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2021年7月

2021年7月29日 (木)

盛り上がるオリンピック 拡大するコロナ感染

 オリンピックが始まった。

 コロナ蔓延の中でのオリンピック開催に批判的な意見がおおかったが、、開会式の視聴率は56%の高視聴率だった。

 開会式を筆頭に、先週1週間の視聴率ランキング20位まで12番組はがオリンピックの中継番組。

 残る8つのうち5つはニュース番組で、ニュース番組の中心話題はオリンピック。

 ランキング20位内でオリンピック以外の番組はたった3つ。

   「外に出るな、家にいろ」と言われている従順な国民は、家でテレビでも見るしかない。

 テレビをつけると、オリンピック放送しか見るものがないという状況なのだろう。

 一方で、家にじっとしていられない人たちが街にあふれ、コロナ感染は拡大を続けている。

 ついに、1日の感染者数が1万人を突破し過去最多となった。

 片方では予想を超える金メダル獲得で盛り上がる。

 視聴率がとれるから、テレビはオリンピックでの日本選手の活躍を繰り返し流し続ける。

 首都圏3県に緊急事態宣言が発令されるようだが、オリンピックに危機感がかき消されてしまいそうだ。

 かくいう私も、オリンピックで活躍する選手のひたむきな姿には感動を覚える。

 

 なるようにしかならない。

 

 私個人的には、新人不動産屋の清水不動産とのコラボで忙しくさせてもらっている。(ありがたや)
 ※「コラボ」=コラボレーション(英: collaboration)は、「共に働く」「協力する」の意味で、「共演」・「合作」・「共同作業」・「利的協力」を指す語である。 日本語ではコラボと略されることが多い。

 

 

 

お前は、なんにも悩みがなくていいなー
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2021年7月23日 (金)

4連休 東京発コロナ拡散

4連休の東京発JR新幹線、羽田発各地便のすべての乗車率・搭乗率が90%を上回る搭乗率になっている。

東京発の高速道路下り車線も渋滞する混雑ぶり。

全国でコロナ新規感染が爆発的な拡大するのが目に見える。

 

 

 

この二人は仲がいい
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またしても敵前逃亡 安倍前総理 五輪開会式欠席

 安倍前総理が五輪開会式を欠席するとの報道。

 またしてもの感。

 自分が都合が悪くなると逃げ隠れするのは安倍さんの得意技。

 「人類が新型コロナに打ち勝った証として五輪を完全な形で開催する」として、中止や2年延期の意見のある中、1年延期開催を押し切ったのは安倍さんだったのではないか。

 そして安倍さんは、現在、大会組織委員会の名誉最高顧問。

 それなのに、次の選挙に安倍さん再登場の期待の声が少なくない。

 アメリカでトランプさんが復活するのではないかという報道を信じられない気持ちで眺めていたが、同じことが日本でも起こりそうだ。

 これは世界的な傾向。

 怖い。

 

 

珍しく3匹がいっしょに昼寝。お前たちが生きてる間はだいじょうぶだよ。
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2021年7月21日 (水)

橋本さん、即刻お詫びしなさい!

小山田圭吾氏辞任問題で、 橋本聖子東京オリンピック組織委員長が、 心を痛めた多くの方々に お詫びしなければならないと言っていたが、 これって お詫びしなければならないと思っていると表明しただけで、まだお詫びしているわけではないですよね。 

お詫びしなければならないなんてことを言う前に、「 おわびいたします。申し訳ありませんでした」と、即刻、素直におわびするべきだろう。

 

これは、おわびしているわけではないのだけど…

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2021年7月15日 (木)

