3泊4日の旅行に来ている。
東京近郊は危ないから、コロナの不安のない宮崎までゴルフに来たのだ。
ゴルフの後は、3晩とも、安全な宮崎の夜の街に繰り出している。
クラスターの原因になった感染拡大地域からの来訪者も、自覚がないから夜の街に繰り出し、結果的に30人もの感染者生み出した。
感染に気づかず、感染を広げてしまうという意識もなかったからこその行動だったのだろう。
感染拡大地域を目的とする旅行を停止しするのであれば、感染拡大地域からの旅行も停止するべきだろう。
だが、コロナに怯え、一斉に経済活動を停止してしまっては、病気で倒れる代わりに貧困で倒れてしまう。
コロナ第1波のときも第2波のときも、「今自粛をしなければ感染が拡がる。感染を抑えるために我慢しましょう」と言われて、国民はおとなしく自粛したがコロナは消えなかった。
厳密な検査、予防対策を図り、コロナと折り合いをつけて行動するしかないと思うのだが、世界各国でも的確な対処方法は見つかっていない。
極力、蜜を避け、マスクや消毒を徹底し、予防策をとりながら生きていくしかないのではないか。
経済を止めてもコロナは消えない。
完全に経済を止めるわけにもいかない。
手さぐりでコロナとの折り合いを見つけながら歩を進めるしかない。
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