言葉の暴力
俳優ウィル・スミスさんが米アカデミー賞授賞式でプレゼンテーターを平手打ちしたことに厳しい批判の声があがっている。
しかし、その原因はプレゼンターのコメディアンが、円形脱毛症で髪を剃ったスミスさんの奥さんを揶揄したことにある。
スミスさんの暴力は許されないことではあるが、そのおかげでコメディアンの言葉の暴力への批判の声がかき消されている。
言葉でスミスさんの奥さんを傷つけたコメディアンも批判を受けるべきだろう。
スミスさんはSNSにコメディアンさんへの謝罪文を掲載した。
これに対し、当のコメディアンは、27日の授賞式が日曜日だったことを踏まえ「みんなの週末はどうだった」とネタにして観客を笑わせた。
しかし、謝罪を受け入れるかは明らかにしていない。
暴力をふるったスミスさんは厳しい社会的制裁を受けている。
スミスさんの暴力の原因となったのはコメディアンの言葉の暴力にある。
コメディアンは被害者の立場に安住せず、「自分の方も悪かった」スミスさんの謝罪を受け入れ、事件を笑いに変えてスミスさんの社会的制裁を和らげてやるべきだろう。
それが真のコメディアンだ。
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