悪徳不動産屋 犬の糞

 「お忙しいところすみません。私、第一〇〇??(企業名)さんの、あれをしている者で、〇〇町の駐車場のことで電話しているのですのですが」という電話が入った。

 「お忙しいところ申し訳ありません」という電話は、セールスの電話であることが多いが、第一〇〇という社名には覚えがあった。

 それで電話の内容をちゃんと聞いたのだが、セールスの電話では無いようであるが、なんの話なのだかよく分からない。

 そもそも私は、「あれをしている」というような話が苦手なのだ。

 それで、「あれとはなんですか?」と聞くことから始めた。

 すると「あれをさせてもらっている」というのは「仕事をさせてもらっている」ということである。

 私の知っている第一〇〇??(企業名)さんであれば、ビル管理や清掃をしている会社である。

 駐車場の管理、清掃でもしているのだろうか。

 引き続き話を聞くことにする。

 「第一〇〇??(企業名)さんの仕事をさせてもらっている者で、〇〇町の駐車場に車を置かせてもらっているのですけど」という。

 仕事をさせてもらっているというのは、下請け的に仕事をしているのか、それとも単なる従業員なのだろうか。

 話を折って、本題はなんなのか聞きたいのをぐっとがまんして話を聞き続けた。

 結局わかったことは、駐車場の入り口あたりに犬の糞をさせたままになっているので、なんとかならないかということであった。

 たびたび犬の糞が、そのままに放置されているらしい。

 渡しにはこの「なんとかならないだろうか」というのが理解できない体質なのだ。

 犬の糞をさせたのが誰かは特定できない。

 駐車場の契約条項の駐車場の管理責任についての記載はあるのだろうか。

 ちなみに当社の契約には、駐車場の他人のごみ捨て等についての責任は貸主も管理者も責任を負わないことを明記している。

 こんなことを言っちゃ悪いが(言っちゃ悪いなら言わない方が良いのだが)、駐車場の料金は月々3,000円か4,000円。1日あたりにすると100円程度の料金である。

 たかだか100円で、駐車場に関するもめごとの責任をすべて負えということであれば借りてもらわなくてもいい。

 100円を馬鹿にしてはいけないが、百均のダイソーで、使い物にならない品物を買ってしまっても100円だからとあきらめる金額だろう。

 (こんな考えが悪徳不動産屋のゆえん。だから私は駐車場の契約の際には、駐車場内のトラブルの責任はないことをはっきり伝えて、了解をいただいたお客さんとしか契約しないようにしている。できないことは、できないと先に明言しておく。これが悪徳不動産屋たる私のやり方なのだ)

 この駐車場は、駐車場の隣が所有者の自宅である。

 当社は、駐車場の管理をしているわけではないし、電話の主との契約の仲介をしたわけでもない。

 この駐車場は、現在の所有者お宅の隣地の売却の依頼を受けた際に当社の仲介で買っていただいた土地で、今の所有者が購入後に月極駐車場にたものである。

 駐車場契約は、近所の企業の従業員さんたちが直接所有者と交わしているのだが、看板効果があるので駐車場の塀に当社の看板を設置させてもらっている。

 今日電話してきた人も所有者と直接契約したのではないのだろうか。

 私は悪徳不動産屋なのだが、それを知らずに私を使い走りにしたがる善良なる消費者様が多いのだ。

 駐車場の所有者はすぐ隣の家に住んでいるのだから、「なんとかならないか」という要望は自分で貸主の方に伝えればいいものを、なぜか不動産屋に言ってくる。

 私、あなたから1円の報酬もいただいていないんですけど。

 不動産屋ってなんでも言いやすい職業とみなされているのかしらん。

 それで私は、「当社は、お宅様との契約にはたずさわっておりませんし、駐車場の管理もしていないので、なんの権限も義務もないので、何とかならないかと言われても、なんともしてあげられません。(本音はお門違いでしょって言いたい気持ちになるのが悪徳不動産屋のゆえん)。駐車場の貸主さんには話をしてみたんですか。」と聞いてみた。

