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2021年2月 1日 (月)

令和3年2月1日 小春日和?

 令和3年2月1日。

 2月だというのに、朝の気温がやわらかい。

 今朝のワイドショーの天気予報で、気象予報士の女性が、「今日は小春日和の温かい1日になります」と言っていた。

 高齢者の私は、「またやっておる。若い者はなっちょらん。売れっ子の今日予報士でもちゃんとした日本語をしらんのかい」と一人小言をつぶやくことになる。

 小春日和とは、初頭の頃の温かい日を指す言葉だ。

 と私は思っている。

 ブログに書こうと思ったが、間違っていたら恥を書く。

 そこで、グーグル検索。

 検索結果の1番目にはウィキペディアの解説が表示された。

 ウィキペディアには、「小春日和(こはるびより)は、晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天である。春先頃の暖かい日と間違えやすいため注意。」

 ほれみたことか、春先ごろの暖かい日と間違えやすいとあるではないか。

 責任あるマスメディアとして、テレビ局が間違いは正さなくてはだめだ。

 と思ったが、私はインターネットの情報がすべて正しいとは思っていない。

 ウィキペディアの記事もすべて正しいと思い込むことはしない。

 私の長所であり短所だが、なにごとも100%を信じ込まないという性格を持っている。

 他の検索結果も確認してみる。

 今回の件(小春日和の件)は、それが功を奏した。

 検索結果の2番目が、「小春日和」について詳しい記述がされているサイトだった。

 このサイトの説明が実に詳細にわたっている。

 小春日和について、まずは質疑応答の形で答えている。

 まず、

 問1 「小春日和」とは,どのような気候のことを言うのでしょうか。

 

 

 

 

 答 晩秋から初冬の頃の,穏やかで暖かな天気のことです。「春」という言葉が使われていますが,春の天候ではありません。
 
 さらに、「小春日和」の意味を辞書で調べてみましょうと、詳しい解説が続く。

 「明鏡国語辞典」第2版 (平成22年 大修館書店)

  こはる-びより【小春《日和》】

  初冬のころの,暖かくて穏やかな天気。

 これだけではすませず、

 「三省堂国語辞書」第7版 (平成26年 三省堂)

 こはるびより【小春日和】

 十一月から十二月にかけての,よくはれた春のような感じがする,あたたかいひより。「―のおだやかな日」

 と解説が進む。

 続いて,実際の用例を文学作品から見てみましょうと、堀辰雄の小説と島崎藤村の随筆から引用して解説を加えていた。

 そして、辞書や実際の用例からも分かるとおり,「小春日和」は,秋の終わりから冬の始め頃に掛けての,穏やかで暖かな気候を指す言葉です。

 兼好による「徒然草」の155段には「十月は小春の天気,草も青くなり梅もつぼみぬ。」(訳:(陰暦)10月は春のような暖かな気候で,草も青くなり梅もつぼみを付けた。)という一文があります。

 春のように温暖な様子が「小春」と呼ばれ,それが陰暦の10月の別称としても使われるようになったのです。陰暦10月は,現在で言うと,おおよそ11月から12月上旬に当たります。「日和」には「天候」「空模様」や「晴天」といった意味があります。

 と、「小春日和」に吉田兼好の「徒然草」まで登場し、もう「小春日和」だけで日本語のオーソリティになった気分にさせられた。

 

 特筆したいのは、次の第2問だ。

  問2「小春日和」について尋ねた「国語に関する世論調査」の結果を教えてください。

 

 

 

  答 本来の意味とされる「初冬の頃の,穏やかで暖かな天気」と答えた人が5割強であったのに対し,「春先の頃の,穏やかで暖かな天気」と答えた人が4割強でした。また,年代によって理解の仕方に違いが見られます。
 
 とある。

 つまり、今朝の今日予報士のように、この時期の穏やかで暖かな天気を小春日和と思っている人が4割強もいるというわけだ。

 これについては、平成26年度の「国語に関する世論調査」で,「小春日和」の意味を尋ねた結果の詳細なデータの分析までしていた。

 それによると、全体では5割弱の人が本来の小春日和として使っているが、20代では55%、10代においては66%の人が、今朝の気象予報士と同じ使い方をしている。

 実に冷静な分析が続き、終わりの方で、「なお,近年,春先でないことは理解した上で,陰暦10月頃(11月~12月上旬)に限らず,寒さの厳しい1月や2月に訪れる暖かな日についても「小春日和」を使う傾向が生じています。」と「小春日和」の使用のされかたの実情を認定していた。

 意見が一方に偏らない実にいいサイトだなと思って、このサイトを登録しておこうと思ってサイトのヘッダーを確認してみたら、文化庁広報誌「ぶんかる」とある。

 そのロゴのフォントが、若い人の丸文字風のものになっている。

 何につけても100%信用できない猜疑心の強い私としては、文化庁を語るフェイクサイトではないかと疑って、さらにこのサイトを探ってみたら、ほんまものの文化庁のサイトであった。

 ここで私はようやく、このサイトをブックマーク。

 作ったサイトとは思えない、類のない楽しいサイトだ。

 時間があるときに、他のページの解説も読ませていただきたい。

 お勧めです!

 今日からコロナから離れたブログも書こうと思っていた矢先に出会ったサイト。

 感謝!

 お勧めです!

 

 

 

 

 

 

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