サザエさんのお父さんの謎が解けた
和田秀樹著「70歳が老化の分かれ目」を読んでいて、私の長年の疑問であった、サザエさんのお父さんの謎が解けた。
和田氏は、前後日本人の栄養状態が改善されたことで日本人の寿命が延び、体格も良くなり若々しい元気な高齢者が出現してたきたと解いている。
そのことをわかりやすく説明するエピソードとして、サザエさんのお父さんをこう取りあげている。
「サザエさんの連載が始まったのは1947年。父親の磯野波平は54歳の設定だった。今の私たちから見ると、どう見ても60代半ばに見える。それくらい現在の日本人は若返ってきた。」
なるほど!そういうことだったのだ!
私の長年の疑問が晴れた。
サザエさんの連載が始まったのは、1947年(昭和22年)、 戦後間もない頃。
日本中が焼け野原なって、物が不足し満足に食べるものもなかった時代だ。
そういえば、私が子供だった頃の記憶をたどると、近所にいる60歳代の人はすごい老人だった。
この時代、定年は55歳ではなかったか?
記憶を正確にするためにググってみたら、やはり定年は55歳だったようで、1980年代になって定年55歳から60歳に引き上げることを努力義務とすることが法制化されている。
高齢者の仲間入りした私でさえ、今の時代のサザエさんのお父さんの容姿には違和感を感じる。
今の若い人たちは、サザエさんを、私たちが時代劇を見るような感覚で見ているのではないだろうか。
昭和の時代に生きてきたわたしたちが、江戸時代を舞台とした時代劇を楽しんできたように、令和からの先の時代の人は、昭和の時代を舞台としたドラマが時代劇として楽しく観ることになるのかもしれないなあ。
この子は14歳。最近少し動きが悪くなってきた。
昔は10歳まで生きる猫は珍しかった。
昔は、だしを取った後の煮干しの入った味噌汁をご飯にかけたものが餌だった。
今は、キャットフードや缶詰やレトルト食品だものな。
やはり栄養状態がよくなって猫も長寿になってきたのだなあ。
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