 すると、「貸主さんがどこにいるか知らないんです」ときた。

 駐車場は隣に住宅に住まわれている。というか自分の住宅の敷地の一部を駐車場として貸しているのだ。

  「貸主さんの家がわからないって、駐車場の隣が貸主さんの家ですよ」と言うと、「隣には人が住んでいないようにある」と来た。

 貸主の家に行ってみたのかと聞いてみたら、家まで行ったことはないが、外から見ていたら住んでいないように見えるというのである。

 あくまでも、なんとしてでも私に貸主との連絡を取らせたいようだ。

 この人に限らず、私が悪徳不動産屋と名乗っているるのにもかかわらず、いわれのないタダ働きを強要してくる善良なる消費者様が少なくない。

 無料法律相談。無料税金相談。無料近隣もめごと相談。無料電気修理。無料水漏れ相談。無料迷惑電話相談。最近多いのが無料草刈り相談。

 悪徳不動産屋をなんと思っているのだろう。

 「私をなんと心得る。私は天下に悪名高き悪徳不動産屋なるぞ!」と叫ぶのもものともせず、無料であらゆる解決を求められる。

 今日の電話もそうだ。

 当社になんとかしてくれと言われても、なんともしてやれない(本音は、なんにもしてやりたくない)。

 「隣が貸主さんの自宅だというのは間違いないですから、そこに住んでいないというのであれば、私には貸主がどこにいるかはわからないですね。いるはずだけどなー。」

 それでも敵はまだ、あきらめない。

 「じゃー、どうしたらいいんですか?」

 知らんわ!と言いたいが、グッとがまん。もう少しのしんぼうだ。

 「駐車場を契約した不動産屋に聞いてみるか、となり近所の方に聞いてみるなりしてはどうですか。でも、貸主にも犬の糞を片付ける義務はないかもしれないし、悪いのは犬の糞を片付けない犬の飼い主で、そんな常識のない人からの迷惑は困りものですね」などと、深入りしない受け答えをしておいた。

 無料査定。無料ローン相談。無料間取り相談。無料風水相談。

 やたら無料をうたう不動産屋が多いせいで、善良なる消費者様は不動産屋を無料便利屋さんと勘違いしているのではないか

 

 私は、悪徳不動産屋なんだぞ!。

 

 

こいつ(チョビ)は、私になんにも求めない

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2021年7月14日 (水)

悪徳不動産屋日記 老朽化した建物の解体費用

 「古い家を壊す費用を国が出してくれるというけど、ほんとうか?!」

 小中学校で同級生だった友人からの電話だった。

 3年以上前から売却の相談を受けているのだが、売れていない土地の所有者だ。

 その土地は、30坪ちょっとの狭い敷地いっぱいに2階建ての建物が2棟建っている。

 現在の建築基準法では建ぺい率違反ぎりぎりの建物だ。

 建物は昔は2軒の住宅だったが、長いこと使われてなくて、現在は放置状態にある。

 ガラスが割れたままになっていて、ベニヤ板を打ち付けている窓もある。

 建物を解体して売るしかないのだが、建物解体費用の都合がつかない。

 売れるめどが立ったら壊して引き渡すか、解体費用を差し引いた額での購入希望者を探しているのだが、現在の建物の傷み具合が酷くて、長い間商談がかかっていない。

 冒頭の電話は、国から補助金で家を壊すことができるから家を壊させてくれないかという話しが来ているということで、私に真偽のほどを確かめるための電話だった。

 なんでも、国が解体費用の全額を補助してくれるから、まかしてもらえれば見積もりを上乗せして解体費用以上の助成金がもらえるという話しだったそうだ。

 そんなバカな話はない。

 私の知識では、空き家になってる老朽化した建物は社会問題になっていて、危険な建物の解体費用については全国の各自治体で補助金を設けている。

 建物解体助成金は地方自治体が行っている事業で、国の助成制度はなかったはずだ。

 助成金の対象となる条件も各自治体によって定められていて、助成金の額も工事代の一部を助成してくれるだけ。

 通常、工事代の〇〇%まで、かつ上限〇〇万円までという規定になっているはずだ。

 当地(宮崎県の北端の町・延岡市)にも「不良空家除去補助事業」という制度がある。

 助成額は工事代金の80%、上限80万円までである。

 対象の建物の条件として、建物の不良度の基準は市の職員さんが現地調査して判断するというのは当然のことだが、一番問題になるのは道路に接していない土地や土砂災害特別警戒区域内にあるなど、建替えなどが困難な土地であることという条項だ。

