震度5強にしては地震被害は小さかった
22日未明、当地(宮崎県の北端の町・延岡市)を震度5強の地震が襲った。
突然ゴゴゴと地鳴りがしたか思うとギシギシと家がきしみ、家全体がワサワサと揺さぶられた。
このまま壊れてしまうのではないかというような不安で、床に這いつくばって次に来る揺れに備えていた。
しかし幸い、揺れは一度だけでおさまった。
深夜のことで、報じられるテレビ報道でもまだすべて気状況はわからなかった。
一夜明けて,貸家やアパートの入居者や住宅を購入したお客さんからの修理依頼の連絡を覚悟して待機していたが、少なくとも当社にはそんな電話は一本もなかった。
テレビの報道でも被害状況は同じ映像ばかりを繰り返して流すばかりだった。
思ったほどの被害映像は撮れなかったのだろう。
少なくとも私の知る限り、当市で建物に大きな被害を受けたのは1軒のみ。
その建物は、老朽化して物置代わりに使われていた建物のようで人が住んでいた建物ではなかった。
テレビのニュースではその建物が大きく壊れて見える角度からの映像だけを何度も流すので、市内に大きな被害が起こっているように見えたのだろうが、実際には驚くような壊れかたではなかった。
テレビが悲惨なシーンを探し回っても、その建物以上の被害は見つからなかったのだろう。
それで、昨日のブログには地震のことは書かなかったのだけど、遠方の友人知人から地震見舞いの電話をもらった。
テレビの報道を見て、大きな被害を受けているのではないかと心配をしてくれたのだが、当地では昨日は市長選挙の投票日で、地震よりその動向の方が市民の関心事だった。
地震が起きた瞬間からテレビは地震速報を流していて、テレビは災害時には実に頼りになるありがたい存在であった。
ただ、テレビは人を不安と恐怖を煽ることで大きな利益を得ることも職務としている。
被災情報を伝え被災者に情報を提供すると同時に、被災者の困窮状況をみずからの飯の種にするいう局面ももつ。
だから、大きな災害があるとテレビ各局が競い合って悲惨な映像を拾い集めて報道するわけだが、人に安心と平穏を与えることもあってもいいのになあ。
そう、つくづく思った今日の出来事。
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