誤解は招いていない 国民はあなたの認識が間違っていることをきちんと理解している
くる黒田東彦日銀総裁が、自身の「家計が値上げを受けいれている」という発言について、「まったく適切でなかった」と撤回した。
黒田氏は6日の講演で、東京大学の渡辺努教授の家計への調査を引用したもの。
「なじみの店でなじみの商品の値段が10%上がったときにどうするか」との問いに、「他店に移る」と回答した割合が昨年8月に比べ、今年4月は減少したことなどを踏まえ、「家計の値上げ許容度も高まってきている」などと発言していた。
発言については、相次ぐ値上げで家計の負担が増す中、認識がずれているとして批判が高まっていた。
衆議院財務委員会で「消費者と認識が違う」などと発言の撤回を求められる等、批判の声は高まるばかり。
それに応じる形で謝罪したのであるが、偉い人たちの謝罪会見というのはどうしてこうも反省のかけらもないものになるのだろう。
黒田氏は「家計が苦渋の選択として値上げをやむを得ず受けいれているということは、十分認識している。家計が値上げを受けいれているという表現は適切でなかった。誤解を招いた表現で申し訳ない」と述べた。
十分認識しているというのは嘘だろう。
自分にとって都合のいい調査結果が発表された。
それが権威ある『東京大学』の『教授』から発表したされたものだと言えば、平民はそれに屈服するだろう。
そんな浅はかな魂胆だったのだろう。
あにはからんや、調査結果の反応を見間違えたのはお山の大将の総裁とその周辺だった。
お偉いさんたちの謝罪の定型句のように、「誤解を招いた表現で申し訳ない」と結んだが、「誤解を招く表現になってしまった」というのは、「自分は間違ったことは言ってない」という言い訳。
まったく謝罪にはなっていない。
平民は誤解なんかしていない。
平民は、あんたらが思っているよりずっと賢いのだ。
「あなたの認識は間違ってるぞ」と、全員で糾弾しているのだよ。
平民をなめてはいけない。
平民はなめられてはいけない。
こいつは、なめてはくれない。拾ってきて13年になるが、いまだになつかない。
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