 道路に接していない土地も、土砂災害特別警戒区域も、建物の新築はできない。

 この条項を読んだだけで、悪徳不動産屋としては当地の補助金制度は仕事には役にたたないと頭の中に記憶としては残さなかった。

 しかし友人からの電話は、国の補助金と言うこと。

 工事費を上乗せして全額補助金でまかなうというのは、違法で詐欺罪にもかかる論外の話だが、私の不勉強で国の補助金があるのかもしれない。

 話を持ち掛けてきた友達というのは、建物解体を仕事としているようだから、自分に建物を壊させてくれといっているだろう。

 小学校の同級生でいまだに付き合いのある友人らしいから、信用のおける友達であれば任せればいい。

 相談者が私に相談してきたのは、「こんなうまい話があるだろうか」ということで不安になってのこと。

 これがまともな人間の考え方だ。

 騙されたと騒いでいる人たちの大半は、自分が欲に目がくらんだ結果。

 世の中そんなにうまい話はない。



 私は悪徳不動産屋。私の仕事にならないことに余計な口ははさみたくないし、今はつきあいはないが元同級生の仕事の邪魔をして恨まれたくもない。

 そこで、こう言ってやった。

「俺は、延岡市の補助金制度があるのは知っているが、それには該当しない。しかし国に建物解体の補助金があることは知らなかった。俺の知識では全額補助するという制度があるとは思わないが、そいつができるというのならやってもらえばいいじゃないか。ただし、申請の手続きすべてをそいつにまかせたほうが良い。ただ、補助金が全額でることは考えられないし、補助金を上乗せするようなインチキな申請をして、補助金詐欺の片棒をかつぐことにならないように注意することだ。」

 「大事なことは、補助金申請をするのに手数料がいると言って、先に手数料などのお金を請求されたら断ること」

 「もう一つ大事なことは、補助金が出ることが決定したことを確認するまでは、建物解体工事にかからないこと」

 「いいか、この二つは絶対に忘れるなよ」とだけ助言しておいた。

 

 相談をしてきた友人は私の話を聞いて、建物解体工事を持ち掛けてきた友人の話は断ると言った。

 私は、国に建物解体費用の助成制度はないと思うのだが、ひょっとして私の知らない制度があったのであれば、友達を損させることになる。

 私は、そんな心配をしている、情けない気弱な悪徳不動産屋なのである。

 

 

 

お前たちには欲に目がくらむことはないよな

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2021年7月12日 (月)

緊急事態宣言 オリンピックは無観客 夏休み、お盆休みの移動は?

 東京は今日から4度目の緊急事態宣言。

 オリンピックは無観客での開催となった。

 菅総理は、「先手、先手で緊急事態宣言を発出する」と言っていたが、「先手、先手」を打っていると本気で思っているのか?

 本気でそう思っているのだったら、なんとも情けない話だが、外界がまったく見えていないのだろう。

 東京での感染拡大を見据えての緊急事態宣言だが、今までの緊急事態宣言と違って、東京からの人の流出は全然制限されていない。

 東京からの観光客を期待する地方都市も、当居からの人の流入を制限する動きはない。

 夏休み、お盆休みに、危険な東京から安全な地方へ人の大移動が行われるのではないか。

 このところの宮崎県のコロナ新規発生件数は1日あたり、ゼロから数人でしかない。

 GO TOキャンペーンの影響を受けた期間には感染者が激増し、宮崎県独自の緊急事態宣言が発令された。

 その時、クラスターの原因となったのは、東京、大阪、福岡へ行って帰ってきた人や、それらの都市からの来訪者と飲食をともにしたことによるものがほとんどだった。

 かつての緊急事態宣言時、「東京からの人は来ないでください」とお願いした知事がいたが、感染が完全に収まるのがいつになるのかわからない今、経済のことを考えると「来ないでくれ」とは言えないだろう。

 緊急事態宣言下の生活に耐えきれなくなった東京から、地方は安全とばかりに、人がどっと押し寄せてきたた結果を想像するとぞっとする。

 ワクチンの接種がすすむことに期待するしかないのか。

 

 

そんな人間の都合とは関係なく安らかに眠っているカンタロウ

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2021年7月 7日 (水)

