失って感じた安部元首相への思い
一昨日、珍しく朝から忙しくて、パソコンを開いたのは午後3時過ぎだった。
パソコンを開くと安部元総理が銃撃されたという速報が表示されていた。
いつもなら昼のテレビのニュースを見るのが日課なのだが、その時間もなかった。
テレビをつけると安倍さん襲撃の報道一色。
テレビ報道とネットニュースを見まわしたが、安倍さんは危機的状況の様子だった。
なんとか一命を保って欲しいと思ったが、それは叶わないことだと感じた。
私はアンチ安倍であった。
安倍さんの政策には賛同できない部分が多かったし、安倍さんの言動には批判的な感情を抱いていた。
しかし、安倍さんが銃撃され生命の危機に瀕しているというニュースを見て、私には自分でも理解のできない感情が湧いてきた。
「安倍さんは日本にとってかけがえのない必要な人だ。この人を死なせてはいけない。」という感情だった。
安倍さんの政策、政治運営は強引で、時に横暴と感じる彼の言動は私には受け入れがたかった。
そんな人だったが、国という大きな船の舵取りの一人としていてもらわなくてはいけない存在だったと感じた。
残念だが安倍さんは亡くなられた。
失ってみて、実に惜しい人を亡くしたものだと痛切に思い知った。
それにしても、言いたくはないが、日本の警備体制の甘さを感じる。
日本の安全神話。
日本は平和ボケしているいわれるが、警備体制も平和ボケ。
強大な影響力をもつ元首相の警護が、まるで無警戒だった。
SPは常に非常事態を想定しいなくてはならない。
そして非常事態に遭遇したら、自分が身代わりになって覆いかぶさってでもVIPを護るという行動を反射的にとるという訓練をすべきだろう。
実に、悔やんでも悔やみきれない。
安倍さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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