頭も年をとる
7月2日。
今年も残りあと半分を切ってしまった。
このところ、世の中のもっぱらの話題は「暑い」。
朝からテレビは、どこにチャンネルを回しても「暑い」の大特集。
「暑い」には、「ウクライナ」も「コロナ」も太刀打ちできない。
暑いなんてことは大騒ぎして言われなくても肌身に感じることで、「今日も暑くなります。暑さ対策と水分補給を怠りなく」で済んでしまうことだと思うのだが、どのワイドショーもトップニュースで30分くらい「暑い」問題を取り上げる。
猛暑での電力不足での不安をあおり、記録的な短い梅雨での水不足でさらに不安を掻き立てる。
天候も不安だが、世界の政情ももっと不安だ。
ロシアはウクライナ侵攻の手を緩めず、各国の経済制裁を逆手に石油天然ガス供給を人質にして対抗している。
かたや、国際エネルギー機関というところが、各国政府が輸入化石燃料への依存度を減らそうとする中、実質排出ゼロ目標を達成し、エネルギー安全保障を確保するためには、今世紀半ばまでに世界の原子力発電設備容量を2倍にする必要があるとの報告書を公表している。
中国も不気味に動き続けている。
「暑い」だけが心配事ではない。
かくいう私の今一番の問題は、腰痛。
激痛ではないが、先行きが心配なじわっとした痛みにまとわりつかれている。
私は戸籍上の年齢は高齢者の域に入っているものの、60歳を過ぎてからの年齢は個人差があって、人それぞれ。
私は、あと10年は元気でいられると勝手な自信をもっていた。
しかし、今回の腰痛にはちょっと不安を感じている。
今は日常の生活に大きな支障はないが、このままズルズルと高齢者の階段を下っていくのではないか。
それでも頭がしっかりしていたらなんとかなると、脳みその老化に不安を感じてはいなかったのだが、これもどうにも危うい。
今日、パソコンの整理をしていて、10年前のブログの原稿が出てきたのだが、頭もずいぶん老化していた。
今の自分の姿と1か月前の写真に大きな違いはない。
1,2年前の写真でも、そんなに大きな違いはない。
それでも、3、4年前の写真だと少し違いが出てくる。
ところが、10年前の写真を見ると、10年前は若かったなと10年の歳月を感じる。
見かけはそうだが、頭はそんなに年をとったとは感じていなかった。
10年前の自分の文章に若さを感じて、齢を実感させられた7月2日。
なんの苦もない、いい身分
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