松坂大輔投手引退

 松坂大輔投手が引退を表明した。

 もう一勝する姿を見たかった。

 一方で大谷翔平選手の活躍。

 今日は7回を投げて2失点4勝目。

 バッターとしても打席に立ち、2塁打1打点をあげている。

  朝、夕のニュースの時間を楽しみである。

 

 去る者あれば、来る者あり。

 それにしても大谷選手は気持を明るくしてくれる。

 

 

 こいつらも気持ちをなごませてくれる。 

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左から、
拾ってきたときから私になついている、サンタロウ。
一番長い付き合いなのに、全然なつかない、チョビ。
最近、とみになついてきた、チャチャ。

 

2021年7月 4日 (日)

小池都知事公務復帰の名演技

す 小池都知事が10日ぶりに都庁に当地勝した。

 咳き込んだり、苦しそうな呼吸をしてみせたり、まだ回復途中を演じていた。

 疲労以外に、公表されている病名はない。

 疲労は人にはわからないから、10日も休まなくてはいけない疲労というのはどれほどのものか。

 オリンピックの晴れの舞台に立つことをあきらめるわけもなく、重病としてしまうと、突然オリンピックの舞台に登場するわけにもいかず、かといって都議選が終わると同時に復帰したのでは都議選から逃避していたのがバレバレになるから、選挙戦の終わり間際のタイミングを見計らっての復帰なのだろう。

 「どこかでバタッて倒れているかもしれないけど、それも本望」なんて言ってたけど、選挙が終わったらバリバリオリンピックに向けて動き始めることだろうなあ。

 

 オレもバッタリ倒れた演技

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2021年7月 3日 (土)

悪徳不動産屋日記 教え子に尻を叩かれて

ゆ 明日は、コロナワクチンの接種予定日である。

 体はいたって丈夫で、ワクチン注射なんて全然心配していないのだが、テレビでワクチンの副反応なるものをおおげさにとりあげるもので、ちょっとは不安はある。

 幸い、明日は日曜日。

 ワクチン注射のあとは家でゆっくりすればいいと思っていたのだが、仕事で宮崎に駆り出されることになった。

 7月1日のブログで紹介したが、私の宅建士の試験の手ほどきで宅建士の資格を取り、不動産未経験ながらいきなり不動産業を開業した私の教え子が、行動力だけで商談ネタをわんさか発掘している。

