要注意!! 今年のカレンダーと手帳は自分で祝日を書き直さなければならない
なんとなく聞いていたことだが、こんなことになっているとは思わなかった。
今年のカレンダーは、自分で祝日を書き直さないといけない。
今年のオリンピック開催に合わせて、7月と8月の祝日が変更になっているのだが、カレンダーや手帳には祝日の変更が反映されていないのだ。
祝日を移動するためには法改正が必要なのだが、新型コロナのために急遽延期となった今年のオリンピックに合わせた法改正が成立したのが11月にまでずれ込んだからだ。
カレンダーは前年の10月末くらいが納期となっている。
前年の春くらいから政策に入っていることが多いから、11月になっての成立では間に合っていないケースがほとんどなのだ。
去年もオリンピックのために祝日の移動を行っていたのだが、去年は予定通りのオリンピック開催だったため、すべてのカレンダーが祝日の移動を反映したものになっていた。(私は、そのことを今日はじめて確認した)
新型コロナの影響でオリンピックの延期が決定したのが去年の3月末。
祝日の移動については5月29日に国会に提出されていたのだが、6月までの通常国会で新型コロナ対策に関する法案を成立させると、引き続き国会を開いておくべきだという国民の声を無視して政府は国会を閉会した。
その後、緊急時の対応について国会を開催するよう求める国民の声や野党の要請に、なぜか政権は対応しようとせず、体調不調を理由に安倍総理が辞任。
辞任にともなう菅総理氏名のために臨時国会が召集されたが、これも3日で終了。
やっとのことで10月に臨時国会を召集して、祝日を移動する法案が11月に成立、12月4日に公布された。
新型コロナ対策を真剣に考えているのであれば、国会を閉じるべきではないというのは愚民でもわかること。
それなのにあえて国民の声を無視して国会を開かないのは、つくじられたくないなにかに蓋をすることの方が大切だという判断からだったとしか感じられない。
かくのごとくに、新型コロナという未曽有の緊急事態においても、その対策より政権運営に重きをおいた政策運営が、現在の日本の政治だということを改めて思い知らされた。
ちなみに今年の祝日は、本来の7月19日の「海の日」がオリンピック開催日の前日の7月22日(木)に、10月11日の「スポーツの日」が7月23日(金)に移動。続く24日の土曜日と25日の日曜日とあわせて4連休となる。
さらに、本来8月11日の「山の日」がオンリンピック閉会の8月8日(日)に移動し、9日(月)が振替休日となり、7日の土曜日から3連休となる。
このことをご存じなかった方は、すぐにカレンダーを確認してください。
7月19日、8月11日、10月11日は祝日の赤い文字で表記されているはずです。
それぞれ「海の日」「山の日」「スポーツの日」の表示を消し、赤文字の数字を黒い文字で書き変えておきましょう。
そうしておかないと、うっかり休んでしまうことになりますよ。
次に、7月22日と23日、そして8月9日は赤い丸を付けるなり、別な赤い文字で日にちを書いた紙を張り付けるなりして休日とわかるようにしておいたほうがいいです。(なんの祝日かを知りたい人は、それぞれ祝日名も書き加えるといいです)
そうしないと、祝日を忘れていて出勤してしまって、会社が閉まっていたということになりますよ。
カレンダー書き換えは、とんだことで、臭いものに蓋の政権運営をさらしてしまったよなあ。
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