貧乏性の断捨離
いらないものは捨てなさいというのが最近のトレンド。
書店に溢れる、片付け本や断捨離本。
しかし拙は、貧乏性で物を捨てることができなかった。
今年、数ある片付け本の中の「必要になったら買えばいい」という言葉をすんなり受け入れることができた。
「必要になったら買えばいい」という言葉に啓示を受けて、溜め込むばっかりだったモノを徐々に処分することができるようになった。
このところ、タンスにしまい込んである服を捨てることができるようになった。
とはいえ極度の貧乏性の拙としては、傷んでもいない服を焼却ゴミとして捨てることに大いに抵抗がある。
その抵抗をとりはらえたのが、不用な服を「ティッシュクロス」として利用することだ。
タンスにしまいこんだままになっている服を適当に切り裂いて、ティッシュペーパーボックスに詰め込んで、ティッシュペーパーがわりに使っている。
写真の切れの素材は着古したTシャツ。肌触りがよくてティッシュペーパーより感触がいい。
ティッシュペーパーは、鼻をかむときだけではなく、埃や水滴をぬぐったり、簡単な掃除に使ったりと多様な用途で使われている。
最近では、テーブルに飲み物をこぼしたときなど布巾などを使うことは無くなった。
布巾という言葉は死語になっている感さえある。
拙は貧乏性で、服をそのまま捨ててしまうのが惜しいからティッシュクロスとして再利用してみたのだが、これが実に快適なのだ。
何度か洗濯した服は肌触りもいいし吸水性も良い。
雑巾代わりに使うのならティッシュペーパーより、はるかに丈夫で役に立つ。
「1年使わなかったものは、これから先も使うことは無い」
「心がときめかないものは捨てましょう」
「物を捨てて空間が増えると心も軽くなる」
ダンシャリスト(拙のオリジナルの造語)達は、口をそろえて捨てろ捨てろと言うが、多くの人が捨てられないのだ。
捨てた方がいいとはわかっているけど捨てられない人が多いから、断捨離本や断捨離サイトが大繁盛して、ダンシャリスト達がリッチな生活を満喫できているのだ。
捨てられない大衆たちは、自分が使うことは無いかもしれないとは思っていても、使えるものを捨ててしまうことに抵抗を感じるのだ。
そんな大衆の一人である拙が、見つけた心の痛まない服の処分法がティシュクロス。
ぜひ、お試しあれ。
拙の行動をことごとく否定する拙のかみさんも、雑巾代わりに使う時は拙作のティッシュクロスを使ってくれている。
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