 買いそうなお客さん、売りそうなお客さんを、恥ずかしながら私よりたくさん見つけてきている。

 人見知りしない性格で、とにかく知らない家でもなんでも飛び込んでいっているようだ。

 私をみならってのことか、移動はスクーター。

 なにか売り物になる物件はないかとスクーターでうろちょろしていて、人の姿を見ると話しかけているようだ。

 イケメンの部類ではないが、若くて、人懐っこくて、すがすがしい。

 さわやかな感じでスラっと話しかけいくので、話しかけた人がすぐ話し相手になってくれて、いろいろ情報をもらっているようだ。

 商談のネタらしいものを発掘すると、私のところに相談にくる。

 前にも書いたが、その量が半端ないのだ。

 もちろん、雲をつかむようで、話を煮詰めていくのはまだまだ時間がかかるなというものも多いが、すぐにまとまりそうなネタもある。

 その可能性を見極めて助言するのが私の仕事。

 ここ数日のネタの中で、これはすぐにでも話が進みそうな感じの話が5件くらいある。

 中でも、早急に話を詰めていった方がいいというネタが2つあって、この2つは集中して商談した方がいいという指導をした。

 すると、話の詰め方がわからないので同行してくれと言う。

 彼と私の共同の仕事としてやってもらえないかというのだ。

 最近、のんびりし過ぎた仕事をしている私にとっては刺激であるし、嬉しい話でもあるが、責任が大きくてプレッシャーでもある。

 しかし、乗り掛かった舟というか、荒海に放り出した責任も感じているので受けるしかない。

 精一杯協力することにして、まずは、私が最重要と指定した2件のお客さんに同行することにした。

 1件は、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)内の物件で、お客さんも市内に在住の方。

 もう1件は宮崎市の方。

 昨日、市内のお客さんとは面談して話をさせてもらった。

 もう一人のお客さんは宮崎市在住の方。

 早急に会いに行った方が良いという思って、そう指導していたのだが、明日は私のコロナワクチンの接種日になっている。

 予定時間は午後1時半。

 私は、「明日はワクチンの接種になっている。時間が1時半で、ちょうど中途半端な時間になってしまっている。本当は、すぐに行った方がいいと思うのだけ」とつぶやいた。

 ワクチン接種のあとは、やっぱりちょっと不安だし、注射の後に宮崎に行く気持ちにはならなかった。

 すると彼は、ごく自然に「2時過ぎからでもどうですか」と聞いてきた。

 予想外の申し出だったが、断ることはできなかった。

 ということで、明日はコロナワクチン接種の後は仕事になりました。

 そう。しばらくは、彼のおこぼれをかき集めて仕事にするぞと、改めて分け前を分捕る意を強くした悪徳不動産屋なのである。

 

 

 チャチャはおとなしくて可愛い

 サルのぬいぐるみがお気に入り

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2021年7月 1日 (木)

悪徳不動産屋日記 大谷翔平選手へ感じるのと同じくらいの衝撃の事実

 大谷翔平選手の活躍が世界中を驚かしている。

 米大リーグ史を書き換える大選手になりそうな気配である。

 この大谷選手と同じくらい、私を驚かせている男がいる。

 それは、去年、私の教えの甲斐あって、宅地建物取引士(宅建士)に合格した私の生徒だ。

 私と親交のある彼の父親が経営する大きな新聞販売店に勤務していて、不動産業はまったく無縁だった。

 父親が不動産業に興味があって、先々不動産業にも参入したいという意向を受けて宅建士の試験を何度か受けていたのだが合格が果たせずにいた。

 去年私が、「試験で点数を取るコツがある。私が教えれば合格するよ」と軽口をたたいたのがきっかけで、民法を中心に合格するための勉強法を教えてあげて、無事合格した。

 合格発表は去年の12月2日。この日のブログに、宅建士受験の簡単ないきさつは書いている。

 宅建士の試験に合格すると宅建士の資格者となるのだが、宅建士として登録を受けるためには2年以上の不動産業の実務経験必要だ。

 彼は不動産業に従事した経験がない。

 実務経験が2年に満たない者は、2日の登録実務講習を受けて簡単な試験を受けることによって宅建士の登録ができる。

 入社して2年未満で合格した場合、宅建士の資格があったほうが仕事がしやすいので、登録実務講習を受けて宅建士の資格を取得することになる。

 私の生徒の場合、彼の父の会社は不動産業をやっているわけではないから、すぐに宅建士の登録をする必要はないと思っていた。

 彼の父親からは、私の会社で実務も教えてもらえないかと言う話もあったが、新聞配達店の経営をやりながら片手間で不動産業がやれるわけもない。

 不動産会社をおこすつもりならば、3~4年は県外、できたら都会の不動産会社で営業を経験した方がいいという助言をしておいた。

 それなのに、生徒はすぐに宅建士登録実務講習を受け宅建士の登録をし、登録と同時に宅建業(宅地建物取引業、いわゆる不動産会社)の免許申請をし、今年3月に宅建業の免許をとった。

 新聞配達店といっても当地(宮崎県の北端の町・延岡市)全域を一手におさめている大きな会社で、資金力はある。

 一応免許を取っておいて、余裕のある資金を使って不動産の売り買いでもやっていくのだろうと思っていた。

 しかし、父親の方と話をしてみると息子さん(私の生徒)を不動産部門の責任者にして、即不動産の営業を始め、1年以内に不動産部門を軌道に乗せろという考え方であった。

 これはどう考えても無理。泳ぎの練習をしたこともないのに太平洋に飛び込むようなものだ。

 大変なことになったと、精いっぱい、私なりに考えられる助言はしておいた。

 しかし敵はサルもの、ひっかくもの。

 私の心配は杞憂だった。

 免許が下りるとすぐに、カラーの新聞折り込みチラシが入った。

 「不動産に関するご相談 お待ちしております」(

 (不動産仲介、売買、賃貸)(土地の有効活用)(新築、増改築)(リフォーム、リノベーション)

 その他、不動産に関することで何かお困りのこと、何でも気軽にご相談ください

 新聞折込チラシはお手の物だ。

 しかし、難しい相談があったらどうするのだろう。

 そう思いつつ、折り込みチラシの反響はどうだったか聞いてみた。

 幸い❓問い合わせはゼロとのこと。

 よかったものか、悪かったものか、他人事ながら一安心。

 そうこうする間もなく、かく生徒さんから、次々に売り買い双方の商談がかかるようになり、それについての助言を求められるようになった。

 その量が半端じゃない。

 どうやってるのか、詳細を話すと長くなるのでしょうりゃくするが、とにかく人と会うのだ。

 不動産業は怠け者の仕事。と当地の方言で言うと不動産屋はよだきんぼ(宮崎弁で、怠け者)が多い。

 私の感覚では、不動産屋の1日の実働時間は3時間くらいのものだろう。

 しかし、彼は違う。

 新聞配達店のマネージャーとして、朝の1時間、昼の打ち合わせ、夕方の締めを行い、それ以外の時間はフルに不動産の仕事に費やしているというのだ。

 2代目社長として、昼は適当に遊んでいるのだろうと思っていたのだが、まったく休む間もなく仕事に没頭しているようだ。

 話を聞くと、とにかく人と会っている。

 それも、私のように仲の良い知人と居心地の良い無駄な時間をつぶしているのではなく、飛び込みでいろんな人と会って仕事のネタを仕入れている。

 私は教えた覚えがないのだが、宅建士の勉強を教えながら、私が若いころやっていた営業方法もしゃべっていたらしくて、それをそっくり真似して実践しているのだそうだ。

 しかし、私がやっていたのとは決定的に違うことがある。

 それは、スピードも量も私の10倍以上なのだ。

 私流ののんびりした不動産営業の話をヒントにして、私がやってきた10数倍の活動量で不動産の営業活動をしているようだ。

 私は新聞の勧誘の営業や保険の営業はできない。

 そもそも私は人付き合いが苦手で営業向きではない。

 それでも不動産業でやってこれたのは、家を持っていない人は、みんな家が欲しいと思っているからで、気に入ってもらえる物件を探してきたり、家が買えないと思い込んでいる人に家が変える方法を教えてあげれば、変に人間関係を作らなくても買ってもらえるからだ。

 保険や新聞はすでに入っている人や購読している人対して、さらに営業をかける仕事で、しつこいセールスになるから私にはできない。

 保険や新聞のセールスに比べたら不動産の営業は簡単だし、精神衛生上も楽だ、というのが私の持論である。

 彼は、そんな私の話も覚えていて、実際営業で回って、それを強く感じているという。

 これは私も想像していたことだが、新聞の勧誘で訪問しても相手にしてくれるお客さんは少ないだろうということだ。

 それを彼に確認してみたところ、私の想像以上に厳しい対応を受けていたようだ。

 玄関を開けてくれるのは20件に1件くらいで、その中でも話しを聞いてくれるのはごくわずか。

 門前払いされることが圧倒的に多いのだそうだ。

 こんな経験をしているが、新聞のセールスでも目げなかった性格だから、不動産の営業は相手がきちんと対応してくれて精神的に癒されるというのだ。

 私にとっては、いまでも多少苦痛の仕事なのだが、彼は本当に楽しそうに仕事をしている。

 確認してみると、本当に楽しいのだそうだ。

 この1カ月で、抱えて居る売りの案件は20件以上はありそうだ。

 最近は毎日、3件から5件の新規案件を発掘している。

 まあ、動く量が半端ない。

 私の経験で、具体的に行動を見せつけられた中では断トツの動きだ。

 しぼみかけた私の仕事に活をいれてもらうと同時に、仕事に割り込ませてもらって分け前を分捕ろうと思っている悪徳不動産屋なのである。

 

 てぐすねひいて  果報は寝て待て

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